厳選カードゲーム紹介 第19回
シンデレラが多すぎる
人生が物語なら「自分の人生」は自分が主人公なわけで
そう考えれば、この世界にいる人の数だけ主人公がいることになります。
とすると、シンデレラが何人いたとしてもおかしくないと言えますね。
いや・・・おかしいか。
シンデレラって人名であって、役職名じゃないからな。
まあ「自称シンデレラ」なら何人いてもいいと思います。
このゲームは、そんな自称シンデレラたちの中から
真のシンデレラを決めるというカードゲームです。
なんじゃそりゃー(*'▽')☆
真のシンデレラの条件は
シンデレラ候補者は18人。
その中から真のシンデレラが1人だけ決まります。
すなわち真シンデレラ。
本来の物語では「ガラスの靴がピッタリおさまる人」という
かなり大雑把な識別法でシンデレラを特定していましたね。
あれって、足の大きさが同じ人が他にいたらどうするんだろうか・・・
このゲームではもっと具体的に絞り込んでいきます。
髪の色やメガネの有無、好きな食べ物等。
シンデレラカードは、そのまま条件カードも兼ねています。
例えば左のカードの下部分を見ると「Notビール」と書いてありますね。
このカードが場に出たら「ビール好きな人」はシンデレラ候補から外されます。
その場合、右の女性はビール好きなので(ビールのアイコンが描かれている)
真のシンデレラではありません。
そんなふうに、いくつもの条件が場に出ることで
シンデレラ候補が絞られていきます。
中には女性じゃないカードや、人間でさえないカードも。
シンデレラとはいったい・・・
条件カードを打ち消したいときは「NO!チップ」を出すことで
その条件を無効に出来ます。
これは各プレイヤーが、ゲーム中に一度だけ使える権利です。
真のシンデレラとして勝ち残れ!
まずはカードを4枚ずつ配ります。
残ったカードは山札です。
ねずみ「そいじゃ始めよう」
ミケ「ワシ、1つ思ったんやが・・・」
ねずみ「ん?」
ミケ「ガラスの靴落としたってことは、靴のサイズ合ってねーよな」
ねずみ「はっ、確かに!」
各プレイヤーは順番に、手札から1枚ずつ条件カードを出していきます。
それを時計回りに2周します。
つまり最終的に手札には2枚のシンデレラが残ります。
ねずみ「Notメガネ。メガネをかけている人はシンデレラではない」
グレー「うーん、どうすっか」
ミケ「ワシは問題ないわ」
ねずみ「じゃあチップ提出。せーのーで」
ねずみ「はい」
ミケ「全員オッケーやな」
ねずみ「じゃあこの条件は確定で」
この場合、誰もNOを出さなかったので
「シンデレラはメガネをかけていない人」ということになりました。
条件がのめないならNO!を出せ
グレー「Not金髪」
ミケ「ワシ問題ない」
クロ「うーん、まあ大丈夫かも」
ねずみ「ん?それは確か・・・」
条件によっては手札のシンデレラ候補が全滅してしまうことも。
そんなときは「NO!チップ」を出すことを考える必要があります。
ねずみ「Not金髪か!それはまずいな」
また、複数のシンデレラ候補が生き残った場合
番号の小さいシンデレラが勝者となります。
となると、1のカードは何としても残したいところ。
ねずみ「ここはNO!だ」
NO!チップが場に出たので
「シンデレラは金髪ではない」という条件は無効になりました。
しかしNO!チップは1度きりしか使えないので
これ以降は全ての条件を受け入れるしかありません。
全ての条件をクリアせよ
ミケ「Notアダルト」
グレー「それは問題ないな」
ねずみ「あっ、1人減ったかも」
全員が2枚ずつ条件カードを出すので
4人プレーなら、場には8つの条件が並びます。
いくつかはNO!で消えるとはいえ
全ての条件をクリアするのはなかなか大変です。
ねずみ「あとクロが出してラストか。ここさえ切り抜ければ・・・」
クロ「ええと、番号の逆転」
グレー「逆に数字の大きいほうが勝ちになるやつか」
ねずみ「な、何ぃーーーーー!?」
ミケ「おおっそれええな」
そして、最後に山札から1枚だけカードをめくります。
これで全ての条件が確定します。
ねずみ「ええと、シンデレラは男ではない」
ミケ「こいつは消しとくわ」
ねずみ「えっ、それ消すの?」
真のシンデレラは・・・
全ての条件をクリアしたカードを、ここで公開します。
手札の2枚とも残ることもあれば、全滅することもあります。
ねずみ「数字が小さいほうが勝ちだよな」
グレー「さっき逆になっただろうが」
ミケ「まあ、そういうことやな」
ねずみ「くっ・・・」
クロ「ええと、じゃあ真のシンデレラは」
ミケ「ワシじゃよ」
ねずみ「うわっ、いやすぎる」
ということで、真のシンデレラが決まりました。
まあ人生の物語は、どんな主人公であっても自由なわけで
そんなこともあるでしょうね。
さくさく遊べるのに考えどころやジレンマがあって
非常に完成度の高いカードゲームです。
そして、だいぶ笑えます(*´▽`*)
厳選カードゲーム紹介 カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ
シンデレラが多すぎるAmazonリンク
楽天
|