ボードゲーム異種対決のルールを考える 第13回
「チェスVS連珠(にゃんこならべ)」
前回の「オセロVS将棋」は、普段より閲覧数が多かった気がするのですが
どこの家庭にもありそうな身近さが良かったのかもしれません。
オセロVS将棋 ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ
それならば、にゃんこならべもオセロ並みにお手軽で面白いから
もっと一般家庭に普及してほしいと思います。
一家に一台にゃんこならべ。
なんといっても駒がかわいいし(=^・^=)
にゃーん。
ということで、今回はチェスVSにゃんこです。
チェスのホームゲーム
以前「にゃんこVS将棋」を将棋盤でやっているので、同じような方法でいけるんじゃないかなと考えました。
連珠(にゃんこならべ)VS将棋 ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ
しかしチェス盤は将棋盤より1マスせまい。
わずかな違いですが、それだけでも
にゃんこ側はそうとう窮屈になってしまいます。
となると、この盤では、チェスが有利すぎると考えます。
にゃんこならべのホームゲーム
といって、にゃんこ盤では広すぎるかな・・・
いや。チェス駒は足が速いから、この広さもでいけるだろう。
まずは打ってみないと。白にゃんこポチっと。
うーん。どうなんだろう、これは。
過去の経験から、チェス駒は広げて置くべきと感じたので
初期配置を変えました。
ここから細かく修正するとしても、ともかく広げるのが正解というのが感覚としてありました。
黒にゃんこをどう使うか
まずは、にゃんこVS将棋のときと同様に
白にゃんこをチェス駒に取られたら黒にゃんこが手に入る、としてみます。
将棋戦のときは黒にゃんこを使うことで将棋駒を取れるルールにしましたが
チェス駒は最初から減らしているから、その方法は使えないな・・・
とすると、こういうのはどうだろう。
黒にゃんこはチェス駒の「進路」を止めることが出来る。
つまり通行止めです。
止まってくださあい。こちらはネコ専用道路ですのでー
これは悪くなさそう。噛み合う手ごたえあり。
チェス駒を止めつつ、白にゃんこを5つ並べるのを目指す、と。
何度か打ってみました。
いい感じだけれど、ちょっとにゃんこ側が強すぎる気がする。
うむー、おしい。いつもこうやって微調整の繰り返しです。
それにチェス側の勝利条件をどうするか?
キングに仕事させたい。ほれ働け
とりあえず、チェス駒に隣接して黒にゃんこを置くのは禁止します。
使い勝手が良すぎるので。
1マスでも空ければ大丈夫。
そしてキングだけは黒にゃんこを取れる、とします。
また、キングは黒にゃんこを取ったとき続けて動くことが出来る、とします。
こういうのがないと、キングだけぼんやりと何もしないゲームになっちゃうからなあ。
さらにチェス側は黒にゃんこを3個取ったら勝ちとします。
これで一気にキングが主役のゲームに変わってきました。
そして初期配置も変えました。
真ん中にキング、上にクイーン、左上・右上にルーク
上の星にビショップ、下の星にナイト
にゃんこは1手番に黒にゃんこ・白にゃんこの両方を打てます
試しに、最初から黒にゃんこをいくつか持って始めてみました。
まずはクイーンの進路を止めつつ、広く打っていく。
チェスは左からルークを展開
さらに右からビショップも展開して右側を止める・・・
あれ、これだとにゃんこの勝ちか。
チェスは油断していると、あっさりと負けてしまいます。
しかし、これはチェス側の動き方が悪かっただけで、
これは逆にチェスが勝った局面。
すでに黒にゃんこを1個取っていたので、ここからキングが黒にゃんこを2つ取って勝ちです。
これはキングが黒にゃんこを取ったとき、続けて動けるルールによるものです。
チェス側の方が神経使いますが、ゲームバランスは取れてきました。
今回の完成ルール
初期配置は、本文中に書いた通りです。
【チェスの勝利条件】黒にゃんこを3個取る。または、白にゃんこを22個取る
【にゃんこならべの勝利条件】白にゃんこを直線で5個並べる
【基本ルール】
にゃんこならべは、開始時に黒にゃんこを1個持つ
にゃんこならべは、1手番に黒にゃんこと白にゃんこの両方を打つことが出来る
黒にゃんこはチェス駒に隣接して打てない
黒にゃんこを直線で5個並べたら反則負け
キングだけが黒にゃんこを取ることが出来る
キングは黒にゃんこを取ったとき、続けて動くことが出来る
キング以外の駒が白にゃんこを取ったら、にゃんこならべは黒にゃんこを1個獲得する
以上です。
チェスは全部の駒が効率的に仕事しないと勝てないので、非常に動きのある対戦になりました。
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