アレンジした遊び方を考えてみる 第1回
「花札双六」
新企画スタートです! (∩´∀`)∩わっふー
ボードゲーム異種対決企画が完結したら、この企画を始めようと前々から考えていました。
ボードゲーム異種対決シリーズはこちら↓
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今回の企画は
すでにある様々な遊びをアレンジして、新しい遊び方を考えてみるというものです。
記念すべき第1回のテーマはこちら。
『花札の新しい遊び方を考える』
花札の遊び方と言えば「花合わせ」や「こいこい」などが有名なところですが
今回は今までになかった、全く新しい花札の遊び方を考案してみます。
花札で双六をしたら面白いのでは、と思った
それが「花札双六(はなふだすごろく)」です。
と言っても、ざっくりとしたイメージがあるだけですので
まずはいろいろ試行錯誤しながら、ルールを作り込んでいきます。
こういう過程はボードゲーム異種対決のときとそっくりですね。
最初にひらめいたイメージは、こんなふうに花札を裏向きで並べて1周するという方法です。
双六なので、もちろんサイコロで進みます。1,2,3と。
そして止まった場所にある札を手に入れます。
おっ、イノシシだ。今年の干支やん (^O^)
札を取った後の空間は、以降はマスとして数えません。
こんなふうにして手に入れた札で、何か花札としての役が出来たら加速するということにします。
例えば三光や猪鹿蝶が揃ったら6マス進める、というような感じで。
くじ引きみたいで面白いのでは。
これ・・なかなか揃わないし・・すっげえ地味だな(´・ω・`)
どうにも盛り上がるポイントもなく、淡々と1周してしまいました。
これでは全然面白くない。
花札を表にしてみる
今度は表にしてみました。おおっ、一気に華やかになったぞ。
このほうが正解か。
さらにゲームの目的を「1周すること」ではなく「札を取り切ったあとの点数勝負」にしてみます。
点数とはもちろん、花札の役によるものです。
これで悪くなさそうな気もするのですが、何かもう一工夫ほしいところ。
札を全部取り切るのは時間もかかるし。
では、コースの枚数を減らすべきか?
うーん、それもなんか違う気が。
あっそうだ。花札のことだし、花札ガール♪さんにアドバイスをもらってみるか。
花札ガール♪「札を何枚か重ねればいいのでは。止まったら、お得な場所が出来てメリハリがつくし、コースもコンパクトになる」
ねずみ「おおお、なるほど!(゜o゜) 」
さすがのアイデアでした。これは確実に、そのほうがいいですね。
サイコロの出目に対する気持ちの入れ具合もまるで違うでしょう。
例えばこんな場面なら
なんとしても3を出して「赤タン2枚セット」が欲しいところ。
コースを作るところからゲームにする
このルールならコースを作ること自体が、すでに面白いのでは。
とすると、例えばこんなふうにするのはどうだろう。
まずは札を裏のまま各プレイヤーに均等に配ります。
そして場札が計20枚以上になるまで、それぞれのプレイヤーが同数の札を並べていきます。
ここでは、置く場所に意図を持たず機械的に並べましょう。ぽんぽんと。
そしてここからは、札を重ねて置く場所を自由に選べることにします。
各プレイヤーは、交互に札を出していってください。
「花見酒セット」をつくるもよし。「カス札抱き合わせ5枚セット」をつくるもよし。
(重ねずに、コースの間に置くのも可)
この双六コース設計はそうとう面白いです。
オリジナル双六を、みんなで作るときのようなワクワク感があります。
ちょっとした戦略について
スタート場所は相手が決めるというのが戦略的で良さそうです。
どこかの札と札の間に、このように駒を置くことにします。
3人以上で遊ぶときは、左隣のプレイヤーのスタート場所を決めるという形にすればいいと思います。
このルールでテストプレーしてみましたが、これはそうとう面白いですよ(*^◯^*)
素朴に双六を楽しめばいいので
戦略的要素は入れすぎないほうが良いと思いますが
「3マス以内の好きな数進める権利」
というのを1度くらいは使えてもいいかもしれませんね。
これはサイコロを振る替わりに、1~3から選んで進むことが出来るという権利です。
ここぞという場面で使うと効果的でしょう。
ここで権利を使って1だけ進むと。
あっ、もしかしたら
このゲームをするならダイストレーがあると便利かもしれないぞ(*‘ω‘ *)
と、さりげなく過去記事を宣伝しておこう↓
今回の完成ルール
できたできた。
新しい遊び方って、やってみると作れるものだなあ(*´▽`*)
《使うもの》花札 サイコロ 人数分の駒・権利証
《推奨プレー人数》2~4人
【プレー手順と基本ルール】
①花札を各プレイヤーに均等に配る。
②そこから場札が20枚以上になるまで、重ならないように札を円形に並べていく。
③残りの札は、各プレイヤーが順番に1枚ずつ置いていく。この際自由に札を重ねることが出来るが、1カ所の重なりは最大で5枚までとする。
④左隣のプレイヤーのスタート位置を決める。
⑤手番プレイヤーは、サイコロの数だけ時計回りに駒を進め、止まった場所の札を手に入れる。
⑥サイコロを振る替わりに権利証を使うと、1~3の好きな数を選んで進むことが出来る。
⑦場にある全ての札が無くなったらゲーム終了。
役にしたがって得点計算をし、最も点数の高いプレイヤーが勝利する。
出来役と点数一覧
役ごとの点数です
五光(10点)
四光(8点)
雨入り四光(7点)
三光(5点)
花見で一杯・月見で一杯(5点)
猪鹿蝶(5点)
赤タン・青タン(5点 短冊札が増えるごとに+1点)
タネ(5枚で1点 タネ札が増えるごとに+1点)
タン(5枚で1点 短冊札が増えるごとに+1点)
カス(10枚で1点 カス札が増えるごとに+1点)
もしいずれのプレーヤーも役が出来なかったら、
光札5点・タネ札3点・短冊札2点・カス札1点で、合計得点勝負にすればいいと思います。
新企画、初回はこんな感じでしたが、いかがでしたでしょうか。
それでは次回をお楽しみにヾ(^▽^)
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