神経衰弱しないんボール(神経衰弱+ビリヤード) 遊びの合成

合成して新しいゲームを創り出す 第8回

「神経衰弱しないんボール」

2つの遊びを抽選によって選ぶ。これは運です。

2つを合成して1つの遊びとして成立させる。これは実力です。

つまりこの遊びの合成シリーズは最初から運と実力の融合だったのです!

 

だから何と言われたら、言いたいことが上手くまとまらないのがねずみの文章力。

書いておいてあれですが深いことは何も考えておりませぬ(*´﹃`*)

 

さて抽選により今回は【トランプ】【ビリヤード】という

エレガントな組み合わせになりました。

 

合成素材にトランプが含まれたときにまず考えなくてはならないのは

どのトランプ遊びをベースにするのかということです。

ババ抜きとか七並べとかトランプの遊びはたくさんありますからね。

ビリヤードもトランプも数字要素があるだけに、上手くシンクロさせていきたいところ。

例えばビリヤードの9ボールと合うのは、どんなトランプの種目でしょうか。

 

9といえば・・・おいちょかぶ?うーん

 

番号を枚数として使う

色々と考えた結果、ビリヤードの番号をトランプの枚数として使うことにしました。

つまりビリヤードで落とした球の番号分だけカードを引くといった使い方です。

 

そこで選んだトランプ種目が「神経衰弱」です。

神経衰弱では1度にめくるカードの枚数は常に2枚ですが

この合成ゲームではビリヤードで落とした球の番号分めくれることにします。

ガツンと9を落としてバシバシバシと9枚めくる。これは爽快でしょう。

 

そんなに一生懸命記憶しなくてもカードが取れるという意味を込めて

合成ゲーム名は『神経衰弱しないんボール』としました(*^◯^*)

ビリヤードも神経衰弱もガチ寄りゲームなので、運で勝てる要素を増し増しにします。

 

 

9ボールでは盤上にある中で1番小さい数字の球に当てるのがルール。

ですが、このゲームではそこを問わないことにします。

どの球に当ててどの球を落としても構いません。これはかなり気楽でしょう。

となればよりたくさんのカードをめくるために

より大きい数字を落としたくなるところ。

結局9番を落としたいという点では9ボールの主旨に近付いていますね。

 

リスクとリターン

同じ数字をめくれば、もちろんそのカードを獲得できます。

2枚組が複数あればそれらは全て獲得できます。

 

ただし同じ数字を3枚開いてしまったらアウツ。

その手番では何も獲得できません。

たくさんめくれば獲得できる数も増えますが、アウトになる可能性も同時に増すのです。

 

運で即勝ちチャンス

ビリヤードの球の中で1だけは神経衰弱で役に立たない数字です。

そこで1については特別ルールをもうけます。

1を落として1枚だけめくったカードが1だったら即勝ちとするのです。

ここが今回の大きな運要素。

また7枚以上のカードをめくったときに

7枚連続で違う数字を引き続けた場合も勝ちとします。

神経衰弱的には悪すぎる運を逆に活かそうというわけで、これもまた運要素です。

 

運と実力

1を引いて勝つ狙いなら、初期状態で引く確率は13分の1。

運で勝つのには十分すぎる確率です。

しかしそれ以前にビリヤードの腕が必要なのは言うまでもないところ。

 

ねずみ「くっそー神経衰弱まで進めねえ」

ミケ「どっちみち取れやしないから一緒やぞ」

グレー「それな」

1を見つける自信があっても球を落とせなければ話になりません。

運を活かすにも、まずは必要最低限の実力ありきです。

 

今回の完成ルール

といった感じで今回はこれで完成。

神経衰弱を採用しましたが、ポーカーで同じようにしても面白いかも。

《使うもの》トランプ ビリヤード

《プレー人数》2~4人

《勝利条件》

☆全部のカードを取り切ったときに最も多くのカードを獲得している。

☆ビリヤードで1を落とし1をめくる。

☆7枚連続で違う数字をめくる。

 

【基本ルール】

どの球に当ててもファールにならない。その他のファールは9ボールのルールに従う。

落とした球の番号分だけトランプをめくり、2枚組があれば全て獲得。

複数の球を落としたら番号を合計した枚数めくる。

3枚以上同じ数字をめくったらその時点で手番を終える(カードの獲得はできない)

セットの獲得後1が場に残った場合、その1をゲームから取り除く。

ビリヤード・神経衰弱いずれの結果に関わらず手番は連続しない。

全ての球を落とし終えたらビリヤードをリセットする。

 

以上です。

運要素は入れたものの結局はビリヤードの腕と記憶力がある人のほうが強いわけで。

うーん、意図していたのと少し違うなあ。

全く頑張らなくても勝てるようなゲームをもっと頑張って考えれば良かった。などと

矛盾するような気持ちが合成される面倒くさがりのねずみでした。

 

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