厳選ボードゲーム紹介 第39回
ローゼンケーニッヒ
今日紹介するゲームは超名作2人用ゲーム『ローゼンケーニッヒ』です。
まずはこちらのネタをお楽しみください。
ミケ「うちのオカンがね、好きなボードゲームがあるらしいんやけど」
ねずみ「へーそうなんだ」
ミケ「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
ねずみ「じゃあ一緒に考えるから、どんな特徴って言ってたか教えてよ」
ミケ「オカンが言うには2人用でパズルチックですごくオシャレなゲームやねんて」
ねずみ「ああ・・・それはローゼンケーニッヒだねえ。その特徴は間違いない」
という感じに今後ゲーム紹介するときは
全部ミルクボーイのネタっぽくやればいいなあ、などと思ってしまうのでした。
やりませんが(^o^)丿
ローゼンケーニッヒ、パズルチックですごくオシャレなゲームです。
そして、2人用のボードゲームを1つだけ買うとしたら絶対これだろうと思うほど
面白くて遊びやすい、リプレイ性の高いゲームです。
ゲームの舞台は15世紀、イングランドで勃発した薔薇戦争。
かの有名なランカスター家とヨーク家の戦いです。
もっともねずみは世界史を専攻してないので、ろくに内容を知りませんが(*'▽')☆
ボードもチップもゲーム内容もオシャレ
分かっているのはボードに描かれているのがイングランドなんだろうということと
ランカスター家が赤薔薇、ヨーク家が白薔薇ということだけです。
ねずみの仕事はゲームの紹介までなので、歴史の勉強がしたい人はググりなさい。
まあ知識がなくてもゲームは楽しめる、ということを言いたかったわけで。
もちろん歴史的な背景に詳しい人ならさらに楽しめるでしょう。
この美しい木のコマは紋章チップです。
片面は赤薔薇、もう片面は白薔薇の両面印刷になっています。
そしてこれはパワーカードです。
剣の向きは移動する方向。王冠に書かれた数字は移動距離を表しています。
各地を支配下に置く戦い
プレーはとてもシンプルです。
例えば自分がランカスター家で「右2」のカードを使ったら
王冠マーカーから右に2つ進んだマスに赤薔薇の紋章チップを置くだけです。
これで、この土地がランカスター家の支配下になったことを表します。
その後王冠マーカーをその上に移動させたら手番交代です。
相手のヨーク家は「左下1」のカードを使ってきました。
王冠マーカーから左下に1つ進んだマスに白薔薇の紋章チップが置かれます。
その後同様に王冠マーカーをその上に移動させます。
向かい合ってる相手がプレーしたなら、カードの向きが上下逆なのではと思うでしょうが
陣営に関わらずカードはこの向きで使用します。
(ボードに描かれた王冠の向きと合わせています)
点数は2乗される
これを繰り返すことで各地が両陣営の支配下に置かれていくわけですが
自陣の支配地が縦横でたくさん繋がるほど、ゲーム終了時に高得点が入ります。
具体的には「繋がっている数の2乗」が得点です。
となると、1カ所でもいいから広大な支配地を作ることが重要になってきます。
このように、ボードに置かれたチップの数は両陣営とも同じなのに
3・2になっているヨーク家より、4・1になっているランカスター家のほうが
高い点数になっているわけです。
騎士カードで戦況を「ひっくり返す」
さらに戦況を大きく左右するのが騎士カードの存在。
まさに「切り札」というやつです。
これはそれぞれの陣営が4枚ずつ持ち、パワーカードと合わせて使います。
騎士を使うと、すでに置いてあるチップを裏返せるのです!
例えばさっきの局面で王冠の右隣りの、このチップがひっくり返ったら
ランカスター家の支配地6カ所が全部繋がりますからね。
まさに「局面をひっくり返す」というやつです。
薔薇のように美しき戦い
ということで、いかに自陣の支配地を繋げるかという戦いになるわけです。
互いの実力が伯仲するほど美しい盤面が出来上がっていきます。
ミケ「おいおい、お前の陣営バラバラやなあ」
ねずみ「薔薇だけに!って言いたいんだろ」
騎士を出し惜しみしてはいけない
序盤で不利な戦いになっても、騎士カードでひっくり返すチャンスは必ず訪れます。
そのタイミングを見逃さないようにしましょう。
ねずみ「ここで使うべきか?いやまだ早いか。だがここを返せれば」
ミケ「じつに優柔不断な指揮官やな」
そんなふうに騎士カードを出し惜しみしていると
4枚使い切れずにゲームが終わってしまうこともよくあります。
ねずみ「ここだな!ど真ん中をぶった切ってやるぜ!」
ミケ「もうチップ置ききったから終わりやが」
ねずみ「ふぁっ!?」
紋章チップが全部使われたら即終了です。
決断力、大事ですねえ。
最後にまとめて得点計算を行います。
ミケ指揮のもと戦ったヨーク家の白薔薇チップは、最大で19個も繋がりました。
ここだけで19×19=361点です。
実際にはここまで繋がることはそうそうありませんが
あり得ないことでもないです。
たくさん繋げて大量点を取れた時の満足感は、まさに薔薇のよう(^o^)丿🌹
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