多人数で出来る運動遊びの紹介 第8回
めちゃぶつけ
授業時間があと5分余った、なんてときに便利なのがこの運動遊び。
ボール1個だけあれば、すぐに出来るので。
ねずみ「ええと・・今日はこんなところかな。では挨拶しまーす」
生徒D「ええー、まだ5分あるよ」
生徒B「ドッジボールやろー」
ねずみ「いや、5分でドッジボールは・・・。うーんじゃあ、まあなんかするよ」
ねずみ「そうさなあ、めちゃぶつけでもするかなあ。ネコ先生ボール1個お願い」
ネコ「はいはいにゃー」
生徒R「はいはいにゃー」
5分で出来ることも色々ありますが、これも選択肢の1つといったところですね。
必要なものとルール
【必要なもの】ボール1個
ドッジボールに使うようなものを
ねずみ「よーし、やってみよう。前にやったから覚えてるよね。ボールを拾った人は5歩動いてから誰かに投げて当てるんだよー」
ねずみ「はいRちゃん、5歩動いていいから誰かにぶつけて」
生徒R「わかったにゃー」
ねずみ「にゃー付けるの気に入ってるの?」
動ける歩数は、学年や男女で変えるのもありです。
最初はみんな、逃げることをいまいち理解していないので
ボールに集まってきてしまいがちです。
めずみ「みんな逃げるんだよ。ボールに当たったらアウトだからね」
生徒N「当たったらどうなるのー?」
ねずみ「2回当たったら退場。キャッチはなしだからね。よし、やったれRちゃん。遠慮なくドカッと」
生徒R「えいっ!」
生徒D「あてっ」
ねずみ「D君1ダメージ。もう1回当たったら退場だからね」
落ちたボールは、近くにいる人が誰でも拾えます。
しかし先に誰かに拾われたら、近くにいるぶん狙われやすくもなります。
先生が早めに介入すること
ともかく逃げてくれないとゲームにならないので、
まずはみんなが逃げるようにするため、先生が1度ボールを確保します。
そして、素早く追いかけながら、3人4人と
どんどんボールを当てていきます。
ネコ「おらっ、おらっ、ほれほれ」
ねずみ「B君1ダメージ、E君1ダメージ」
こうなると「ボールを持った人から距離を取る」
ということが次第に分かってきます。
そしてキャッチ不可なためボールがあちこちにこぼれるので、
おとなしい子でもボールを持つチャンスが出てきます。
ねずみ「Lちゃんいった。遠慮しないで拾って」
動きながらルールを伝える
ねずみ「よーしLちゃんいったれ! 10歩動いていいよ、10歩」
生徒B「えーずるいー」
ねずみ「いいの。ここから、女の子と1年生は10歩にします」
5分で遊ぶなら、このくらいの説明は動きながらするほうが効率的です。
生徒L「7、8,9、10、えいっ」
生徒N「あたっ」
ねずみ「おおっやるじゃん。ナイス、ナイスぅー」
ボールを持つのが1人なので、運動量としてはそれほどではないですが
余った5分での遊びなら悪くない選択肢です。
逆にがっつりと遊ぶなら
半分の生徒は休憩させて、1回あたりの人数を減らすのもいいでしょう。
即退場ルール
そして2回やるなら
2回目はキャッチありにしたり即退場ルールにする手も。
即退場ルールとは、1ダメージで端っこに座らせるということです。
分かりやすい生き残り合戦です。
このルールにすると生徒の本気度が違います。
最後までやると待っている子が退屈しだすので
ほどほどのところで終わって、当たらなかった人に拍手をします。
いずれにしても準備や説明が簡単なので
短時間で遊ぶのにはおすすめです。
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