振り子の列がうねうねと形を変えていく
科学実験装置ペンデュラムウェーブ
小学生の頃、ブランコを漕ぎながら靴を遠くに飛ばすという
アホな遊びをしていたねずみです。
やったやった、同じことやった!ヾ(^▽^) という声が聞こえてきそう。
飛ばした靴をケンケンで取りに行くまでがワンセット。
そうやって自然に体幹が鍛えられていたと思えば、そんな遊びも大事なんだろうなあ。
さて、大人と子供が同じ大きさのブランコに乗って
どちらが速くこげるかと競争したら
どちらも速さは変わらないというのが振り子の不思議なところ。
ただし振り子を吊るす紐の長さが違ったら、速さも変わってきます。
正確に言えば、短い振り子は長い振り子よりも1往復に要する時間が短いという意味です。
それを分かりやすく可視化した装置が、この『ペンデュラムウェーブ』
振り子の科学実験装置ですね。
テレビで、でんじろう先生が実験しているのを見て
その振り子の動きのあまりの美しさに思わず買ってしまいました。
長さ76cm 奥行き39cm 高さ48cm
ご覧の通り、かなり大きなサイズです。
長さの違う振り子を動かす
このように少しずつ紐の長さが違っています。
この違いが、各振り子の周期に0.02秒ほどのズレを生み出します。
猫を飼っている人は猫パンチされないように注意。
紐が絡まると、ほどくのがえらく大変なので。
それぞれの球はネックレスのような形で吊るされています。
長い板を使って、 この球を全部同時に動かします。
板の角度を合わせるのが微妙に難しかったり。
このくらいか。もうちょっと下かな? (´っ・ω・)っーーーーー〃
という感じに全部の球の位置を板に合わせたら、そのままぐぐっと押し込んで・・・
さっと板を離すと、波のようなきれいな曲線を描きながら
全ての振り子が一斉に動き出します。
これがペンデュラムウェーブ。
「Pendulum」の意味は振り子。「Wave」は波です。
大きな波から細かい波に
ゆるやかな波は、次第にS字型の細かい波に変わっていきます。
右に左にうねうねと。
ペンデュラムウェーブの面白さは
時間の経過とともに形が変わっていくところです。
かなり細かい波になってきました。
連動して左右に揺れる振り子がチューチュートレインのよう。
細かい波から2列に
波はその後バラバラの動きになったように見えて
次第に3つの列、そして2つの列にハッキリと分かれていきます。
テレビで初めて見たときは本当にびっくりしました。
2つの列は中央で交差するようにすれ違います。
すれ違う瞬間の形は、DNAの二重らせん構造に似てるかも。
2列から波に
そして再び細かい波に戻り1列に揃っていくという。
うーん。すごく不思議だ。
このサイクルがおよそ1分で完了し、以降はそれを繰り返します。
視点や揺らす角度や大きさを変えてみる
この一連の動きを、上から見たり横から見たりしているだけで楽しいのですが
揺らし方をいろいろと変えてみるのも、楽しみ方の1つ。
例えば手前の球は浅く、奥の球は深くというように押し込む角度を変えたり。
すごく小さく揺らしたり、逆に思い切り大きく揺らしてみたり。
これは限界近くまで揺らしてみたときの写真。
球の残像が流れ星のようだ(^-^;
動画を撮ってみた
もちろん動画を撮っていますよ。
YouTubeで調べれば、もっときれいな他の動画がたくさんあるのですが
せっかくなので自分で撮ったものを。
見ているだけで、癒し効果があるなあと思います。
あるいは、寝付けないときに催眠術の代わりに使えたりして。
ペンデュラムウェーブ楽しいっす(*´▽`*)
運動遊びも大事ですが、知的好奇心を育てる遊びも大事なので
こういう科学を楽しむ趣味もいいかもしれないですね。
教室にあるもの カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ
|