厳選ボードゲーム紹介 第43回
コードネーム
キーワード伝達・意思疎通ゲーム『コードネーム』の紹介です。
かなり頭を使うゲームです。ラミー並みかも。
こういうゲームの楽しさは、上手くいったときの達成感・満足感の高さにあります。
意図したことがちゃんと伝わったという喜び。
自分は天才かもしれないと思う喜び。
たとえ勘違いでも(*'▽')
問われるのは「言語力」と「ヒラメキ力」です。
例えるなら連想ゲームですかねえ。ああいうのが得意な人が強い。
実は最近コードネームのスマホアプリで遊ぶ機会があって
改めて面白いゲームだなあと気付かされたのです。
こうしてアプリになっていること自体が、人気の証明でもありますね。
関連ワード発見伝達
コードネームは赤チームと青チームに分かれてのチーム対戦形式のゲームです。
(3人以下で遊ぶ場合は協力形式)
それぞれのスパイマスターが仲間の現場諜報員に、規定のカードを伝達する勝負をします。
例えば、この中でネコ・ポケット・ロボットの3枚が赤チームの規定カードだとします。
ここでスパイマスターが「ドラえもん3枚」とキーワードを伝えれば
それだけで仲間の現場諜報員には、どの3枚のことかがきっと分かるはずです。
無事伝われば、自チームのスパイカードがそこに置かれるわけです。
これは現場諜報員が味方のエージェント3人とコンタクトを取れたことを意味します。
しかし現場諜報員がタケコプターの連想から「飛行機」を選ぶような無能であれば
逆に青チームのスパイカードが置かれる事態にもなりかねません( ゚Д゚)
25人のコードネーム
もしドラえもんの例を見て簡単だなと思ったなら、それは甘すぎです。
まず枚数が多い。
無作為に並べた25枚もの中から探さないといけないのです。
さらに、ネコ・ポケット・ロボットなどと都合よく揃うものでもありません。
規定カードがどれになるかは「キーカード」によって決まるからです。
白はどちらにも所属しない一般人。黒は選ぶと即負けの暗殺者。
即負けカードに注意
上のキーカードでは右上が黒になっています。
つまりここでは現場諜報員が「パンツ」を選んでしまった瞬間に即負けです。
どちらのチームのスパイマスターも
パンツを連想するようなキーワードを使うのを避ける必要があります。
意思疎通とチームワーク
実際のゲームは、このようにチームで向かい合う形になって座ります。
両チームのスパイマスターは同じキーカードを使用します。
クロ「じゃあ行くよー。東京3枚」
グレー「東京3枚了解」
ミケ「ほーん、なるほどなるほど」
現場諜報員はスパイマスターが伝えてきた言葉を解釈してカードを選びます。
この意思疎通がゲームの醍醐味です。
グレー「オリンピック、巨人、あとはタワーだろ」
クロ「全部正解。ないすー」
ねずみ「おおっすげえ!上手いな」
2枚伝えるのさえ大変なことも多いので、3枚伝われば上出来といえます。
このカードに違いない!
先に自チームのカードを全て見つけたほうの勝ちなので
相手チームに枚数で遅れを取るわけにはいきません。
ミケ「翼4枚や。あとは分かるな」
ねずみ「4枚!?おっけ任せろ」
ねずみ「あー、イーグルとかウグイスとかか。あとカモかも」
早とちりしてはいけない
それで間違いないと思っても、全体を見てよく確かめることが大事です。
より適切なカードを見落としている可能性があるからです。
ミケ「なんたる無能だ。それは即死ワードやぞ」
ねずみ「えっ、カモだって鳥じゃん!」
グレー「翼だぞ。鳥とは言ってなかったぞ」
ミケ「翼といえば、まずはキャプテンやろが。常識的に考えて」
クロ「あとドライブとタイガーとイーグル」
ねずみ「あー必殺シュートかあ!そういうことか」
グレー「お前が必殺されたな」
こんな感じで、意図はなかなか伝わらないものです。
それだけに、ぴったりな伝達ワードによってそれが完璧に伝わったときには
伝えた側も答えた側も非常に満足感があります。
自分は天才かもと思ってしまいますよ。
伝わらないもどかしさも、それはそれで楽しかったりするのですが(*^▽^*)
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