厳選ボードゲーム紹介 第22回
アラカルト
生まれて初めてプリンアラモードという言葉を聞いたとき
プリン?あらどうも(*´▽`*)
としか思えなくて、ほっこりしたことを覚えています。
皆さんもきっとそうですよね。ねずみには分かってます。
ということで、今回は料理アクションゲーム『アラカルト』の紹介です。
教室にあるのは旧版のものですが、この箱絵が面白すぎてw
どういうことなんですかね、この状況は。
ちなみに「a la carte(アラカルト)」とはフランス語で
「一品料理とかお好み料理を注文する」という意味らしいです。
覚えておけばフランスに行ったときに、きっと役に立ちますよ。
このゲームはそのタイトルの通り
一品料理を作っていくアクションゲームなのです。
調味料を振りかける
まずはフライパンの中に、作りたい料理のタイルを敷きます。
そしてその料理を完成させるためのアクションをしていきます。
例えばこの「野鴨肉ステーキ赤キャベツ添え」を完成させるには
専用サイコロで、フライパンの温度を2~5度に収まるようにします。
そして、胡椒・シトロン・パプリカを、それぞれ1個ずつ入れます。
これが調味料です。
コルクの蓋を取ってフライパンにパッと振りかけます。
このアクションこそが、アラカルトの最高に楽しい要素の1つです。
調味料チャキーン!
調味料は何度もシャカシャカ振ることは出来ません。
チャキッと一回だけ振るのがルールです。
すると、この容器の口が絶妙な形状になっているからなのか
調味料がドバっと出たり、何も出なかったりと非常に気まぐれなのです。
白いのは塩です。
このゲームでは、塩は全ての調味料入れに混ざっていますが
料理の完成条件に塩は入っていないので、調理のときに出ると邪魔なだけです。
というのも、どの調味料も同じものが3個以上フライパンに入ってしまうと
「味付けが濃すぎる」ということで料理失敗になるからです。
失敗した料理はブタの餌となり、マイナス1点。
あらあらアラカルト
ねずみ「そいじゃ始めよう。作りたい料理をチョイスしてちょ」
ミケ「ちょいっすー」
グレー「森永のチョイスってうまいよな」
クロ「僕はマリー派だよ」
ねずみ「よし、こいつでいこう。フライパンを温めずに出来るのに高ポイントだ」
このサラダ料理、温めずに作れて調味料も2つだけと作成難易度は低いように見えます。
しかしこの料理が3ポイントももらえるのには理由があります。
その理由は、この先を読んでいくと分かります。
手番で出来るアクション数は3回
ねずみ「じゃあアクション1でオレガノ振るよ」
ミケ「ドバっといけ。ドバっと」
ねずみ「そいっ!」
クロ「あっ、塩だ」
ミケ「ぷっ。しょっぱ」
ねずみ「アクション2。もう一回!よし今度は出た」
3個入ってしまったらアウトですが、2個まではセーフです。
ねずみ「アクション3、胡椒。よし揃ったぜ」
ミケ「おっ。ねずみのくせに」
ねずみ「じゃあグレーの手番」
グレー「あいよ」
手番で出来るアクションは3回。
「完成宣言」も1アクションなので、この時点ではまだ完成にはなりません。
コーヒーブレイクという恐ろしいルール
「コーヒーブレイク」というアクションもあります。
これは袋の中からカラーチップを(中を見ないで)1つ取り出し
中央のボードに乗せるというものです。
グレー「さてコーヒーブレイク狙ってみるか」
ミケ「まあ当然やな」
ねずみ「待て、それはやめれ」
もし中央に4色のチップが揃ったら、全員のフライパンを時計回りに交換します。
つまり完成直前の料理が取られるわけです。
グレー「ちっ赤か。残念」
ねずみ「うはーあぶなし」
グレー「まあいい。温度サイコロ振る」
温度サイコロという恐ろしいルール
サイコロは基本的には自分のフライパンの温度を上げるものですが
Aの目が出たときは全員が1度上がります。
グレー「Aか。オールだ」
ミケ「おっラッキーやなあ」
クロ「1度あげたよー」
ねずみ「あれ?これってもしかして・・・」
ミケ「じゃあワシもサイコロからいくわ」
ねずみ「Aを出すなよ。絶対出すなよ」
ミケ「それは出せってことやな?」
クロ「だよねー」
全員のフライパンの温度が上がる。それが意味することは
すなわち、低温で簡単に作れる料理は温度が上がればアウトということです。
ねずみ「ヤバい。これはヤバい」
相手の料理に手を出せる
ミケ「あっ、Wやったわ」
ねずみ「おおっあぶない。セーフ、セーーフ」
クロ「 Wって何だっけ」
グレー「相手の料理に口出しするやつだな」
サイコロで Wが出たときは、任意の相手のフライパンに
「調味料を追加投入」することが出来ます。
ミケ「そのサラダ。オレガノが足りてない気がするんやが」
ねずみ「いやこれでベスト。余計なお世話だし」
ミケ「まあまあ、そう遠慮なさらずに」
ねずみ「ちょっ、やめ、うわああぁ」
同じ調味料が3個以上入ったので、この料理は失敗。
ブタの餌。マイナス1点です。
ねずみ「むぐーーーなんてこった。パンナコッタ」
結局、何をやっても面白い
クロ「引いた。コーヒーブレイクだよ」
ねずみ「うわああーー完成品が流れていく」
ミケ「ねずみはアホやなあ」
アクションあり、嫌がらせあり、適度な運の要素もあって何をやっても面白い。
アラカルトは笑いの絶えないゲームです。
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