厳選カードゲーム紹介 第40回
コロレット
ねぇ知ってる?(豆しば風)
カメレオンの色が変わるのは擬態するためではなく、ただの体温調節なんだって。
今日はエイプリルフールですが別にウソじゃあないですよ。
コロコロ変わるねずみの言うことなんぞ信用できねーという人は、ググってください。
今回紹介するのは、そんなカラフルなカメレオンのゲーム『コロレット』です。
色がコロコロ変わるからコロレット!
・・・なのかどうかは分かりませんが(*'▽')
色はカラフル、ルールはシンプル
コロレットはドイツを代表するゲームデザイナー
ミヒャエル・シャハトの作品です。
シンプルなのに奥深いゲームを作ることに定評があるシャハトの
代名詞ともいえる非常に洗練されたカードゲームです。
同じ色を集めよう
これはカラーカード(カメレオンカード)です。
赤・青・茶・黄・灰・緑・桃のカメレオンが各9枚。
オールマイティカメレオンが3枚。
基本的には3種類までの同じ色を、たくさん集めるのがゲームの目的です。
きれいなカードデザインですが「10周年記念版コロレット」は、もっと美しいのです。
紺碧さんが持っています。羨ましいからこっちも買おうかなあ。
これは得点チャートです。2種類あるのでどちらかを使います。
左のほうを見てください。
例えば同じ色のカメレオンを5枚集めれば15点になり、6枚集めると21点に。
たった1枚の差でこれだけ点数が違うわけです。
なお右の得点チャートを使うなら3枚がベスト枚数に。
それぞれで遊び味が大きく変わるので、両方でやってみるべし。
3色まででいい
ねぇ知ってる?(豆しば風)
オシャレなコーディネートってカラーを3色以内におさえるのが基本なんだって。
今日はエイプリルフールですが別にウソじゃあ・・・以下略
このゲームでも、3色目までは集めたカードがプラス点になるのに
4色目以降はマイナス点になるのです。
(マイナスの計算も先ほどの得点チャートに従います)
左端の「2」というカードは、カメレオンに関係なく2点もらえるカードです。
増やすか取るか
遊ぶ人数分の列カードを置いてゲームスタート。
手番にすることは【列にカードを増やす】か、【列のカードを全部獲得する】か。
いずれかの行動だけです。
増やすときは、山から2枚カードを引いて好きな列に並べます。
(各列最大3枚まで)
取るときは。いずれかの列のカードをまとめて持っていきます。
普通なら3枚まで増えてから取りたいですが
どうしても欲しい色は2枚であっても、誰かに取られる前に取る!という選択も。
コロコロ変わるコロレット
カードを列に増やすときの置き場所は最も重要です。
それによって各自の取りたい列もコロコロ変わっていくからです。
グレー「こう置くか。茶色は取られてもいいし」
ミケ「茶色はワシもいらんなあ」
ねずみ「(おっ!あれが取れたら)おいしい」
クロ「なんか、心の声もれてるような」
それぞれが他の人の置き方を注視して、お得な列を狙っているわけです。
それを察して臨機応変に対応できるプレイヤーは強い。
ねずみ「ちょ、茶色いらないって言ったじゃん!」
ミケ「いらないから取らない。そんな考え方じゃあ勝てないのさ」
グレー「おーなんかカッケー」
色がいろいろコロレット
カード1枚の差が得点に大きく関わるからこそ
とりあえずは上限の3枚まで列に増やしておきたくなるものです。
クロ「ええと、じゃあここに置くよー」
ねずみ「おっいいねいいね。みんなでマックスまで増やすなりー」
グレー「こいつ何も考えてないな」
しかしそれで勝てるほど単純じゃないのがこのゲーム。
とりあえず増やした結果3色を超えてしまっては元も子もないのです。
グレー「俺はここを取るぞ」
クロ「僕はこっちー」
ねずみ「あああ、ゴミみたいな列が残った」
ミケ「おおっやったな。あと1色でフルコンプやないか」
もちろん7色フルコンプしても何の意味もありません。
マイナス点が増えるだけです。
シンプルなルールなのに、他の人の思惑が見えるようになると非常に奥深い。
ねずみは自分のことしか見えていないので
コロコロ変わる状況に翻弄されて、カメレオンのように顔色が変わるばかりなのです。
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