厳選カードゲーム紹介 第37回
アニマルマインド
人も動物も気まぐれなものです。
同じ贈り物をあげても、その日の気分でそれを喜んだり喜ばなかったり。
もちろん自分自身でさえもそういう複雑な面があるはずです。
心というのは難しいですね。
ということで今回紹介するのは
動物の気まぐれな心のゲーム『アニマルマインド』です。
日常の気まぐれに遊ぶにはぴったりでしょう。
「いる?」→「いる」
「いる?」→「やっぱりいらない」
ゲーム中は常にこういうやり取りを繰り返します。
なんかツンデレみたいですね(*´ω`*)
カードに萌えて、ゲームに燃える
商品カードです。絵がかわいいですねえ。
ミルク・毛皮・卵・ペット、それぞれ0〜2の数字カードがあります。
数字が大きいほうが良いものです。シンプル。
受取・拒否カードです。各アニマルが3枚ずつあります。
絵がかわいいですねえ。
いずれのカードも受取の面と拒否の面で表と裏になっています。
上から、キツネ・ネズミ・イタチ・サル
いる?いらない?
手番プレイヤーは山からカードを1枚引きます。
そして他のプレイヤーの1人に
【商品名】か【数字】のいずれかの情報だけを教えた上で、欲しいかどうか聞きます。
ここでは例えば「ペットいる?」あるいは「2いる?」と聞くわけですね。
受け取ったなら、そのプレイヤーは受取の面を1枚裏返します。
受け取らないなら、拒否の面を1枚裏返します。
(拒否した場合その商品は、そのまま手番プレイヤーがもらえます)
掛け算で得点
これを繰り返すことで、各プレイヤーの前に商品カードが積み重なっていきます。
点数はそれぞれの商品の枚数×1番上のカードの数字で計算します。
この写真の例では得点は以下の通りです。
ペット3枚×1=3点 卵2枚×2=4点 ミルク4枚×0=0点
ということで、枚数は多いに越したことはないのですが
最後に受け取ったカードの数字が0なら何枚あっても0点なのです。
また、商品は3種類までしか持つことができません。
4種類目を受け取ってしまった場合は、1番枚数の多い商品を廃棄することになります。
こんなものは絶対に受け取ってはいけませんよ。
しかし受取・拒否カードが3枚全部受取の面になっていたら、拒否ができませぬ( ゚Д゚)
決算と得点チップ
山札には3枚の「決算カード」が入っています。
これを引いたタイミングで得点計算が行われますので
そのときに少しでも点が高くなるようにしましょう。
アニマルたちのマインド
手番プレイヤーが毎回考えることは、そのときの最適な取引相手を選ぶことです。
自分が欲しいカードであれば拒否してくれそうな人に
自分が欲しくないカードであれば受け取ってくれそうな人に
話を持ち掛けるのが基本です。
グレー「クロ、卵いるか?」
クロ「卵はいらないー」
ねずみ「そうか、4種類目だからいらないよな」
【相手が受け取らなければ自分のもの】
このジャイアンみたいなルールが、特に大事なポイントです。
グレー「よし2点の卵獲得。狙い通りだ」
ねずみ「なるほど上手いなあ」
ミケ「なあそれ金の卵やろ。つまりキンタ・・・」
心のバランスを取るべし
もし全部が0点に近い状態なら、なんでもいいから商品を受け取りたいところ。
それより点数が悪くなることはないからです。
ミケ「ねずみ、2やけど欲しいか?」
ねずみ「えっ、2なら欲しい!なんでもいい」
ミケ「そうか断るか。せっかくミルクの2やのになあ」
ねずみ「は?ミルクの2とか最高じゃん!」
クロ「全部拒否になってるから受け取れないよ」
ねずみ「はっ!」
グレー「だからバランスを考えろと」
ミケ「しゃあないワシがもらうわ。もったいないなあ」
3枚全部が受取、あるいは3枚全部が拒否という形はなるべく避けましょう。
その状態では、どんな商品を渡してこられても選択の余地がないからです。
悲惨な決算
どのタイミングだろうと誰かが決算カードを引いたら即決算です。
このとき0点だと、じつに悔しい。
クロ「決算引いたー」
ねずみ「くわーーマジか。最悪のタイミング」
ミケ「お前タイミング良かったことあるんか?」
かわいいデザインですが、じつはけっこうガチな心理戦ゲームです。
受け取らせたいのか断らせたいのか、相手の意図の真剣な探り合いの連続。
まさにゲームタイトル通り「マインド」の戦いなのです(^O^)
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