初めてのパック開封にキラキラする
【前回のあらすじ】
学童保育で男の子たちにせがまれて、初めて遊戯王カードでデュエルしたねずみリーダーとマッキーリーダー。
理不尽すぎる展開に腹を抱えて笑ったが・・・
前回はこちら↓
遊戯王カードが大流行していたあのころ
数日後、マッキーリーダーから連絡が来ました。
マッキー「ねずさん遊戯王やりましょ。ルールとか説明しますんで」
まだ、こんなガラケーを使ってた時代・・・
カフェで合流する。
そこで聞いた話は・・・どうやら学童の男の子たちが、遊戯王のルールを守っていないということ。
マッキー「気付いてましたか?りゅう君たちいろいろ小細工してるの」
ねずみ「あー。なんか弱いカードだけ選んで渡してくるよねえ」
マッキー「いや、そうじゃなくて。使いたいカードをデッキの上に持ってきたり、勝手に多くドローしたり」
ねずみ「ああーそっか。こっちがルール分からないから、ばれないと思ってるのか。それは良くないなあ」
思い起こすと学童にいた先生たちは、みんな注意深くしっかりしていました。
ねずみ以外は。
マッキー「良くないすよね。それで遊戯王のルール、調べてきたんですよ。これは昨日買ったんですが」
テーブルの上に遊戯王カードを出すマッキーリーダー。
ねずみ「おおー買ったのか!?すごいな。そこまでしてるのか」
マッキー「それでですね。俺らだけでもルールを覚えて、あの子たちにずるっちょさせないようにしましょー」
ねずみ「そうか!分かった。それは大事なことだな」
記念すべき遊戯王カード初購入
マッキー「で、ねずさんも遊戯王買っちゃいましょ。今から」
ねずみ「今から!?本当に?」
マッキー「コンビニで8パック買えばすぐに遊べますから」
当時はどこのコンビニやおもちゃ屋にも遊戯王カードがずらりと並んでいました。
それだけ、とてつもなく流行っていたのだと思います。
1つのパックの中には5枚のカードが入って150円
正式なゲームをするには40枚必要なので、8パック買って1200円。
まあそれくらいの金額なら・・と、そのときは思いました。
すごいのでたあああ
パックを1袋ずつ開けていくねずみ。
あまり経験したことのないワクワク感。なんだろうこの気持ちは。
いくつか開けてみたところで出てきたのは・・・
ねずみ「おおおっ、ブルーアイズだ!すげー、すげー!なんかキラキラしてる」
マッキー「おおっ、すげー!まじすか。ブルーアイズ!」
青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)
遊戯王の漫画に出てくる代表格のモンスターカードです。
レアカードは、こんなふうにキラキラしています。
このときに、こんなキラキラしたものが入っていたのは、遊戯王カードにハマる運命だったからという他ないのでは。
ねずみの目もかつてなくキラキラしていたことと思います。
ねずみ「うわー、ブルーアイズ!うわー」
マッキー「すげーめっちゃキラキラしてる。ねずさんの引き運、やべーなw」
遊戯王カードを知っていく
マッキー「じゃあルール説明していきます。まずフェイズがあるんです。ドローフェイズ・スタンバイフェイズ。そしてメインフェイズ1・バトルフェイズ・・」
微に入り細を穿つ、非常に丁寧な説明をしてくるマッキーリーダー。
今ほどネットも普及していない時代。よくこんなに詳しく調べたなあと、その時も感心しました。
ねずみ「だいぶ理解した。たぶん大丈夫」
マッキー「じゃあやっていきましょう。俺のターンドロー。トラップカードセット。モンスター裏守備。ターンエンド」
それぞれのモンスターの個性。多彩な魔法カードやトラップカード。
これらが相互作用することで、抜群に面白いカードゲームになっていることを
このときから知るようになります。
デュエル面白すぎる。とんでもなく。
ねずみ「モンスター2体生贄にして青眼の白龍召喚!」
マッキー「おーーっ!出た、ブルーアイズ!」
ねずみ「攻撃して1500ダメージ」
マッキー「負けたーー。ブルーアイズやべー」
なんだこれ、なんだこれ面白すぎる。
マッキー「やべー。めっちゃ笑うww」
今までやったどんなゲームでも、ここまで面白いと思ったことはありませんでした。
ねずみ「ちょっとコンビニ行って、カード買い足してくる。それでもう1回やろう」
マッキー「おー行きましょ。レッツデュエルー。ねずえるー」
ねずみ「ねずえるってなんぞww」
こうなってはもう止まらない。
カードが増えれば新しい組み合わせで新しいデッキが出来る。
新しいデッキで対戦して負けると、悔しくて新しいカードを買い足しに行く。
そうして買ったカードの枚数はどれほどなのか計り知れませんが、
それに値するだけの楽しさを得たので、全てが良い思い出です。
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