厳選ボードゲーム紹介 第5回
枯山水
第1回東京ドイツゲーム賞大賞受賞作品『枯山水』です。
わびさびの世界。禅の精神。こんなテーマのものまでボードゲームになるなんて!
ボードゲームには無限の可能性がありますね。
普段から幅広いテーマのボードゲームを集めていても
これを初めて見たときは仰天しました。 パッケージが渋すぎますね。
デジカメがピピっと顔認識したので、撮影しながら吹き出してしまいました。
これこれ、いかんいかん、心を静かに・・
庭園を造り徳を積め!
ゲームは1枚ずつタイルをめくって
個人用ボードに庭園を造っていくことで進行します。
その際、いらないタイルを引いたら欲しい人にあげることも出来ます。
まさに和の心ですね。
もっとも、タイルをあげると「徳ポイント」というのが増えて
自分が得するシステムだからそうするのですが(^o^)丿
「おっしゃ徳ポイントゲットだぜ!」って、わびさびの精神は?
渋すぎるカード
見てください、このカード。
まさか未来でこんなふうにゲームのカードになるなんて、誰が想像できたでしょう。
そして庭園カードですね。全て実在の日本庭園です。
庭園めぐりが好きな人に比較画像を作ってもらいたいです。
ちなみに「枯山水」というのは
水を使わず石や砂で山水の風景を表現する庭園様式のことをいいます。
砂で描かれた流線や渦が水面の表現ですね。
ゲームではこの渦潮や苔(こけ)がボーナス点になります。
「やった!苔ひいた!」とか「でかい渦完成した!」とか盛り上がりますが
このゲームをするときは茶でも飲んで心を落ち着けましょう( ^^) _旦~~
石がめっちゃカッコいい!!
このゲームの凄さは本物の石を使っているところです。凄まじいこだわり。
飾って眺めてるだけでも楽しくなってきます。
タイル譲渡や座禅を発動する等で、徳ポイントを貯めると石が手に入ります。
やることや名前がいちいち和式でおもろい。
石の種類は5種類です。
左から横石・臥石・舟石・立石(小)・立石(大)
石の並べ方でいろいろなボーナス点が発生します。
これは「三尊石ボーナス」が入る置き方です。見た目も美しいですね。
仕上がったボードが美しい
ゲーム終了後はこんな感じになります。
このくらい綺麗に仕上がるとかなりの高得点が入ります。見入ってしまいますね。
そして、さらに凄いのは・・・
この角度から写真を撮ると、なんと平面のボードが立体に見えるのです!
ゲームを持っているのに、このことは知らなかったという人が意外といるのでは。
枯山水への興味
過去に旅行した写真で枯山水っぽいものがないか探し回ってきました。
これは和歌山県の高野山に行ったときに撮ったものです。
ゲームをやってこれを見ると点数計算したくなります。
ええと、渦潮ボーナス8点と舟石ボーナス3点と。
それにしても日本庭園って美しいですね。
こんなふうにボードゲームをきっかけに新しく興味を持つこともあると思います。
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