アレンジした遊び方を考えてみる 第22回
「並べRUNO」
この世界には面白いボード(カード)ゲームがたくさんあるのに
皆で遊ぶ定番アナログ遊びといえば大富豪と人生ゲーム、そしてウノ。
令和になった今でもそれはあまり変わっていないのでは。
もちろんどれも文句なしに面白いので、それはそれでいいのですが
例えるならそれはラーメンとカレーと寿司だけを延々と食べているようなものです。
もっと他の食べ物の美味しさも知ってもらいたいという気持ちで
とりあえずこの過去記事を貼っておきます。こういうのを見て参考にしなさい。
と、説教するような書き出しになってしまいました。すみませんねえ(^o^)/
今回のテーマはUNOのアレンジです。
UNOで遊ぶにしても違う遊び方があったらいいんじゃないかと。
例えるならカレーうどんみたいなものですよ。
↑スーパーマリオウノ。甥っ子から借りました。
じつは以前、だるころさんのブログ記事に
「ウノで違う遊び方が出来ないものか」という話が出てきたことがありました。
それを読んでウノのアレンジ案を考えてみたくなったのです。
ゲームのアレンジはねずみの特技ですからね。
そして料理の美味しいアレンジはだるころさんの特技です。
darucoro9216kun.hatenablog.com
ウノの遊び方(ドロー4の真実)
アレンジの前に普通のウノのルールを軽く書いておきます。
これほどメジャーなゲームなので、まさか知らない人はいないでしょうが念のため。
ウノは手札を最も早く全部出し切った人が勝つゲームです。
場のカードに重ねる形で出しますが、同じ色か同じ数字である必要があります。
例えば場のカードが赤の1だったら「赤いカード」か「1のカード」が出せるわけです。
数字カード以外にも様々な特殊カードがあります。
次の人に2枚引かせる「ドロー2」 4枚引かせる「ドロー4」
次の人の手番を飛ばす「スキップ」 プレー順が逆回りになる「リバース」等
ドロー4って返せないの!?
学生の頃ウノで遊ぶたび、ドロー4の凶悪さに絶句したものです。
ドロー4を積み重ねられて手札を膨大に増やされる理不尽さ。
グレー「ドロー4」
ミケ「ドロー4」
クロ「ドロー4」
ねずみ「くわーードロー4持ってないし!」
ミケ「じゃあ、ねずみ12枚な」
しかし最近調べて知ったのですが、ドロー4をドロー4で返したりは出来ないのです。
しかも他に出せるカードがあるときはドロー4を使ってはいけないのです。
くっそー今までずーーーっと騙されていたぞ( ゚Д゚)
たぶんウノ経験者の7割は、このことを知らないでしょう。
カードを並べるの!
さて本題に戻りますよ。
ねずみ考案のアレンジUNOでは、場にカードを並べるのです。
だからアレンジゲーム名は『並べRUNO』
まずはスタートカードを表向きで中央に置きます。
そして周りの離れた場所に裏向きで数枚のカードを置きます。
これは得点カードと呼ぶことにします。(距離や枚数は自由です)
手札を3枚ずつ配ったらゲームの準備は完了です。
同じ色か同じ数字を出すところは基本ルールと同じですが、カードは重ねません。
上下左右のいずれかに並べて出すのです。
また、カードを出したら山から1枚カードを引きます。
(出せるカードがないときは1枚捨ててから1枚引きます)
同様にして直前に出されたカードに繋げる形で手番を回していきます。
「直前に出されたカードに繋ぐ」というのが大事なところ。
そうすることで、曲がりくねった道になったとしても1本道になるからです。
得点カードを踏んでゲット
道が伸びていけば、誰かが得点カードを踏む形になるはずです。
踏んだ人がそれを獲得し、その後この道は全て取り除いて捨て札にします。
獲得したカードはゲーム終了時に種類に応じた点数を得ます。(点数については後述)
道がどんどん変な方向に進むという事態を防ぐために「場外禁止ルール」を入れておきます。
得点カードの外枠を直線で結んだ境界線から飛び出す置き方の禁止です。
写真の例ではピーチ姫の置き方は反則で、ヨッシーの上か下に置く必要があります。
リバースカードによる分岐
得点カードの手前で誰もカードを出さなくなる、という膠着状態を防ぐために
リバースカードの特別な使い方を考えました。
リバースを置いたら、次のプレイヤーは違う分岐に繋ぐことにするのです。
こういう感じですね。
リバースが置かれたので、スタートから新しい分岐を作りました。
分岐はスタートカードの上下左右いずれからでも選べます。
さらに誰かがリバースを置いたなら、さっきの右の道に戻ってもいいし
スタートカードから新たな分岐を作ってもいいです。
こうしてスタートカードを中心に、あちこちにカードの道が伸びていきます。
ドロー2とドロー4
手番ではカードを1枚プレーして山から1枚引くわけですが
ドロー2を出した場合は2枚引けます。
普通のウノと違って手札を減らす理由はないですからね。
同様に、ドロー4を出したら4枚引けます。
手札が増えれば選択肢も増えて有利だからガンガン引くべし。
またスキップやワイルドカード等の効果は普通のウノと同じです。
アナログならではのアバウトさ
初期配置がアバウトなので、得点カードに届くまでの枚数もアバウトです。
アナログならではの微妙な距離の攻防が出てきます。
ねずみ「よーし得点カードゲット!」
クロ「やっぱり取られたかあ」
ミケ「いやいや、ちょっと待てや」
ミケ「3ミリ届いてないやろ。図々しいやつやな」
クロ「ほんとだ。さすがねずみ汚い」
ねずみ「くっ、微妙すぎる」
今回の完成ルール
という感じで今回はこれで完成。けっこう自信作です。
得点カードの配置や枚数を変えればプレー感も変わるので、何度でも遊べるかと。
スタートカードに何かを置いて目印にすると分かりやすくなります。
《使うもの》UNO 何か置くもの
《プレー人数》2~4人
《勝敗》合計得点が高い人の勝ち
【基本ルール】
最初に配る手札は3枚。手札制限は7枚。
手番ではカードを1枚プレーするか捨てる。その後山から1枚補充する。
手札から出せるカードはUNOの基本ルールと同じ。
得点カードの外周を結んだラインの外側に完全に出る置き方は禁止
得点カードは踏んだ人が獲得しゲーム終了時まで表を見ずに伏せておく。
得点カードを獲得したとき、その道のカードを全て捨て札にする。
(この次のプレイヤーは好きな分岐に繋げる)
山札がなくなったら捨て札を混ぜて新たな山にする。
得点カードが残り1枚になったらゲームを終了し得点計算を行う。
[各カードの効果]
ドロー2→カードを2枚補充
ドロー4→カードを4枚補充・色の指定
スキップ→次のプレイヤーの手番を飛ばす
リバース→次のプレイヤーは別の分岐に繋ぐ
ワイルド→色の指定
[得点カードの獲得点]
数字カード→その数字の点数を獲得
ドロー2→山から2枚引いていずれかの数字の点数を獲得
ドロー4→山から4枚引いていずれかの数字の点数を獲得
スキップ→自分の2つ先のプレイヤーが3点獲得
リバース→自分の1つ前のプレイヤーが3点獲得
ワイルド→自分以外の全員が3点獲得
こうやって好き放題にルールを作れるのもアナログの良さですね。
UNOで遊ぶ機会があったら、ぜひ試してくださいませ(*´▽`*)
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