連珠(にゃんこならべ)VS将棋 ボードゲーム異種対決

ボードゲーム異種対決のルールを考える 第4回

「連珠(にゃんこならべ)VS将棋」

今回はここまで登場しなかった連珠と、くじ引きで選んだ将棋との対戦です。

これで7種全部登場しましたね。

 

ここまでの対戦はこちら↓

チェスVSどうぶつしょうぎ ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ

将棋VSバックギャモン ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ

囲碁VSオセロ ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ

 

選手紹介

連珠(にゃんこならべ)は、いわゆる五目並べです。

連珠特有のルールさえ覚えれば、オセロと同じくらい簡単に遊べる楽しいゲームなので

もっと世間に普及してもいいと思うのです。

そういう点では、こういう可愛いデザインで販売されているのはナイスですね(*´▽`*)

f:id:nezumileader:20180805192533j:plain

 

にゃんこならべは、ダウンロードなしですぐに遊べる無料ゲームもあります。

こちらで少し遊んでみると面白さが分かりますよ!

にゃんこならべ

 

にゃんこならべのホームゲーム

とりあえずにゃんこ盤に並べてみました。うーん、いかにも窮屈やねえ(;´∀`)

王将「せまいんじゃー。満員電車か!」

f:id:nezumileader:20180805192559j:plain

しかも飛車が簡単に横から出られるので

これでは飛車と角が暴れるだけのゲームになっちゃいますね。

 

将棋のホームゲーム

まあこちらがおそらく正解でしょう。

とはいえこれも角道を開ければ・・・

f:id:nezumileader:20180805192707j:plain

 

 

角が1人で暴れるだけで、とても5目なんて並べようがないですね。

f:id:nezumileader:20180805192744j:plain

 

いつもの試行錯誤。どうしたものかー

となると将棋側に制限をつけるか、にゃんこ側に攻撃力をつけるかですね。

例えば3匹の真ん中が取られたときだけ取り返せるとか・・・

f:id:nezumileader:20180805192841j:plain

 

 

いまいちだな・・・

あまり機能してるとは言えない。うーん

f:id:nezumileader:20180805192912j:plain

 

 

にゃんこならべに合わせて交点に置くとか!

いやこれ、何の意味もないなあ。うむー

f:id:nezumileader:20180805192947j:plain

この後も将棋側の駒を減らすとか、4個並べたら勝ちとか、にゃんこは2手打てるとか

いろいろ試したのですがなんかしっくりきません。

今回は、今までになくルール考察に苦戦しました。

 

黒にゃんこを使ってみる。これは・・・いけるかも!

黒にゃんこを使うと相手の駒を取り除ける

という方法を考えてみました。

便利だからといって使いすぎると白にゃんこを並べるスペースがなくなるし

もしかしたら良いアイデアなのでは。

しかし無制限というのではゲームが成立しなくなるので、例えば・・・

f:id:nezumileader:20180805193051j:plain

 

 

相手が白にゃんこを取ったら黒にゃんこが手に入る、ということにしてみます。

なんかゾンビ化してるみたいで怖いですが。

f:id:nezumileader:20180806183626j:plain

 

 

これは少し機能しそうだと手ごたえを感じました。

しかしこのやり方でも、まだにゃんこ側が強すぎるのです。

そこで・・・

f:id:nezumileader:20180806183732j:plain

 

バランス調整にゃー

黒にゃんこを使ったときは将棋側が2手続けて打てる、ということにします。

例えばこの場面、黒にゃんこを使ったので将棋側が2手打とうとしています。

歩を2つ進めれば白にゃんこを取れますが

そうしたらまた相手に黒にゃんこを与えてしまいますね。

f:id:nezumileader:20180806183813j:plain

 

 

そこで飛車先の歩を2つ進めました。

このように将棋側が単にたくさん取ればいいだけのゲームではなくなってきたのです。

これはいい。凄くいい感じにゃー

f:id:nezumileader:20180806183850j:plain

 

いろいろな将棋駒が活用されてきた!

少し進んだ局面です。黒にゃんこを使われたので将棋側は桂馬を2回跳ねました。

このルールの最大の利点は、大駒以外の駒も自然と活用されることです。

f:id:nezumileader:20180806184011j:plain

 

 

実際何度もルール調整するにつれ、こんな激戦になってきました。

これだけ盤全体を広く使って両方に勝てる可能性があるのなら

機能しているルールだといえるのではないでしょうか。

手番はにゃんこ側ですが、探せば探すほど色々な手がありそうなのです。

f:id:nezumileader:20180806184105j:plain

中央に出ている2つの歩が、前に進むわけにいかなくなってるのが面白いです。

この歩は動いた瞬間、にゃんこが5個並びますからね。

 

 

打ち進めたら、にゃんこ側に5目並べるスペースがなくなったので将棋の勝ちでした。

しかし紙一重の勝負でした。

上の写真の続きをA Iが打ったら、にゃんこの勝ち筋を見つけるかもしれません。

f:id:nezumileader:20180806184132j:plain

 

今回の完成ルール

【にゃんこならべの勝利条件】白にゃんこを5目並べる

【将棋の勝利条件】白にゃんこを5目並ばせない。または黒にゃんこが5目並ぶ

 

【基本ルール】

将棋が先手を持つ。

にゃんこならべの初手は下2列内には打てない。

白にゃんこを取られたとき黒にゃんこが1つ手に入る。

黒にゃんこを使うと王将以外の将棋駒を取れる。その後将棋側は2手続けて打てる。

(ただし、黒にゃんこで取ったのが飛車・角の場合は将棋側は3手続けて打てる)

将棋側は黒にゃんこを取ることもできる。

 

以上です。

 

今回は今までで一番難しかったです(;・∀・)ふえー

しかしそうとうに面白いゲームが作れたという手ごたえがあります。

これは歴史に残るかもにゃー

 

新しいゲームを考えてみる カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ