天城山で岩を見て、門脇吊橋で空を見た。ニューサマーオレンジ

登るも渡るも

がんばって到頂したときの達成感こそが登山の楽しさ!

なのでしょうが

面倒くさがりインドアラーのねずみとしては

「楽して」登れるほうが「楽しい」に決まってるじゃないかと声を大にして言いたいのです。

それこそ山頂までケーブルカーで行けたら最高ですね。

 

そんなナマケねずみが、山登り大好きメンバーぷらずまさん五位鷺さん船長さんたちと

ケーブルカーもリフトもない過酷な山に登ってまいりました。

静岡県伊豆半島にある日本百名山の1つ、天城山です。

 

誤算だったのは登山口で飲み物を追加しようとしたら自販機がなかったこと。

えっないの?まじで!?

ぷらずま「なぜさっきコンビニ寄った時に買わなかったの」

ねずみ「いや入り口に自販機があると思って・・・前に行った山にはあったし」

五位鷺「そういうところばかりじゃないから」

 

 

 

↓前に行った(連れていかれた)山

nezumileader.hatenablog.com

 

 

乗り物も自販機も売店もないぞー

いちおうペットボトル1本半は持っていたのですが、あと1本欲しかったところ。

まあ仕方ない。途中に売店くらいあるだろう。

 

と、まだ何かいろいろと勘違いしているねずみでした。

都会っ子とはこういうものです。

 

 

スタート地点で地図を発見。

ヤマノボラーたちはコースが頭に入っているようで、一応の再確認といった様子。

ねずみは面倒なので撮影だけして確認はせず。

ともかく、はぐれないように後ろからついていけばよかろうなのです。

 

岩、岩、岩

うえーいきなり岩だらけじゃん。

このくらいどうということもないように見えるでしょうが

こういう道の連続が、じわじわと足の疲労を蓄積させていくのです。

 

 

いや、岩でかすぎでしょ!

どう乗り越えていくのかの判断がいちいち必要で、非常に面倒くさい。

 

 

道に迷ってジョン万二郎

とにかくひたすらに背中を追いかけて歩いていると、いつしか道なき道に。

ヤバいなこれは。見失ったらどこを通ればいいか全く分からないぞ。

というかこれ本当に登山ルートなの!?

 

 

どうやらいつの間にか正規ルートを外れていたようです。

誰も階段に気付かず、立入禁止看板のある坂道から登ってきていました。恐ろしい。

 

 

そんなこんなで1時間半歩き続けて

やっとの思いで標高1299mの万二郎岳(山頂その1)に到着。

やっとかーーもう限界だあ。

山頂の景色が楽しみだったのに、もやっとして全く見えませぬ。なんだよそれー

五位鷺「ちなみに、マンジロウと読みそうだけどバンジロウだからな」

ねずみ「えっ、そうなん!?」

 

 

昼飯

もう1歩も動けないくらい疲弊していたところでの昼食。

いつものように、ぷらずまさんがお湯を沸かしてくれます。これが本当にありがたい。

 

 

なかなか着火しないトラブルがあって全員に緊張感が走りましたが、大丈夫でした。

これで昼抜きなんてことになっていたらどうなったやら。

お湯さえあれば食べられるものはいろいろと。

便利なものです。

 

修行の場と万三郎

ここから後半戦。もう1つの山頂である万三郎岳に向かいます。

お腹は膨れたものの、ここにきて飲み物不足が深刻な問題に。

結局自販機も売店もなかったからなあ・・・

 

そんなねずみの不安を現すかのように、行く先に霧がかったところで

船長さんが麦茶を1本ゆずってくれるという。

ええっ!?いいの?船長の分が足りなくなったりしない?

船長「多めに持ってきたので。貰ってくれれば荷物も減るし」

ねずみ「あああありがてえ。おおーキンキンに冷えてやがる!」

五位鷺「カイジみたいになってるぞw」

 

 

やはり登山は助け合い。いや助けられる一方ですが。

おっ、アケビのトンネルだって?

へーこれは楽しそうじゃん(*´▽`*)

そう思ったのは一瞬だけでした。足元と上部の両方に神経を使うから倍疲れるのです。

さらに何度も中腰の姿勢を強いられて腰に来ます。むううしんどい。

 

 

追い打ちをかけるように下りの梯子。ひえ・・・

こういうところで気を抜いたら本当にヤバいので改めて全集中。

やってることは万次郎じゃなく炭治郎だな。

 

 

1時間半歩いて標高1405メートルの万三郎岳(山頂その2)に到着。

またしても良い景色っぽいものは何も見えず。いったい何しに登ってきたんだ!

 

 

エンドレス下山

ともかく要件は済んだ。下山だ下山。さっさと下山。

そう煽るまでもなく、宿のチェックイン時間が迫っているのでペースが上がります。

山は下りのほうが大変なのでこれはきつい。

 

 

万二郎まで1.5時間、万三郎まで1.5時間、そして下山になんと3時間!

どんなにハイペースで歩いても延々と終わらない山道。

 

ふもとに着いたときには足が痛すぎて、生まれたての小鹿のようにぷるぷるしていました。

おつかれさまでした・・・なんていうレベルじゃないぞ。

今すぐケーブルカーと自販機を設置しなさい!

 

 

門脇吊橋

翌日、車移動で静岡県伊東市にある門脇吊橋へ。

これは・・・

 

 

景色すごっ!!いや、こういうのが見たかったんだよ!

何だったんだ、あの6時間の登山は何だったんだ。

車で来てこんなのを見れるなら、最初からここだけでええやん!

 

 

そういえば登山中は岩ばかり見て空も見上げなかったなあ・・・

ああ空が青い。足が痛い。

 

 

ご当地ソフト

帰りによった伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと。

そこで食べたニューサマーオレンジソフトの、それはもう美味かったこと。

もし山頂にこれがあったなら何の文句もなかったのに。

 

売店はない。景色は天気次第。そんなままならなさも山の魅力なのでしょうが

今のねずみには理解できないと、ご当地ソフトを食べつつ空を見上げて思うのでした。

 

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