厳選カードゲーム紹介 第26回
ニムト
1994年ドイツゲーム大賞受賞。
☆原点にして頂点☆
ドイツのカードゲームの中では最も有名な作品といえる
ロングセラー人気ゲーム『ニムト』の紹介です。
日本での認知度もかなり上がってきましたし
今さら記事にするまでもないくらいのメジャータイトルですが
この面白さは、やはりラインナップから外せないなと思いました。
たまに遊ぶと、めっさ面白いんよねえ(*´▽`*)
「とりあえず生!」みたいな感じで「とりあえずニムト!」と言って、もっともっと遊ぶべき。
牛の数が失点に
ニムト(6ニムト)はドイツ語で「6枚取れ」という意味です。
しかしカードを取れば取るほど失点になるので
1枚だって取りたくないのがこのゲームなのですが。
具体的にはカードの上部に小さく描かれている牛のマークが失点になります。
この写真では、左上の104のカードは牛マーク1個なので1失点ですが
右下の55のカードは牛マーク7個で7失点です。
危険なカードほど、恐ろし気な色合いをしているので分かりやすいですね。
並べ方のルールを覚えよう
全員に手札として10枚ずつカードを配り
場に4枚のカードを縦に並べたら準備完了です。
このあと場の右側にカードが並んでいくので、右側を広く空けておきましょう。
各プレイヤーは手札から1枚カードを選んでは同時に場に出します。
そして小さい数字から順に、大きさに従ってカードを各列に並べていきます。
例えば19は、12より大きく37より小さいので12の隣に並べます。
出席番号順に列が決まるようなイメージです。
同様にして残りのカードも並べます。
それでは34・73・92は、それぞれどこに並べればいいでしょうか。
次の写真を見る前に考えてみてください。
こう並べます。同じ列は必ず小さい数字順になっているはずです。
これがニムトの並べ方です。
10枚の手札がなくなるまで、これを繰り返します。
もし、置き場がないような小さい数字を出したら
いずれかの列のカードを全部引き取ってから、出したカードを代わりに置きます。
6枚目には置きたくない
そして列の6枚目にカードを置くことになってしまったら
その列のカードを全て引き取ることになります。(出したカードを除く)
この写真の例では89を場に残して
65・73・77・78・83の5枚を引き取ります。
引き取ったカードは全て、ラウンド終了後に失点になります。
牛の数を見ると2+1+5+1+1で10失点ですね。
こんなのくらったらヤバイ(´・ω・`)
とりあえずニムト!
ニムトは2~10人まで遊べます。
人数が増えても短時間でさくさく遊べるし、人数ごとの面白さがあるので
とりあえず遊ぶのには本当にいいゲームです。
ミケ「すごいダジャレを思いついたんやが」
グレー「ほー」
ミケ「牛を飼う(Cow)ってな。ふははは」
ねずみ「ちょっと何言ってるか分からない」
遊ぶ人数が4人としても、1度に4枚ずつカードが増えるわけですから
あっという間に列が伸びてきます。
クロ「88は・・えーと、ここか」
グレー「あからさまにヤバい列が出来てるな」
ミケ「どうせねずみが取るんやろなあ」
ねずみ「冗談じゃない。こんなの絶対とらねえ」
続き番号で危険を回避
ヤバい列があるときには、それ以外の列に並ぶようなカードを出せばいいのです。
特に「続き番号」があれば確実に危険を回避できます。
ねずみ「ここは97だな。これでこの回は100%大丈夫」
ねずみ「よし。97置くよ」
ミケ「いや待て。こっちの12が先やぞ」
ねずみ「ん?あ、そうか。どうぞどうぞ」
列が消えることがある
ここでミケは列に置けない小さい数字を出したので、どこかの列を引き取るわけですが
どの列を引き取るかは自由に選べます。
ミケ「じゃあこの列取るわ」
ねずみ「ふぁっ!?」
グレー「それは当然だな」
クロ「ここが1番失点少ないからなあ」
小さい数字を出して、失点の少なく済む列を意図的に取るのはニムトの基本戦略です。
株で言う損切りみたいなものですね。
しかし他のプレイヤーからすれば、置くことを想定していた列が消えるわけですから
思いがけない展開といえます。
グレー「じゃあ26はここになるのか」
クロ「よかった。39置けたー」
ミケ「2人ともセーフか。ラッキーやなあ」
ねずみ「ん?あれ??」
100%がないから面白い
ということで「確実に回避」とか「100%大丈夫」とか
そんなものはない! からこそニムトは面白い(恐ろしい)のです。
ねずみ「えっと・・ 97置けなくなったんだけど」
ミケ「ここや、ここ」
クロ「これ失点いくつだろう。えーと5、7、10、16」
ねずみ「うにゃーー!?」
上手く立ち回れば本当に1枚も取らないことも出来ますが
「誰かが小さい数字を出してくるだろう」と、みんなが損切りをせずにいると
あっという間に飽和状態に。
グレー「すさまじいなこれ」
ねずみ「あかん。これはあかん。もう無理だ」
ミケ「牛だけに、モーってか」
ねずみ「もーー!」
危険なカードが場にあふれてくるところは、限界まで膨らんだ風船みたいなものです。
誰かがドカンとくらうというドキドキ感と、くらったときの笑いが
緊張と緩和になってニムト特有の楽しさを生み出しています。
遊ぶ人数が増えるほど、運の要素が強くなってパーティーゲーム化しますが
いっぺん最大人数の10人でやってみたいです。
1度に10枚増えるって、まるで牛丼メガ盛りやね(^o^)
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