すごく面白いすごろくを作りたい
もし皆さんがオリジナルのすごろくを作るとしたら
どういうふうにすれば面白いものが出来るだろうと、きっと悩まれることでしょう。
別に悩まない、という人はもう少し悩んでください(´・ω・`)
今回はそんな皆さんのために、すごろくを自作するときに役に立ちそうな
ねずみなりのアイデアをまとめてみます。
小学校や学童保育等ではもちろん、ご家庭で作ってもいいわけですからね。
少しでも参考になれば幸いです。
さて、まずは一般的なすごろくでよくある3点の形式について考えます。
①サイコロで進む。
②各マスにイベントが書いてあり、止まったら指示にしたがう。
③最も早くゴールすることを目的とする。
普通のすごろくというと、だいたいこんな感じでしょう。
もちろんこれはこれで、工夫次第でいくらでも面白く出来るのは間違いないですが
これだけで満足しているようではいけませぬ。
①サイコロで進むかカードで進むか
ボードゲームでよくある進行方法の1つに、数字カードを使うというものがあります。
サイコロを使って進むのは完全に運任せですが
手札から進める数を選べるのであれば、非常に戦略的になります。
これは昭和レトロゲーム「Drスランプ アラレちゃんゲーム」の進行用カードです。
昭和のものとは思えないほど斬新なアイデア満載のすごろく系ゲームで
ねずみは小さい頃にこれを知ってしまったから
単純なすごろくでは物足りないと感じるようになってしまいました。
ただ、この方法はゲームバランスを十分に考えないといけないので上級者向けです。
参考として載せましたが基本的にはサイコロ進行でいいと思います。
アラレちゃんゲームは、そのあたりも含めてシステムが素晴らしいので
いずれちゃんと記事にしますよ(^O^)
②空白のマスをカードマスにする
続いて各マスに書くイベントについてです。
これは、絶対にこうしたほうがいい!と思う方法を書いておきます。
空白のマスを2色か3色くらい使って自由に塗るのです。
そして〈止まった色に応じたカードを引く〉という形式にします。
この形式にすることで、ボード内にごちゃごちゃ書き込む必要がなくなる上に
それぞれのマスに止まることへのワクワク感が増します。
カードの例(おすすめ順)
黄色→アイテムカード
赤→イベントカード
青→お金カード(トランプ使用可)
これらのカードはもちろん自作する必要がありますが
遊ぶ人全員で分担して作ればいいし、何よりその作業が楽しいのです。
カード作りこそが楽しい!
カードは画用紙やメモ帳でもいいし、ちゃんとしたものを買ってもいいでしょう。
これはアイテムカードの例です。アイテム名と効果と簡単な絵を書きます。
【JR京浜東北線カード】
効果→3個のサイコロをまとめて振れる
手に入れたアイテムカードはゲーム中いつでも使用できることにすれば
ここぞというときに使って逆転する面白さを生み出せます。
このあたりの発想は、桃鉄こと「桃太郎電鉄」の丸パクリです(*'▽')
あれは神ゲーですからねえ。真似すればそれだけで面白いに決まってます。
複数のサイコロがあるとアイテムの様々な効果に使えて便利です。
あるいは特殊ダイスを使うのも面白いでしょう。
いろいろなアイテムカードを作ろう
なんにしても、自分たちで好き勝手にアイテムカードを作るというのが楽しい。
自分が作った変なアイテムを誰かが使ったときの反応を見たいし
他の人が作ったアイテムを見るのもワクワクします。
↑笑点カードは、プレイヤーが実際に座布団を貸してもらえるというものです。
ずっと座っているのも疲れるので貴重なカードですよ。
いろいろなイベントカードを作ろう
これは「イベントマス」に止まったら引くイベントカードの例です。
アイテムカードとの違いは、引いたその場で効果が発生するところです。
まずは身近な行事や出来事を思い浮かべると作りやすいでしょう。
③ゴールか金か勝利点か
次は、ゲームの目的(勝利条件)について考えます。
普通のすごろくは最も早くゴールすることが目的ですが
人生ゲームやモノポリーのように、金持ちになることを目的にする形式もあります。
そうすると「お金マス」を作る意味も出てきますし
お金が手に入るアイテムやイベントを作ることも考えられます。
そしてゴールへの着順で賞金を付けるのが自然でしょう。
お金は自作したり百均で買ったり、別のゲームのものを使ったりしましょう。
写真のお金は傑作マネーゲーム「アクワイア」のものです。
このサイコロはアラレちゃんゲームで使われる「お金サイコロ」です。
こういうのを自作して、お金マスに止まったら振るという方法もありますし
トランプを引いて数字に応じた金額をもらうという方法もあります。
右は、お金をもらえるイベントカードの例です。
勝利点形式
ゴールでもなく、お金でもなく
多くの勝利点を稼ぐことを勝利条件にするという形式もあります。
以前記事にしたボードゲームの「TOKAIDO」は、まさにそういう形式で
より旅をエンジョイすることを目的とします。
(お金はそのための手段という位置づけになっています)
ただ、そこまでのものを作るのは難易度が高いので
勝利点方式にするなら、お金の代わりの要素として考えるのがいいでしょう。
最近の人生ゲームはお金ではなくフォロワー数を増やすらしいですし。
ボードにテーマを盛り込もう
最後に、ボード自体に取り入れたい要素について。
こちらも工夫しだしたらキリがないですが、少なくとも何らかのテーマが欲しいところ。
これは、ねずみの地元である横浜をテーマにした例です。
主要な観光地マスでは必ず止まり、そこで各種イベントが発生します。
(入場料が必要・限定アイテムが買える・ジャンケン大会等)
イベント内容はボードに直接書いてもいいし、別の用紙に書いてもいいでしょう。
もちろん空白マスには色を塗ってください。
ボードが狭いからすぐ終わっちゃうなあと思うなら
もっと大きな用紙を使って、マス数も大幅に増やしたものを作ってください。
あるいはスタート・ゴール間を複数回往復するルールにする手もあります。
《テーマの例》
学校・ショッピングモール・動物園・テーマパーク・世界・宇宙・ドラえもん
といった感じで、すごろくの作り方をまとめてみました。
もっと凄いアイデアが浮かんだら続きを書こうと思います。
「おかげで面白いすごろくが出来ました!」
と称賛されるのを自分の勝利条件に設定して、今後も頑張りますよー(^o^)丿
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