競技かるた 「ちはやふる」

「ちはやふる」みたいにバシッてやってみたい

漫画・アニメ・映画それぞれの「ちはやふる」を見て

ねずみはすっかりちはやふるファンになってしまいました。

少女漫画かと思って読んだら、まるで格闘バトル漫画でしたよ(^O^)

 

そして自分でも実際に友達と競技かるたをやってみて

「音に素早く反応して正確に動く」という今までにない楽しさを知りました。

非常に斬新で衝撃的でした。

 

ボードゲームには頭を使うものも反射神経を競うものもありますが

競技かるたは両方を極限まで使いますからね。面白くないわけがないです。

 

用意した3つのもの

競技かるたをするために準備したもの。

まずは百人一首の競技用取り札です。競技用のものは札がビシッと張っていて

畳とのあいだに空間が出来るので払い飛ばしやすいのです。

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これを開けた瞬間テンション上がりましたよ。おおおアニメで見たやつだあ。

綿谷新君みたいに1人でバシッ、シュバッと札をあちこちに飛ばして遊んでました。

 

 

次は畳と座布団です。

畳は最初1枚だけ買いましたが、体を前傾姿勢にする重要性を理解したので

すぐに3枚に増やしました。

座布団はヒザが痛い人用です。競技かるたは正座しますからね。

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わすらもち~

そして、わすらもちというアプリです。

これが素晴らしく便利で、必要な句と必要な空札枚数を選んでスタートすると

きれいな声で序歌から順に読み上げてくれます。

優秀なアプリでユーザー評価も高いのに、なんと無料です!play.google.com

 

競技かるたのルールと猫

競技かるたは上の句を聞いてその歌の正しい下の句を取る競技です。

 

100枚ある取り札から、それぞれが無作為に25枚ずつ取ります。

札の並べ方は自由ですが、上・中・下段と並べて左右に分けるのが基本です。

黄色い枠内が敵陣、青い枠内が自陣。この枠を競技線といいます。

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歌が詠まれるまでは競技線の中に手を入れてはいけません。

そこで競技線ぎりぎりに手を置き前傾姿勢をとります。

なぜならば詠まれる札が敵陣深くにあった場合

猫のように素早くそこまで手を伸ばして狙う必要があるからです。

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自陣右下に札を多く置いているのは

相手の右手から一番遠く自分の右手から一番近い場所だからです。

(両手を使うことは出来ません。左手側の札も右手で取る必要があります)

 

競技かるたの戦略の面白さ

音に反応して素早く動くという反射神経の面に加えて

戦略や戦術も奥深いのが競技かるたの面白さ。ただのアクションゲームではないのです。

いろいろ策略を練って戦う、というのが好きな人なら確実にハマります。

 

配置を考える

例えば右下スミの3枚「むべやま・くもかくれ・きりたち」は

1字決まりの札なので、ここに配置しています。

1字決まりとは上の句の最初の1字で取り札が確定する札です。

具体的には、読み手が「む」って言ったら

右下の「きりたち」をズバッ!と全力で吹き飛ばせばいい、ということです(゚Д゚)ノ

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↑また左の「からくれない」は上の句が「ちはやふる」です。

こうやって1字決まりの札やお気に入りの札を右手側に配置するのは

オーソドックスな戦略の1つです。

 

ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みつくくるとは

 

友札をまとめるか分けるか

これは左手側。左下スミの3枚は全て上の句が「か」で始まります。

左下から順に「かく」「かぜそ」「かぜを」です。

ようするに読み手が「か」って言ったら、そのへんをまとめて吹っ飛ばせばいいのです。

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こうやって全部ドシャーッと。

詠まれた札が自陣にあれば自陣の他の札に触れてもお手付きにならないのです(重要)

これは敵陣であっても同様です。

ただし「か」で始まるのはもう1枚「かさ」があるので気を付けないといけませんが。

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同じ読みで取れる札(友札)を、まとめて置くのは覚えやすくて便利ですが

そのぶん相手にも狙われやすくなるので注意しましょう。

 

友札をあえて分けて置くようになったら初級者脱出なのかもしれません。

 

囲い手とかいうカッコいい手

中には6字決まり(大山札)という確定が長い札があります。

例えば「ひとにはつげよ」という取り札は

上の句で「わたのはら、や」まで読まれて初めて確定する札です。

「わたのはら、こ」という上の句もあるからです。

 

そこで「わたの~」と詠み始められたときに

どちらの句か確定するまで相手に取られないようにガードします。これが囲い手です。

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ちなみに、囲い手の下に手を潜らせる「囲い手破り」なんて技もあります。

こういうのがまさに格闘バトル要素です。 

 

送り札を選ぶ 

敵陣から札を取ることに成功したら自陣の札を1枚相手に送ります。

こうして自陣が空になったら勝利です。

もちろん自陣の札を自分で取れば、それでも減っていきますね。

 

送り札にどの札を選ぶかも大事な戦略です。

例えば自分の得意な札を送って、それを全力で取りに行くという戦い方があります。

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「ちはやふる」では攻めがるたと呼んでいました。

かっこいい戦い方ですね。

 

100句も覚えるの無理やわーと言う人は

さて競技かるたをする前提として、百人一首を百句全部覚える必要があります。

そしてどこにどの札があるか、敵陣も含めて50枚その場で記憶する必要もあります。

大丈夫です。暗記時間は開始前に15分与えられますから(^o^)丿

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いや無理すぎる・・・

 

ということで最初は4枚くらいから始めましょう。超お手軽競技かるたです。

1句も知らない?4句だけでいいから今覚えなさい。今すぐ。 

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そしてその4句だけをわすらもちアプリにセットして詠ませれば

すぐに遊べるし、それだけでも十分に楽しさが分かります。

そこから2枚ずつ増やしていけばいいのです。

 

序歌で気合を

競技かるたでは、まず序歌が詠まれます。

序歌は取り札にない札で、最初の句を詠む前の仕切りとして詠まれます。

「難波津に~咲くやこの花冬ごもり~ 今を春べと咲くやこの花~」

ここで、ぐっと構え直して・・・ 

 

「ちはやふる~」

シュバッ!

さあどっちが速かったか!?

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うーん。かっこいい。

この写真をちはやふるの次の映画に使ってもらおう。

 

1字決まり むすめふさほせ

せっかくなので、最後にこれだけ覚えておきましょう。

1文字で取れる1字決まりの句です。

 

らさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ

みのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひち ひとめよくらむ

ぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもかくれにし よはのつきかな

くからに あきのくさきの しをるれば むへやまかせを あらしといふらむ

びしさに やどをたちいでて ながむれば いつこもおなし あきのゆふくれ

ととぎす なきつるかたを ながむれば たたありあけの つきそのこれる

をはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとそおもふ

 

近江神宮行ってきましたー!

nezumileader.hatenablog.com

 

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