厳選ボードゲーム紹介 第59回
ビストロ・コスモポリート【協力 伝達 料理店 4~8人】
凄いゲームを見つけましたよー\(^o^)/
お店で手に取って箱裏の概要を見ただけで瞬時に面白さを確信しました。
面白さは想像以上のSランク。
ゲーム自体の学術的価値は比類なきSSランク。
これは単なるボードゲームという枠を超えています。
今回紹介する『ビストロコスモポリート』は
世界の様々な料理の名称を、現地で徹底調査した学術研究リポートを
みんなで楽しめるような超面白いゲームに料理しましたー!
というようなボードゲームなのです。

アプリ連動ゲーム
このゲームはスマホアプリを使いながら遊びます。
最近はこういうデジタルアナログ融合スタイルのゲームも増えてきました。

各プレイヤーはコスモポリタンなビストロのスタッフになって
世界中から訪れるお客さんに料理を提供していきます。
ジャンルとしては協力ゲームです。

お客さんの満足度に応じて得点が入り
規定点を超えれば、より難易度の高いステージに挑戦できるようになります。

役割分担
最初に役割分担をします。
給仕と支配人が1人ずつ。あとは料理人です。

全部兼任すれば1人でも遊べますが、ワンオペのキツさを知ることになるでしょう。
給仕の役割
給仕は接客業務です。スマホを持ちアプリ操作をします。
セリフ部分をタップすると注文が音声になるので、それを聞き取って厨房に伝えます。
また料理が完成したら座席に届けます。

支配人の役割
支配人はビストロ全体を取り仕切る責任者です。
給仕から聞いた料理名を全てメモして料理人にいつでも教えられるようにします。
完成した料理を給仕に手渡す等、料理人と給仕の間に入ります。

料理人の役割
料理人は調理担当です。料理名を支配人に確認しながら料理を作ります。
各料理人は6地域のメニューカードから一箇所を受け持ち
その中から注文された料理を探します。

アジア アメリカ ヨーロッパ
フランス アフリカ オセアニア
様々な言語と料理名
これはオセアニア地域のメニューカードです。
注文を受けたハトーティーケはこの中にあるので探してみましょう。

料理名の横には、その料理を表すアイコンが示されています。
ハトウティーケはスンワディア語でカニ料理です🦀
食材
そこで今度は、山のようにある食材の中からカニを探すのです。
えーと魚介類の中にあるかにー

カニありましたー
魚介類だけでもこんなにたくさんカードがあるのです。

こうやって落ち着いて探せば難しいことはないのですが
店が忙しくなると見当違いのところを探してしまったり、食材が散らかってしまったり。
料理の提供
料理名と食材が揃ったら料理は完成です。
テーブルをタップして、カードと同じアイコンを選択します。
画面にカニの絵がありますね。

そしてその料理名の言語を選択します。スンワディア語ですね。
両方とも正しければ注文通りの料理を届けたことになるわけです。

超貴重なデータベース
ちなみにスンワディア語とかハトウティーケとかを
ネットで調べたところで詳しいことは何も見つからないでしょう。
説明書に各言語の詳細が載っていましたが、話者が数人単位のものもあって
つまりこのゲームでしか手に入らないデータなのです。

説明書には言語科学の話や制作秘話が書かれていて非常に読みごたえがありました。
世界に存在する6~7000の言語を体系化し
世界各地の料理名を現地の言葉で録音して収集する。
その大変さを想像すると、このアプリのデータベースがいかに貴重な物か分かります。

営業開始!
それでは営業開始です。
給仕は音声が外に漏れないようヘッドホンをします。
あるいは少し離れた場所にいるようにすればリアルなビストロ感が出ます。
ねずみ「お客様来店でーす。3番テーブルー」
ミケ「はい喜んでー」
クロ「それ言うタイミング違くない?」
ねずみ「ご注文いただきましたー。シカノーコプロテインです」

お客さんはどんどん入ってくるので、すぐに忙しくなります。
ねずみ「5番テーブル ダガ余のオチャ。4番テーブル バカはイヤヤワ」
ミケ「お前ふざけてんのか」
ねずみ「いや本当にそう聞こえるんだよ!」

料理人と支配人
料理人は急いでその料理名を探すわけですが
給仕のカタカナ発音だけがヒントなので、なかなか大変です。
グレー「これか。シュカローゴプローティー。ゲール語でじゃがいも料理だ」
クロ「ターガーヨノオジャ。チベット語でクルミ料理かあ」
ミケ「わりと発音あってて草」

支配人はビストロ全体を円滑に動かす重要なポジションです。
ミケ「自分で取りに来いやおらーバイト首にすっぞ」
ねずみ「ちょww店長、感じ悪いな」

注文の聞き直し
発音があまり正しくないと料理を見つけるのが難しくなります。
どうしても見つからないときは、点数は下がりますが注文を聞き直すこともできます。
ミケ「あとはナジュー、それからヤグチャンノキ」
グレー「あった。ヤゴジャンヌキだな」
クロ「ナジューだけさっきからずっと見つからない」
ねずみ「ちょっと待って、もう一回聞いてみる」

ねずみ「ごめん。うな重だった」
ミケ「おい日本語!」

日本人のお客さんも来るので、外国語と決めつけてはいけない。
という感じでそれぞれの役割とチームワークが大事なわけです。
いやー面白いゲームですよー。ネイティブ音声データ凄すぎです。
忙しくなったときのわちゃわちゃ感はリアルで笑えます。
ビストロ・コスモポリート素晴らしいです。
デジタルアナログそれぞれの良さを最高に活かした
ワールドクラスのゲームですよー
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