マンホールフェス2019 in 東急ハンズ
先日、新宿高島屋前で開催されていた
「マンホールフェス」という展示イベントを見に行きました。
(2月1日から2月3日までの、超短期イベントでした)
ねずみは特にマンホール好きなマンホーラーということでもないのですが
イベントの広告があまりに面白そうだったので、興味が湧いて行ってみました。
マンホールがここまで凄まじい芸術品だとは
「日本のマンホールには色々な絵柄があって面白い」と
日本を訪れた外国人がおどろくという話は
その手の番組や何かで時々話題になるので、知っている人も多いと思います。
ねずみも「ふーん、マンホールって凄いんだなあ」というくらいには思っていました。
しかし、このマンホールフェスに行って
その想像を絶する凄さを目の当たりにして、ねずみは驚愕しましたよ。
おおおおおおおおお、なんじゃこりゃあああ! щ( ° □ ° щ )
凄まじいクオリティ。これが、ご当地マンホールというやつなのか。
なんとデザインマンホールの実物展示ですよ。実物!!
デザインマンホールの実物展示
全部凄くて選べないので、もう全部紹介しちゃいますよ。
これは福岡県北九州市の「銀河鉄道999マンホール」です。
これを見た瞬間、今まで持っていたマンホールのイメージが完全に変わりました。
何という美しさ。
メーテルですよ、メーテル! 松本零士先生のサインまで入ってる。
銀河鉄道999のマンホールは、松本零士先生が福岡県生まれということで
北九州市のデザインマンホールとして9種類作成されたそうです。
静岡県富士市の「富士山マンホール」
北側に富士山、南側に駿河湾の白波をイメージしたデザインになっています。
色合いがステンドグラスみたいですね。
現地では、このマンホールは
富士山の向きと下水の流れる方向が合うように設置されているそうです。
つまりこのマンホールを見るだけで、山頂に向かうように下水が流れているのが分かるという。
よく考えられていますね。
大阪府大阪市の「大阪城マンホール」
大阪市の市花である桜と、水流を組み合わせたデザインになっています。
大阪城カッコいいっすなあ。
「城と桜」ってまさに日本の風景ですね。
下水道の原型は、大阪城の築城と城下町の整備に合わせて造られたので
大阪市は下水道の原点とも言える場所なのだそうです。
豊臣秀吉「下水道はワシが造ったんやでー」
という感じなんでしょうか(´▽`)
東京23区の「 花と木と鳥のマンホール」
都の花「ソメイヨシノ」と、都の木「イチョウ」と、都の鳥「ユリカモメ」がデザインされています。
なるほどなるほど、って。鳥どこーー!?
周りをぐるっと、取り囲んでいる白い波線が鳥だそうです。
ふむふむ、そういうことかあ。トリだけにかあ。
神奈川県横浜市の「ベイブリッジマンホール」
横浜の観光名所の1つ、ベイブリッジ。そして外側が船の操舵輪のデザインになっています。
青が鮮やかで美しいですね。
元町公園にいくつかあるそうです。
ねずみにとっては地元なのに、知らなかったって言うのはまずいですな(^▽^;)
東京都多摩市の「ハローキティマンホール」
どうしよう、可愛すぎる。
ハローキティが雨上がりの街を散歩しているようすと
背景には、多摩センターにあるサンリオピューロランドがデザインされています。
ちなみにハローキティは
多摩市から「多摩センター親善大使」に任命されているそうです。
なんじゃそりゃー(*´▽`*)
同じく、東京都多摩市の「ラスカルマンホール」
でたなーあらいぐまめ。のんきな顔しやがってー
多摩市と連携協定している日本アニメーションのキャラクター
「あらいぐまラスカル」と、市の木であるイチョウがデザインされています。
これはイチョウデザインですが
ヤマザクラデザインのものもあります。
そっちもピンクできれいですよー
栃木県大田原市の「那須与一マンホール」
弓の名手である平安時代の武将、那須与一がデザインされています。
源平屋島の戦いで、波に揺れる平家の船に掲げられた扇の的を
一矢で射落とした姿が描かれているそうです。
大田原市では毎年8月に「与一まつり」が開催されて
甲冑を着た400人もの武者行列が通りを練り歩くそうです。
すっごいな、それは。そうとう迫力あるでしょうね。
岡山県岡山市の「桃太郎マンホール」
岡山県と言えば桃太郎を連想するくらい、桃太郎は岡山のシンボルですね。
もちろん犬猿雉と一緒にデザインされています。
鬼退治というより、観光に来ているような平和な雰囲気。
「桃太郎のまちおかやま」の「おもてなし」に一役買っているので
『ももてなし』と呼ばれているそうです。
面白いやん(^O^)
兵庫県神戸市の「王子動物園マンホール」
キリン、フラミンゴ、トラ、ゾウ、ジャイアントパンダ、 チンパンジー、コアラ
7種類の動物がデザインされています。
にぎやかな感じが最高ですね。
王子動物園の入口付近に設置されているそうです。
王子動物園の園内には、動物デザインのマンホールが数多くあるようです。
本物の動物より、そっちを見るのが目的で行く人もいるだろうな。
マンホールは美しい
「マンホールは美しい」というテーマで、会場には他にもいろいろと展示してありました。
改めて見ると、こういう幾何学的な模様も確かに美しいですよね。
そして普段は見ることのできないマンホール蓋の裏側も。
これは本物と同じ製法で造られたミニチュアマンホールです。
細部まで、恐ろしく精巧に造られています。
このマンホール蓋にかける情熱って、何なんでしょうかね。
職人魂でしょうか。
見てください。こんなですよ!
マンホールグッズとして売っていましたので、こうして実際に持つことが出来ましたが・・・
ヤバいなこれ。とてつもないな、これは。
本物と同じ「ダクタイル鋳鉄」というのを使っているということで、ずっしりとしています。
手で持っていないと、このサイズだとは思わないでしょうね。
リアルすぎて。
マンホールグッズが盛りだくさん
ミニチュアマンホールだけでなく、マンホールグッズの充実っぷりは凄かったです。
全部載せるのは大変なので、一部だけ載せていきます。
グッズ販売は、展示イベントが終わっても2月24日まで
東急ハンズ新宿店7Fで行われているそうです。
さて、まずは・・
マンホールボールペンか。なるほどなあ。
って、なんぞこれw
学校で「お前どこ蓋よ?」なんて会話しながら使うんでしょうか。
マンホールストラップにマンホールキーホルダー。
マンホールのことを知らずに聞いたら、ギャグかと思いそうですが。
こうして見ると最高のオシャレグッズだと思えてきました。
どれだけオシャレグッズかというのは、これを見れば分かります。
亜鉛合金製のリアルご当地ミニチュアマンホールです。
インテリアとして飾る選択肢の1つとして、いずれ絵画や彫刻と並ぶ定番になるのでは。
「いやあ、素晴らしいマンホールをお持ちで」
なんて言うのが日常になるかも。
ベイスターズとのコラボ商品までありました。
マンホールクッションや、マンホールインテリアマットや、マンホール収納ボックス。
さらに、カープとのコラボ商品も。
マンホールタオルやマンホールショルダーバッグまで。
もう何でもありですな。
真のマンホーラーとは
突き詰めたらどこまでも深い世界ですね。
マンホールだけに (^o^)丿
そしてこの後で書きますが、真のマンホーラーへの第一歩は
「マンホールカード」
というアイテムを集めるところから始まります。
このTシャツを着て。
マンホールグッズを入れるためのトートバッグには
当然、マンホールの模様をプリントするべし。
このように。
イベント会場では、こんなことまでやっていました。
主催者側の遊び心が爆発していますね。
マンホールカード人気投票
「マンホールカード」とは全国のご当地マンホール蓋の、写真と詳しい情報が載っているコレクションカードです。
今回のイベントでは、478種類全てのカードが地域ごとに分けられて展示されていました。
本来これだけで1ブログになるくらいの魅力的なコレクションアイテムであり、圧倒的なカード枚数なのですが
その中から、たった1枚を選んで人気投票するという
とんでもない企画が行われていました。
478枚から1枚を選ぶんですよ!
全部見るだけでも大変なのに。
しかも1枚1枚が綺麗だったり美しかったり面白かったりで・・・
そこからたった1枚を選ぶなんて、そんな無茶な。
しかしこれは楽しい。1つ1つ見ていくのはものすごく楽しい(*^▽^*)
ということで・・
じっくりと時間をかけて、ねずみなりにベスト5を選んでみました。
実際の人気投票ランキングも、公式発表されました(2019年2月8日)
ちびまる子ちゃんやシナモンや、キャラクター系が人気ですね。
☆ねずみの選んだマンホールカード、ベスト5☆
第5位は、福岡県北九州市の「若戸大橋と花火マンホールカード」
橋の赤と夜景の青。そして花火の組み合わせが、めちゃ美しい。
「くきのうみ花火の祭典」というのが、ここで行われているそうです。
第4位は、山形県上山市の「かかしマンホールカード」
ここまで1枚1枚きれいなカードを見てきて、これを見たときに吹き出しました。
この潔いデザインは
「上山市かかしランドシンボルマーク」というそうで
「かみのやま温泉全国かかし祭」というイベントが行われることから採用されたそうです。
第3位は、神奈川県横浜市の「あさひくんマンホールカード」
地元びいきというわけではないですよ。
横浜市旭区のマスコットキャラクターあさひくんと、帷子川(かたびらがわ)がデザインされています。
この童心に返るような、柔らかな色合いとデザインが大好きです。
あさひくんと握手すると幸せが訪れるとか。
第2位は、滋賀県大津市の「琵琶湖マンホールカード」
このワチャワチャしたデザインがたまりません。
琵琶湖には「外輪船ミシガン」
空にはマンホールのゆるキャラ「ホール・まん蔵」
左下には、ちはやふるでお馴染み「おおつ光ルくん」
すっごいにぎやかで楽しいマンホールです。
そして第1位は、北海道芦別市の「おおくま座マンホールカード」
星をモチーフにしたマンホールまであるとは! !
これを見た瞬間、心を奪われました。
芦別市は「星の降る里あしべつ」のキャッチフレーズで、まちづくりを進め
1988年に環境庁のコンテストで「星空の街」に認定されました。
このデザインは芦別市から観測できる星座の1つとして、おおくま座が描かれたものです。
ねずみの選ぶベスト5は、この5枚でした。
さらにもう1周じっくりと見れば、また変わるかもしれませんが。
マンホールの蓋が、こんなに凄い世界だとは思いませんでした。
もうマンホーラーになるっきゃないな(*^◯^*)
とりあえず近所のマンホールカードをもらいに行ってこよう。
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