アレンジした遊び方を考えてみる 第25回
「激闘あみだくじデュエル」
あみだくじって、遊びじゃなくてただのクジなんじゃないの?
と決めつけてしまってはいけない。
例えばジャンケンで済むようなことなのに、わざわざあみだくじを作るときは
きっとそれ自体が楽しいからそうしているはずです。
そう考えると、あみだくじはクジでもあり遊びでもあるといえるのではないでしょうか。
本日のテーマは「あみだくじの新しい遊び方を考える」
シンプルな素材だからこそ、工夫次第で必ず面白いゲームが生み出せるはずです。
あみだくじ(阿弥陀籤)について
あみだくじを漢字で書くと「阿弥陀籤」
もともと阿弥陀籤は中央から外に向かって放射状に線が引かれる形式のもので
阿弥陀如来の後光に似ていたことが、その語源になっています。
現在ではほとんどの場合、平行線に横線を加えてはしご状にする形式ですね。
進んでいる途中に横線があれば必ず曲がるのは同じです。
そして、あみだくじをするときに自然にあの歌を歌ってしまうのは
おそらく今も変わらないでしょう。
ミケ「あーみだーくじ~あーみだーくじ~♪ 引いて楽しいあーみだーくじ~」
ねずみ「令和になっても、まだそれ歌うのか」
グレー「あみだババアの歌。だったか?」
あみだくじを対戦ゲームに!
あみだくじのアレンジを考えたとき、すぐに浮かんだのが向かい合っての対戦形式です。
つまり、あみだくじを1対1の対戦バトルゲームにするのです。
アレンジゲーム名は『激闘あみだくじデュエル』
まずは準備として、大きめの紙に4本の縦線を引きます。
そしてそれぞれの線の両サイドに1~4の番号を付けます。(同じ線には同じ番号を)
【用意するもの】
紙・ペン・細長い箱
棒(6本以上)・オセロの駒(6枚以上)・サイコロ
プレイヤー駒とゴール駒(各2セット)
棒はウッドマドラーを半分に切ったものを使いました。
これらは全て、あると便利というだけなので
用意するのが面倒ならペンで直接書くことにしても大丈夫です。
お互いのゴールを目指す戦い
1~4のいずれかの番号の上に、相手のゴールとオセロ白(アイテム)を置きます。
お互いがその位置を確認したのち中央に箱を置きます。
この箱は相手のフィールドを見えなくするための仕切りです。
そして、棒とオセロ黒(爆弾)を任意の数だけ置いていきます。
手持ちの棒は5本・爆弾は3個。
ゲームは3試合おこなうので、毎試合でどれだけの数を使用するのか
その配分を考えるのも戦略の1つになってきます。
横線と爆弾の設置
例えばこんな置き方をします。
棒はもちろん、あみだくじのルートを作るためのものです。
爆弾は相手に踏ませてポイントを得るためのものです。
設置が完了したら、それぞれ使った個数をお互いに伝えあいます。
この場合「棒2本、爆弾2個」ですね。
その情報をもとに自分の駒の侵入経路を決めます。
(壁の前に自分の駒を置く)
壁の向こうで相手がどんな配置をしているかを読んで決めるのです。
レッツデュエル!
さあ勝負です。
壁を上げて、お互いに相手の作ったあみだくじのルートを進んでいきます。
ピンクねずみは爆弾を踏みました。
黄色ねずみはアイテムを獲得しました。
結果この回は、黄色ねずみがアイテムと得点1ポイントを獲得しました。
【得点について】
自分がゴールすると2ポイント獲得。
相手に爆弾を踏ませると1ポイント獲得。
アイテムの活用
アイテムは得点にはなりませんが、次戦以降の戦いを有利にするものです。
獲得できるアイテムは3種類あります。
①相手の棒の位置を1つだけ教えてもらう権利
②追加の爆弾1個
➂追加の棒1本
もらえるアイテムはサイコロを振って決めます。(後述)
今回の完成ルール
といったところで今回はこれで完成。けっこう自信作です。
まだいくらでも工夫の余地はありますが、これをベースにしていければと思います。
《使うもの》筆記用具・箱・棒・オセロ駒・プレイヤー駒・ゴール駒・サイコロ
《プレー人数》2人
《勝敗》3ゲームでの合計ポイントの多いほうが勝ち
【基本ルール】
それぞれのプレイヤーは棒5本・爆弾3個を持つ。
ゴールとアイテムをそれぞれ1つ置き、お互いに場所を確認したのち仕切りを置く。
毎ゲーム、棒と爆弾を使う数は任意。(使った個数を相手に伝える)
自分がゴールすると2ポイント、相手に爆弾を踏ませると1ポイント獲得。
アイテムはサイコロによって獲得するものを決める。
【サイコロの目と獲得アイテム】
1→情報カード(棒の位置を1つだけ聞ける)
23→爆弾1個
456→棒1本
以上です。
今回のは商品化できるくらいのアイデアだと思うのですが、いかがでしょうか。
本当に商品化するかどうか、あみだくじで決めるかあ(*'▽')
新しいゲームを考えてみる第二部 カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ
|