厳選ボードゲーム紹介 第58回
エルフェンランド【異世界旅 2~6人】
小さい頃から超が付くほど方向音痴のねずみです。
どこへ行っても道を間違えては、無駄に迷子になって青ざめていたものです。
しかし今やスマホのGPS機能+グーグルマップという最強のアイテムがあるので
恐れることなく電車やバスや電動自転車で知らない場所を冒険する日々なのです。
まあバッテリーが切れたときは、今でも青ざめていますが。
ということで今日紹介するのは
様々な乗り物で多くの町を訪れる、異世界旅行ゲーム『エルフェンランド』です。

異世界旅行
面白さは鉄板のドイツ年間ゲーム大賞受賞作品。
そしてタイトルのイメージそのままの、異世界ファンタジーなゲームです。

異世界乗り物
現実ランドの乗り物といえば車や飛行機や電車ですが
エルフェンランドの乗り物はドラゴンやユニコーンや雲です。
隅のアイコンは、その乗り物が通れる場所と移動時に必要な枚数を表しています。

プレイヤー駒はエルフの長靴です。
逆さに使えばリーゼントっぽくなるぞ。世界観ぶち壊しだ(゚∀゚)

スタンプラリー
ボード超でっかいです。旅ゲームはこうでなくては。
この広い世界で、できるだけ多くの観光地を訪れることがゲームの目的です。

真ん中の城がスタート地点のエルフェンランド城。
それ以外の各町にはカラー駒が置いてあり、訪れると獲得できます。
ようするにスタンプラリーです。

龍の背に乗って
最初に各プレイヤーは移動手段タイルを置いていきます。
これによってそこで使える乗り物が確定します。
例えば砂漠を通れるのはユニコーン・力車・ドラゴンの3種ですが
誰かがユニコーンタイルを置いたら、その道ではユニコーンしか乗れなくなります。

そこを通りたいなら乗車券として必要な枚数のカードを出すだけです。
ユニコーンのカードには砂漠のアイコンが2つ描いてあるので
砂漠を通るには2枚必要になるわけです。

なお、全てのタイルは各ラウンド終了後にボード上からクリンアップされます。
目指せフルコンプ
手札8枚、移動手段タイル4枚を持ってスタート。
まずは手札とボードを見比べて効率的な観光ルートを考えるところ。
このあたりは現実の観光旅行と似たようなものです。
グレー「いきなり選択肢多いな」
クロ「僕は川下りルートにしよう」
ミケ「ワシは引きこもるから土産買ってきてくれ」
ねずみ「お前は何を言っているんだ」

他の人が置いたタイルに便乗していくのはとても大事です。
誰かとルートを合わせれば部分的に協力ゲームっぽくなります。
ミケ「ここはドラゴンロケットやな」
クロ「藤波辰爾?」
ねずみ「くそーやっぱりそっち行けばよかった」

僻地にある町は行くかどうか迷うところ。
無理してでも立ち寄ってフルコンプを目指すか
何ヵ所かを捨てて確実に多くの地を回るか、という判断が問われます。
ねずみ「あっ、ここは寄らないつもりだったのに」
グレー「俯瞰なのに間違えるのすげーな」
ねずみ「うむー仕方なす。次のラウンドでさっさと戻ろう」

観光はのんびりと
移動手段タイルはそれぞれの思惑によって置かれていくので
自分が使いたい乗り物にならないことも当然出てきます。
ミケ「ほれ。人力車を用意しておいたぞ」
ねずみ「ちょ、余計な事すんな!」

クロ「ゆっくりしていってね」
ねずみ「ぎゃー!!」

障害物タイルを置くと必要なカード枚数が1枚増えます。
協力体制になったり、足の引っ張り合いになったりがゲーム中ずっと続くので
常に他のプレイヤーの動向が関わってくるのが面白いところ。
様々な乗り物に乗ったり、予定したルートで回れなかったりはリアル観光そのものです。
旅は楽しみつつ臨機応変に行くのですよー
厳選ボードゲーム紹介 カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ
|
|