将棋積み上げ(アレンジ将棋崩し) 新しい遊び方

アレンジした遊び方を考えてみる 第24回

「将棋積み上げ」

以前、将棋崩しのルールについての記事を書きました。

メジャーな遊びだとは思っていたのですが、予想以上に記事へのアクセスが多いので

これはどうやら超メジャー級の遊びだったようです。

まあ、将棋を持っていたら必ずやっていそうな遊びですからね。

 

 ということで今日のテーマは「将棋崩しのアレンジ」です。 

メジャーな遊びをアレンジして新しい遊びを創り出す、いつもの挑戦が始まります。

既存のルールを崩していきますよー。将棋崩しだけに!

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崩すんじゃない。積み上げるんだ!

今回はいつにも増してアレンジ方法に悩みましたが

「逆にしてみよう」と思ったところからアイデアが膨らんでいきました。

すなわち、崩すのではなく積むのです。

 そこでアレンジゲーム名は『将棋積み上げ』としました。

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認定エリア内に駒を入れる

各プレイヤーに将棋駒を均等に分けます。

中央9マスを囲む線を認定線、外周の1つ内側の線を競技線と名付けます。

手番プレイヤーは自分の手持ち駒を1つ選び競技線の外側に置きます。

そこから認定線の内側を狙って駒を指で弾きます。

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駒が認定線の内側に入るか、わずかでも線に掛かればショットは成功です。

その駒は盤上にそのまま残すので、自分の手持ち駒を1つ減らせたことになります。

認定線を外した場合は失敗で、打った駒を回収しなくてはなりません。

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成功・失敗に関わらず、ショットが終わったら次のプレイヤーに手番が移ります。

これを繰り返して、自分の手持ち駒を先に全部使い切れば勝ちです。

 

カーリング感覚

ショットの衝撃で、すでに盤上にあった駒を認定線の外に出してしまった場合

その駒はショットした人が引き取る必要があります。

複数の駒が出た場合は、それら全部引き取りです(´・ω・`)

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やってることはカーリングっぽいですね。

「カーリング将棋」というゲームも出来そうなので、別の機会に考えてみます。

 

 

プレー時の駒の向きや打ち方は自由です。

例えば駒を縦か横に立てた形でショットすることも出来ます。

難易度は上がりますが、狭いところを狙うときには有効な手段になるでしょう。

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距離感を繊細にコントロールする感覚は、まさにカーリング。

 

ちなみに指を駒につけて押し出すような打ち方にすると安定します。 

この打ち方については、大傑作ペンギンアクションゲーム「アイスクール」参照

 

積み上げるショット

線に掛かればいいとはいえ、全部の駒が入るほどのスペースは当然ありません。

しかしこのゲームの面白さはスペースが無くなってからです。

ここからゲーム名通りの「積み上げ」が始まります。

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競技線の外から打つのであれば、どんなショットをしてもいいので

例えば盤からはみ出すような形で駒をセットして、下から弾いて浮かせるのです。

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ナイスアプローチ!

そしてゴルフのアプローチショットのように、グリーンオンさせます⛳

これならスペースがあろうがなかろうが関係ありませんね。

誰かが上手く乗せたときは「ナイスショット!」と、みんなで拍手しましょう。

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特例として認定線の外側であっても、いずれかの駒に乗ればショットは成功とします。

(駒の一部が掛かっているだけでも可) 

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何度か遊んで腕が上がったら、このケースを認めないことにすることで

難易度調整やハンデ設定が出来ますね。

 

ショットの腕と戦略

もしショットの衝撃で、乗っかっていた駒が認定線の外側に落ちたら

その駒はショットした人が当然引き取ります。

そこで戦略として、ギリギリに乗っているような駒を意図的に増やしていけば

他の人にプレッシャーをかけることも出来ますね。

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もっとも最初のうちはまともに乗せることさえ難しいですが。

多くの場合、弱く打ちすぎて届かないということになりがちです。

 

ねずみ「そいっ!あっ」

ミケ「ププーww」

クロ「もっと思い切って打たないとー」

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これはゲーム終了時のイメージです。駒2個差での勝利ですね。

どの駒から使っていくのも自由ですが、大きい駒のほうが打ちやすいので

先に小さい駒から打ち始めるほうが良さそうではあります。

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今回の完成ルール

といったところで今回はこれで完成。けっこう自信作です(*'▽')☆

3人以上で遊ぶときは、出来るだけ駒の大きさが均等になる分け方をしてください。

また、歩の数を少し減らして遊ぶのを推奨します。

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《使うもの》将棋盤・将棋駒

《プレー人数》2~4人

《勝敗》手持ちの駒を先に積み切った人の勝ち

 

【基本ルール】

ショットは競技線の外から行う。(競技線に触れてはいけない)

毎手番で使用する駒及び駒の向き・打ち方は手番プレイヤーが選べる。

 

認定線内に入る・認定線に掛かる・他の駒に一部でも乗る。いずれの場合もショット成功とし、その駒は盤上にそのまま残す。

それ以外の場合は全てショット失敗とする。打った駒を手番プレイヤーが回収する。

 

ショットの衝撃で認定線の外側に盤上の駒が出た(落ちた)場合、それらの駒は全て手番プレイヤーが引き取る。

 

以上です。

積み上げ終わったら、そのまま将棋崩しをして遊べば

1度に2つのゲームが出来ますね(^O^)

無限ループ!?

 

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