将棋の聖地 天童
山形県の天童市は将棋の駒の生産量が日本一で
全国の約9割の駒がここで作られていると言われています。
また町全体を将棋で盛り上げていることで、将棋の聖地とも呼べる場所でもあります。
藤井聡太七段の凄まじい活躍で将棋人気が高まる中で
ここを訪れる人も年々増えていくことでしょう。
ねずみは2016年の5月に行ってきました。
町のあちこちが将棋にあふれていて、まさに将棋の町。
将棋好きにはたまらない場所ですね。
天童桜まつり「人間将棋」
天童市最大の将棋イベントの1つに、人間将棋というものがあります。
甲冑に身を包んだ戦国の駒武者が将棋盤の上を戦場として戦う、という
実に豪華なイベントです。
古くからあるイベントですが
プロ棋士同士が対局者として指揮をとるようになったのは、1992年からだそうです。
地面に将棋盤が!!
人間将棋が行われる天童桜まつりは4月のイベントなので見られませんでしたが
実際の戦場となる将棋盤を撮ることが出来ました。
不意に現れた広大な盤を目にして「おおお、これかあ!」と思わず声が出ましたよ。
盤の上を歩くことも自由に出来るので、40人友達をつれてくれば
マイクで指示を出して人間将棋が出来ますね。
「香車ぁーーー!寝るなーー!」とか言ってみたいなり(^O^)
もし人間将棋で駒になるなら、どの駒の役をやりたいですか?
テレビ東京で今年の6月4日に放送された「世界!ニッポン行きたい人応援団」で
ベラルーシから来日した女の子が飛車の役をやっていました。
どの駒になるかは抽選で、全部の駒を1度は動かすという暗黙のルールがあるようです。
天童市将棋資料館
天童市将棋資料館というところに、すごいものが展示してありました。
人間将棋のジオラマです!
おおお・・めちゃくちゃカッコいい!このまま模型を動かして指してみたい。
よく見ると、右上と左上に指し手がいます。
この迫力!ここに参加する想像をするとドキドキします。
模型でこれなら、本物はどんなにか迫力があることでしょうね。
そしてこんなものも。うっはー!大盤解説やん(゚∀゚)
一回やってみたかった!これ欲しい。置き場ないけど。
プロ棋士の大盤解説は流れるように何手も戻したり進めたり、すごいですよね。
天童市将棋資料館についてはこちら↓
書き駒体験
こちらは将棋駒の実演販売所の栄春堂さんです。
ここで「書き駒」をするのが今回の目的の1つ。
書き駒体験が出来る場所は天童市に何か所かありますが、今回はここで体験してきました。
入口から入ってすぐのところに大きな将棋盤と駒が!
うおっ、でっかーー
写真だと普通の大きさに見えるかもしれませんが
でかすぎて盤がテーブルからはみ出しているところに注目。
思い切り腕を伸ばさないと、相手の陣地まで手が届かないのです。
比較用に普通の駒を隣に置けばよかった。
どんな駒を書こうかにゃー
さあ書き駒体験スタートです。予約制で料金は860円でした。
9cmくらいの駒に、筆を使って自由に文字や絵を書くことが出来ます。
完成すると真ん中に置いてあるような飾り駒になります。
逆さの馬は「左馬」と言って縁起が良く、また商売繁盛の意味があるそうです。
うまを逆に読むと「まう(舞う)」と読めたり
漢字の下の部分が財布のきんちゃくに見えることなど、いろいろな理由があるそうです。
文字は漆(うるし)を筆につけて木駒に直接書き込みます。
やり直しがきかないから、何を書くか十分にイメージしてから臨みましょう。
さて、どうする・・・ふむふむ王将はこのように書くのか。なるほど。
よし、真似して書いてみよう。ええと餃子の・・・
なんつって、こんな駒にしました(^O^)
このねこくんの動きは「1つ前方のマスを飛び越えて2つ前にジャンプする」
ということにしておきます。桂馬より少し弱い感じです。
書いた駒はもちろん持ち帰れます。めったに出来ない体験ですごく楽しみました。
ねこを描いてるとき、お子さん連れのご家族が興味深そうにずっと見ていました。
近所なら50回くらい行って、オリジナルゲームが出来るくらい駒をつくるのになあ。
栄春堂さんについてはこちらです↓
天童で見つけたもの
天童市のある山形県はさくらんぼが名産です。こんな自販機がありましたよ。
こういう発見や出会いも旅行の醍醐味ですね。
そして皆さまご存知、こま八さんとも出会いました。
って誰やん!?
どうやら天童市観光物産協会のキャラクターらしいです。
本当に将棋尽くしの町でした。良き場所ですわー
また、今回の 記事を書くにあたって、ぷらずまさんに何枚か写真を頂きました。
ありがとうございました。
旅行記 カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ