多人数で出来る運動遊びの紹介 第11回
ボールリレー
今回はリレーがテーマです。
そうとうな大人数でも、まとまりのある動きになるので
リレーはすごく便利な運動です。
面白くアレンジする方法もいろいろとありそうです。
ねずみ「何かやりたいことある?」
生徒B「ドッジボールー」
ねずみ「うん。却下します」
生徒A「リレーやりたい」
ねずみ「おおっ、その手があったか。最近やってなかったし、ありだな」
生徒S「それ・・・なに?」
ねずみ「ええと、これは帽子」
生徒S「そっかー」
ねずみ「ウソだよ信じないで。これはコーン。並ぶ場所用」
チームの人数とチーム力をなるべく均等にする
リレーで一番考えるところはチーム分けです。
人数的に割り切れるなら、割り切れるチーム数にしましょう。
あとは生徒に任せて戦力が均等になれば言うことなしですが。
チーム数ぶんのカラーコーンに並ぶ方法が、分かりやすくておすすめです。
ねずみ「じゃあ好きな色のところに並んでー」
生徒E「どこでもいいのー?」
ねずみ「ええと、いいけど同じ人数になるようにね」
ねずみ「いや、全然同じ人数になってないし!」
このように、人数がばらけたり足の速い子が集まってしまったりするときは
先生がある程度チーム分けに介入しましょう。
仮に20人いたとしたら、4人ずつ5チームにするもよし
5人ずつで4チームにするもよし。
人数や運動する広さで、臨機応変に変えるのがいいですね。
ねずみ「5人ずつになったね。これでオッケー」
また、人数的に割り切れないときは
先生がチームに入ったり、誰かに2回走ってもらったりするのが
よくある方法です。
お手本を見せることの重要性
マット間を往復するリレー形式を紹介します。
始める前に、1人にお手本をやらせるのは必須です。
どこまで走るのか、次の人はどこで待つのか
交代はどうするのか、走り終えたらどうするのか等
そういったことを全員に理解させる必要があるからです。
ねずみ「じゃあRちゃんにお手本をやってもらいます。向こうのマットまで走ってから戻ってきて」
生徒R「あいあいさー」
ねずみ「みんな見ててねー」
生徒R「アムロ、いきまーーす」
ねずみ「ええっ! なんで知ってるの!?」
最近の子はYouTubeを見て、いろいろと知っているものです。
普通のバトンを使うバトンリレーにするか
あるいはバトンを使わないなら、手でタッチして交代します。
その後、走った生徒は列の後ろに座ります。
ねずみ「走り終わったら座る。1回しか走らないから間違えないでね」
話を聞いていない子は、2回走ったりしてしまうので
この説明は特に念を押してください。
走る様子をチェックすること
リレーは形さえ決まれば、あとは勝手に生徒が盛り上がってくれるので
先生は楽なものです。
生徒「わあああぁぁーーー」
ねずみ「おお。がんばれーー」
ただし、ちゃんと決まった場所まで走っていなかったり
タッチしていないのに走り出しているような生徒がいないか
常にチェックしておく必要があります。
そして着順の確認もしっかりと。
人数が多いと、アンカーを把握するのも大変ですが。
生徒C「はやく!はやく座って!」
生徒D「あわわわ」
ねずみ「1着、青チームーー」
ボールリレー
ここからがアレンジルール。ボールを使ったリレーです。
バトンの代わりとしてボールを使います。
リレーは、いろいろなものをバトンとして使うだけで、じつに面白くなるのです。
ねずみ「じゃあ次はこれを使うよー」
生徒C「ええー、なんでボール?」
ねずみ「それをこれから説明するから」
ボールは手渡しをしてもいいし「投げ渡す」というのもありにします。
このルールにするのがボールリレーの面白さ。
ねずみ「こうやって好きな場所から投げていいよ」
生徒B「おおー。やった!」
ねずみ「ただし取り損ねたら、かえって遅くなるからね。そのつもりで」
キャッチボールの練習にもなる
これが今回おすすめの『ボールリレー』です。
みんなやっぱり勝ちたいので、意外と慎重に投げたり
無理のない距離まで近づいたりと
なかなか考えて動くので、このリレー方法はけっこう機能します。
慣れてくれば、走るよりもボールを投げる方が当然速いので
うまく投げられれば、かなりの時間短縮に。
リスクとリターン。そういう要素が楽しいので、非常に盛り上がります。
キャッチボールの練習にもなりますから一石二鳥ですね。
リレーのアレンジ方法はいろいろと
バトンとして使うものは、どんなものでも面白いです。
1人で持ち上げられるくらいの大きさのマットや
カバンやホウキやぬいぐるみでも。
その教場にあるものをいろいろと試してみたくなります。
ねずみ「じゃあ次はこれだー」
生徒C「なんじゃーそりゃーー」
やたら変なものを使うほど楽しい。
ねずみ「しっかり持ってーー」
生徒J「先生これ、持ちにくいー」
バトンを変える以外にも
コースを変えたり、障害物リレーにしたり
面白いアレンジ方法はいろいろとありそうです。
何か面白いアレンジリレーを思いつきましたら
また改めて記事にしますヾ(^▽^)
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