LINIE１（１号線で行こう） ボードゲーム

厳選ボードゲーム紹介　第５２回

LINIE1【タイル置き＋双六・２～５人】

いつも乗っている電車にいつの間にか知らない駅が増えていたり

別の路線と乗り入れ可能になっていたりと、変化の速さに振り回される今日この頃。

現実がまるでゲームのよう。いやー凄いっすなあ。

ということで今日紹介するのは

路線を作って路面電車を走らせるゲーム『１号線で行こう』です。

もしかしたら本物の線路を作るより、こっちのほうが難しかったりして。

みんなで路線を作るゲーム

１号線で行こうはボードに線路タイルを置いていって路線を完成させるゲームです。

さらに、完成した路線ですごろくをするという２部構成になっています。

２つのゲームをやるようなものなので２度楽しい＼(^o^)／

路面電車と線路

路面電車です。ゲーム後半のすごろくモードのときに使います。

地元の馴染みの色の電車を選びたいでしょうが、使う色はカードで決まります。

線路です。いろいろな種類があります。

よく考えて繋いでいかないと、ぐるぐる回って元の場所に戻ってしまったり。

山手線か！

線路タイルは１度ボードに敷かれた後でも交換できます。

ただし木が描かれているものは交換不可です。

どこからどこまでどうやって

どこからどこまで、どこを経由して線路を繋ぐかは

各プレイヤーに配られる【路面電車カード】と【路線カード】によって決まります。

例えば路面電車カードが赤で、路線カードに書かれた経由地がA-Fだった場合

AとFの建物の横を通りつつ赤駅同士を繋げばいいのです。

スタート・ゴールと書きましたがどちらも同じです。

京浜東北線の大船と大宮みたいなものです。

手番では手持ちの５枚の線路タイルから２枚を選んで置いていきます。

置き場所は完全に自由です。必ずしも端から作る必要はありません。

また、各建物の横を最初に通過した線路には一旦停止標識を置きます。

これはすごろくモードに入ったとき邪魔になるやつなので

できるだけ目標以外の建物は通りたくないところ。

ひっそりと、ちゃっかりと

全員が同じボードで、それぞれの目標に沿った路線をつくるわけです。

基本的には自分の進路がバレないようなふわっとした線路の置き方をしつつ

ひっそりと完成まで繋いでいくのが賢い戦い方です。

グレー「おっ、ぼかしてきたか」

ミケ「ねずみも少しは考えるようになったな。えらいぞ」

クロ「でもまだ目的が見え見えだよね」

ねずみ「あーうっさいうっさい」

意図的であってもなくても、他の人が置く線路が邪魔になることは当然あります。

ねずみ「ちょっ、そっちに曲げないでクレメンス」

ミケ「ワシはこっちに行きたいんや」

クロ「そうなると思った」

敷かれた線路タイルの交換は可能でも

元の道を残すような形の線路を使う必要があるので、けっこう面倒なのです。

逆に他の人の置いた線路を上手く利用できれば完成がぐっと早まります。

クロ「ここと繋げていこう」

ねずみ「うむー、いかにも効率よく作ってる感じ」

素早くすごろく

路線が完成したらカードを公開して

必要な経由地を通って繋がっていることを、みんなに確認してもらいます。

グレー「できたぞ。確認よろ」

ねずみ「まじか！？速い、速いよスレッガーさん」

ミケ「くそー先を越されたわ」

完成した人はすごろくモードへ移行します。

サイコロ３つを振って出た目から１つを選ぶ形式で、自分の路面電車を進めます。

青は進む。赤は戻る。Hは次の停止標識まで飛ぶ。×は前の停止標識に戻される。

サイコロを１つ減らしての振り直しも可。ただし全部×になるリスクが上がります。

あとは自分の路面電車を先に完走させてしまえば勝ちです。

素早く路線を完成させて、素早く路面電車を完走させる。ということです。

ミケ「とりゃ！俺たちの戦いはこれからだー」

グレー「むむ、追い上げてきたな」

クロ「僕もここから追いつくぞー」

ねずみ「ちょ待て待ってくれ。うちの路線完成するまで終わらせないでくれ」

路線の完成が遅い人は、すごろくに参加できないままゲームが終わってしまうことも。

自分の電車が１マスも走らずに終わるのは、なかなか切ない。

パズルのように路線作りを頑張る前半。

自分が作った路線を路面電車が走る後半。

相乗効果で両方の楽しさが増すので面白さは２倍以上なのですよー

それにしてもあちこちの線路が繋がって複雑な路線が作られていく様を見ると

本当にゲームが現実で、現実がゲームのような気分です。

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