合成して新しい遊びを創り出す 第1回
「ウノヤード」
大変お待たせ致しました。
「新しいゲームを考えてみる」シリーズ第三部。
☆合成して新しい遊びを創り出す☆
これよりスタートです!
2つの遊びを1つにして新しい遊びを生み出そうという試み。
予告記事で書いた通り、合成するものは15種の遊びの中から抽選で決定します。
記念すべき第一回。抽選により選ばれた遊びは
【UNO】と【ビリヤード】です!!
カードゲームとスポーツ競技という、いかにもかけ離れた組み合わせになりましたが
はたして上手く合成できるでしょうか\(^o^)/
意外とシンクロするUNOとビリヤード
あれ?考えてみたらこの2つって妙に噛み合っているような気が・・・
1~9という番号の要素があって、カラフルな色の要素がある。
なんだなんだ、このシンクロニシティは!
UNOでは黄・青・赤・緑の4色がカードに使われていますが
この色はビリヤードでは1・2・3・6番の球の色にあたります。
こういう一致点は活かしていきたいところ。
ビリヤードにおいて球の色は単に見やすくするためのものですが
まさかUNOとの関わりで意味を持たせようとは、誰が想像できたでしょう。
常識をブレイクショット!
合成ゲーム名は『ウノヤード』としました。
まずは手札としてUNOのカードを10枚ずつ配ります。
ビリヤードは9ボールの形でセット。UNOとの関わりを考えたらこれは当然。
適当な方法でプレー順を決めたらウノヤードの準備は完了です。
最初のプレイヤーがブレイクショットをしてゲームスタートします。
今までの固定観念や常識をブレイクするような気持ちでブレイクしましょう。
おりゃーっと。
そしてUNOのカードを出す場所は・・・どこにしようか。
えーと、ここでいいや。
ヘッドスポット(ブレイク時に手球を置いた場所)に、山から1枚めくって
スタートカードとして置きます。
同じ数字か同じ色
スタートカードが赤の5だったので、次のプレイヤーは「赤」か「5」を出せます。
このあたりは普通のUNOのルール通りです。
その際に赤のカードを出すなら赤い球に、5のカードを出すなら5の球に
手球を当てる必要があることにします。
当たらなければファール。カードを出せずに手番終了です。
この配置なら赤(3番)に当てるほうが簡単ですね。
もし5番に当てたいなら手前のクッションを使って狙うくらいでしょう。
手札を確認。赤が4枚と、5が1枚か。
両方あるのでこれならどちらの球に当ててもいいところ。
球を落とせば手札も落ちる
手球で最初に当てた的球をポケットに落とせたら
それと同じ色(同じ番号)のカードを手札から全て出せることにします。
上手くいけば一気に手札を減らせるので、これは爽快でしょう。
極端な例をあげるなら、もし手札が全部赤のカードなら
赤(3番)を落とすだけで勝てるわけです。
赤を4枚バサッと。わふー(^O^)/
こうしてまとめて出すときは、どのカードを1番上にしても構いません。
球を落としたら手番継続なので、次に出すカードも考えておきましょう。
出せるカードがなくなったところで手番が移ります。
ビリヤードの腕+カード運
もし手球で最初に当てた的球以外の球がポケットに落ちたら
その番号のカードも手札から全て減らせます。
手札がいまいち繋がっていなくても、ビリヤードの腕でカバーできるわけです。
ただし手札にない番号の球を落としたらファールとします。
普通のビリヤードなら落とせるやつをとりあえず落とせばいいのですが
ウノヤードでは落とすべき球が手札に左右されるのです。
ウノヤードならではの
あっと、0のカードはどうしよう。ビリヤードに0番の球はないからなあ。
まあ普通に考えたら0は「手球」とするのが自然でしょう。
0のカードを出したいときは手球を自らポケットに落として自爆してください(*'▽')
ビリヤードとしてはファールなので手番は移りますが
0のカードは全て出せます。
自分が当てたい球がすでに落とされているというケースも当然出てくるでしょう。
その場合いずれかのスポットに好きな球を復活させて手番を終えます。
面白いのは、場のカードが増えていくにつれ邪魔になっていくところ。
数枚程度なら問題なく上を通過できるでしょうが
厚みが出てきたら手球が引っかかるかもしれませぬ。非常にアナログ的な要素。
今回の完成ルール
といった感じで今回はこれで完成。最後はジャンプボールでUNOを飛び越えたりして。
公共のビリヤード場でこんなことをやったらきっと怒られるので
ウノヤードをしたくなったら家庭用のビリヤードを買ってくださいませ。
《使うもの》UNO ビリヤード
《プレー人数》2〜4人
《勝敗》最も早く手札を出しきった人の勝ち。
【基本ルール】
カードを色として出すときは、同じ色の的球に当てる必要がある。
その的球をポケットに落とせたら同じ色のカードを手札から全て出せる。
カードを数字として出すときは、同じ数字の的球に当てる必要がある。
その的球をポケットに落とせたら同じ数字のカードを手札から全て出せる。
(いずれの場合も当たらなければファール)
上記のルールに沿った上で別の的球をポケットに落とした場合
その球の数字と同じ数字のカードを手札から全て出せる。
(ただし手札にない数字の的球を落としたらファール)
手札を出す代わりに、的球を1つ選んでいすれかのスポットに復活させることができる。
0のカードは手玉をポケットに落とすという方法でも出せる。
その他、UNOのカードの出し方はUNOのルールに従う。
ファール時の処理は9ボールのルールに従う。
以上です。
今回は上手いこと噛み合ってゲームになりましたが
次回はどんなおかしな組み合わせになるものか分かりませぬ。
また何か不思議なシンクロを感じるような組み合わせが
見つかるのが楽しみでもありますが(^O^)
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