アレンジした遊び方を考えてみる 第6回
「歌留多ストーリー」
本日5月27日は「百人一首の日」です。
藤原定家が百人の和歌を集めて書写したものが
小倉山荘の障子に貼られる形で、1235年5月27日に完成しました。
これは、現代に残る百人一首の原型とされています。
そのことを記念して制定されたのが「百人一首の日」です。
百人一首といえば競技かるた。
ねずみは、漫画「ちはやふる」を読んで競技かるたの面白さを知りました。
競技かるたについての記事も、以前書いています。
もちろん百句全部(かろうじて)覚えましたよ。
やってみると、競技かるたってこんなに面白いのかと驚きました。
句を1つ1つ覚えるのも非常に楽しかったです。
この面白さはきっと、今も昔も変わらないでしょうね。
そして今回のテーマは
「新しいかるたの遊び方を考える」
使うのは百人一首ではなく、普通のかるたですがね。
普通のかるたを使って、競技かるたぐらいに
歴史に残るくらいの何か面白い遊び方が出来ないものかと。
今回は教室にある、いろはかるたを使ってみますが
どんな種類のかるたを使っても遊べるような、アレンジ遊びを考えてみたいと思います。
この「京いろはかるた」は誕生日に友達からプレゼントでもらったものです。
いろはかるたにも「江戸・上方・尾張」というルーツの違いがあります。
これは畿内の上方(かみがた)をルーツとした、上方かるたにあたります。
この「京いろはかるた」のことも改めて記事にするかもしれません。
すごく、ことわざの勉強になりますよ。
競技かるたっぽくしてみる
さてどうすれば、かるたをもっと面白く出来るか。
もちろん普通に遊んでも楽しいと思うのですが
そこで思考停止してはいけない。
さらに違う遊び方を発案することで、遊びの可能性を広げるというのが
ねずみの仕事ですからね(*´▽`*)
といって、そうだなあ・・・
試しに競技かるたのようにしてみるか。
クロ「なにわづに~さくやこのはな~ふゆごもり~」
ねずみ「ちゃんと序歌も詠むのか」
こうするだけでもかなり面白いかもしれませんが、これでは工夫がないし
上の句・下の句もないから味気ないか。
もっと斬新なアイデアを出してみたいですね。
かるたの取り札でストーリーを紡ぐ
そこで考えたアレンジ遊びが『歌留多ストーリー』です。
漢字にしたのは、なんとなくカッコいいからです(*´ω`*)
まずはランダムに10枚くらい絵札(取り札)を選びます。
もし引き分けをなくしたいなら
遊ぶ人数で割り切れない枚数にすればいいです。
京いろはかるたの絵、ちょっと面白いな(*^▽^*)
やっぱり今度、ちゃんと記事にしよう。
ストーリーを語りながら1枚ずつ出していく
10枚の絵札は、各プレイヤーに分けます。
この札を見ながら1枚ずつ交互に場に出していきます。
札を場に出すときに、何か絵に合ったストーリーを語ります。
長く語る必要はありません。
かなりシンプルでいいと思います。
また、札に書いてある平仮名は気にしなくて大丈夫です。
ねずみ「ええと、じいさんが店に買い物にきました」
ミケ「その店の店主が、カッコいいポーズで出てきました」
ねずみ「ほんとだ。何だこのポーズはwww」
ねずみ「店主のポーズが笑えると、近所でもウワサになりました」
クロ「すごいなあ。ちゃんと話が繋がってる」
ミケ「そこに店主の弟が、鼻クソを撒きながら現れました」
ねずみ「最悪だな、こいつ」
ミケ「みんなで笑って、めでたしめでたしと」
ねずみ「これで10枚全部だね。たぶん覚えた」
クロ「読み札も順番にしたよー」
3人で遊ぶ場合、1人が審判になります。
そして2人が出した話の順番になるように、読み札を重ねておきます。
〇から始まるストーリー
重ねた読み札を数回カットします。
「上から数枚取って下に送る」という方法でカットをすれば
一番最初のカードは変わっても、話の並び自体は変わりません。
そして審判は最初のカードだけを伝えます。
そこを始点として創作した話の順番になるように
ノーストップで早い者勝ちで札を取り続けていきます。
(話の最後までいったら、話の頭に戻る)
クロ「『ひ』から始まるストーリー!」
ミケ「はい!」
ねずみ「うわっ、はええ! ここからか。次はどれだっけ!?」
話のどの部分から始まるか分からないので
思い出すのも、けっこう大変です。
止まらずに全ての札を取り続ける
もし話の順番を間違えて札を取ってしまったら
お手付きとして、その場で審判が指摘します。
クロ「ねずみ、それお手付き」
ねずみ「えっ?うそっ」
ミケ「そいつの前にこれが先やろが」
ねずみ「うむー。結局3枚しか取れなかった」
クロ「ちゃんと話覚えてた?」
ミケ「あと、お手付きがあったから3枚じゃなくて2枚やからな」
ねずみ「あっ」
お手付きをした回数分、取った札から減らします。
今回の完成ルール
何回かテストプレーしてみましたが、ちゃんとゲームとして成立していました。
なかなか面白かったです。
枚数はいろいろ変えてみてもいいと思います。
↓ストーリー作りの練習もしてみてください。意外と思いつくものです。
《使うもの》かるた(どんなものでも)
《推奨プレー人数》3~4人(うち1人は審判)
《勝敗》より多くの札を取ったプレイヤーを勝者とする
【基本ルール】
札を取る際は、決められた片方の手だけを使用できる。
ストーリーの順番になっていない札に触れた場合「お手付き」として、その札を場に戻す。
最終的に獲得した札から、お手付きをした回数分だけ札を減らす。
札に複数のプレイヤーが同時に触れた場合は、審判の判断に委ねる。
その他、ゲームの手順につきましては本文を参照してください。
こんな感じですが、いかがでしたでしょうか。
どんなカルタを使っても面白いと思うので、ぜひ試してみてください。
アンパンマンかるたを使ったっていいですからね。
それはむしろ、ストーリー作りが楽しそう(*´▽`*)
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