アレンジした遊び方を考えてみる 第5回
「トラスト・ミー〇Xゲーム」
〇Хゲームという遊びを皆さんはご存知でしょうか。
紙に9マスになるように線を引いて
〇かХが、縦横斜めのいずれかに直線で3つ並べば勝ちという
あの、とてつもなくつまらない遊びのことです。
学校で授業中や休み時間に遊んだことがある方も、少なくないことと思います。
あのゲームの何がつまらないかって
普通に戦っていれば、何回やっても必ず引き分けになることです。
学生時代このゲームの相手を友達にやらされる度に
「なんてクソみたいな遊びだ(´・ω・`)」と思っていたことを
ねずみは覚えています。
どんなにつまらない遊びでもアレンジすれば面白く変わるはず
今回は、この〇Хゲームという究極のクソゲーをアレンジして
なんとかもっと面白い遊びにすることがテーマです。
すなわち「新しい〇Xゲームを考える」
このゲームを知らない人のために補足すると
これは学校で、授業中や休み時間に遊ぶもので(わざわざ時間を作って遊ぶものではないという意味で)
〇の人とXの人が交互に、空いているマスに自分の担当するほうの記号を書いていき
直線で3個、自分の記号が並べば勝ちというのが正式ルールです。
この超つまらない遊びを、どうやったら面白く出来るか。
時間を作って遊ぶ価値があるくらいに。
まずはシンプルに、マス数を増やすことを考えました。
しかし、これでは逆にどうやっても先手が必勝になってしまいます。
3個じゃなくて、4個並んだら勝ちというルールにしてもいいのですが・・・
それなら「にゃんこならべ」をやっとけばええやん。
ということになりますね。
にゃんこならべは、連珠(5目並べ)をキャラクター化したものです。
面白いですよーヾ(^▽^)
マス数そのままで心理戦にする
マス数を増やすと収拾が付かないので、マス数は変えずにルールだけをアレンジ出来ないかと考えました。
それが「トラスト・ミー(俺を信じろ)」ルールです。
ちなみに、このタイトルに元総理を揶揄する意図は全くありません。
このゲーム名が一番しっくりきただけです(*‘ω‘ *)
まずは9マスに線を引いた紙を2枚用意します。
そして上下が分かるように、上に星☆を書きます。
このうち1枚は〇プレイヤー用。もう1枚は共用です。
〇のプレイヤーが先手を持ちます。
そして、Xのプレイヤーに見えないように自分専用の用紙に最初の〇を書きます。
このとき、数字の1を〇の中に書いておきます。
以降の〇にも番号を付けていきます。
Xが勝つ方法① 嘘を見破る
自分の用紙に書いたあとは、共用の用紙にも〇を書きます。
「どちらの用紙も同じ場所に書く」
という約束になっているのですが、正直に書いても嘘を書いてもかまいません。
ただし嘘をついていて、それを指摘されたら〇の負けとなります。
ねずみ「最初の〇はここに書いたよ。トラストミー?」
ミケ「なるほど。まあ信じよう」
Xの人が信じれば、そのまま勝負を続けます。
逆に、正直に書いたのに嘘だと指摘してしまったらXの負けです。
そこは、約束と信頼のゲームということですね。
続いてXのプレイヤーが共用の用紙にXを書きます。
ミケ「じゃあここで」
ねずみ「オッケー」
このXは、〇プレイヤーも自分の用紙に書いてください。
Xが勝つ方法② 今までのどれかの嘘を踏んづける
〇の勝利条件は、もちろん3つ並ぶことですが
Xの勝利条件は3つ並ぶことではありません。
Xが勝つには嘘を見破ること。そしてもう1つ別の方法があります。
それは今までに嘘をついていた本来の〇の位置を踏んづけることです。
ねずみ「2つ目はここに書いたよ。トラストミー?」
ミケ「ふむ・・嘘くせー。だがまあ信じよう」
上の写真では、ねずみは嘘を書いています。2枚の用紙を見比べてください。
ミケ「信じる。信じるが、なんとなくこのあたりに書いてみるか」
ねずみ「げっ、踏まれた」
このように、〇専用用紙にだけ書かれていた
本来の〇の位置を踏んだら、Xの勝ちです。
これは直前の嘘であっても、過去の嘘であってもです。
シンプルに嘘を指摘すればいいのでは?と思うかもしれませんが
相手が1番目か2番目か、どちらかで嘘をついていると感じたときなどに
このようにあえて違う場所を踏みに行くのが有効だったりします。
〇が勝つ方法 3つ並ぶ
今度は先攻後攻が変わりました。
やはりそれぞれが1~2回ずつはやるべきですね。
ミケ「2個目はここやで。トラストミー」
ねずみ「うーん。まあ信じておこう。じゃあここを止めるよ」
ミケ「はい3つ並びました~」
ねずみ「全部嘘かよ!」
なんでもかんでも信じてたら勝てないですね。
人を信じることも大事、でもときには疑うことも大事。
どちらも大事ですね。
ちょっと深いゲームでしょう?(*´▽`*)
今回の完成ルール
それなりに面白いゲームになったと思いますが、どうでしょうか。
《使うもの 》紙と鉛筆
《プレー人数》2人
《勝敗》
〇の勝利条件 ⇒ 縦横斜めの、いずれかに直線で〇が3つ並ぶ。
Xの勝利条件 ⇒ 〇の嘘を看破する。または今までに書かれた本来の〇の位置にXを書く。
Xの敗北条件 ⇒ 〇が正直に書いたときに、嘘だと指摘した。
以上です。
Xが3つ並んでも勝敗に関わらないので、気を付けてください。
とりあえず、授業中は
ちゃんと先生の話を聞くようにしましょう(´∀`∩
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