多人数で出来る運動遊びの紹介 第14回
シンクロ壁倒し
人生には様々な壁が立ちはだかるものですが
それを打ち破ることが出来れば、目の前に新たな世界が開けてくるかもしれません。
というほど大げさなものではないですが(*'▽')☆
今回の遊びは、協力して壁を吹っ飛ばすというものです。
爽快感があるという意味では、まあ同じようなものでしょう。
ねずみ「じゃあ縄跳びやるので持ってきてー」
生徒B「えー、最近縄跳びばっかりじゃん」
ねずみ「ん?そうだっけ」
生徒C「何か面白いのがいいー」
ねずみ「そうだなあ。じゃあ壁押しでもするかー」
押しやすいマットを使う
使うものは壁にするマットと地面に敷くマットです。
どんなものでもいいですが、壁にするマットはウレタンマットが最適です。
ネコ「にゃっーと」
生徒R「おとうふー」
生徒S「おとうふ?」
ねずみ「みんな3列で並んで。E君マット乗らない」
こういうやつですね。ウレタンマット。
あまりグニャグニャなものだと立てられないので、それなりにしっかりしたやつを。
人数に合わせて列を作る
クラス人数や壁の大きさによって2~4くらいの列を作ります。
前の生徒たちから順番に協力して壁を押しますが
体当たりではなく「腕で押す」ということを強調して説明します。
腕支持の練習という意味合いがありますので。
ねずみ「おっけ、並んだね。それでは3人ずつで壁を押すよー」
生徒N「猪突猛進しよう」
ねずみ「体当たりなしだからね!手で押して、手で」
協力して壁を倒せ!
先生は裏側から壁を支えます。
そして各自の腕の力がしっかり加わるまで、がんばって倒されないようにします。
ねずみ「よしいけー腕伸ばしてー」
生徒N「おりゃー」
生徒B「りゃー」
ネコ「にゃはーーーー」
全員の力が入ったら適当なタイミングで壁を倒します。
このときあまり激しく倒すと生徒の腕に体重が強く乗ってしまうので
ほどほどに柔らかく落とすように加減してください。
ネコ「うにゃーっと」
生徒N「倒したー!」
生徒E「やったー」
素早くローテーションする
倒したあとは戻ってそのまま列の後ろに並ばせます。
そして先生はすぐに壁を起こして、素早く次のチームをスタートさせます。
2~3周はさせたいので時間をかけずにどんどん動かします。(先生は大変ですが)
ねずみ「はい次スタート!腕まっすぐねー」
生徒R「いくにゃー」
生徒S「にゃー」
ネコ「にゃはーー」
手で押すことを強調しても、壁に登ってしまう子がいたりします。
もちろん注意しますが壁に登るのも面白い運動ではあるので
それはそれで別の機会にその意図でやりましょう。
ねずみ「登らない登らない!それはまた今度やるから」
生徒R「まちがえたのでー」
生徒S「のでー」
タイミングを合わせてシンクロ攻撃!
そしてこの運動の発展バリエーションとして
今度は壁を押すタイミングを、チームでぴったり揃えることを目的にします。
それが『シンクロ壁倒し』です。
合わせやすくするため、スタートの合図は先生がカウントダウンします。
ねずみ「じゃあタイミング合わせてね。スリー・ツー・ワン・GO!」
ねずみ「ちょ、バラバラじゃん。D君速すぎ、F君は本気出して」
生徒D「みんな遅いよう」
生徒F「明日から本気出す」
足の速さはみんな違うので、上手く合わせないといけないのですが
これが意外と難しかったりします。
シンクロ攻撃!
しかしタイミングがぴったり合うと、子供の力であっても強力です。
支えてる先生もズドンと吹っ飛ばされます。
ネコ「にゃはーー」
ねずみ「おおっ!いいね。完璧なタイミング」
生徒も先生もケガしないように十分気を付けましょう。
非常に子供ウケする運動遊びなので、教場に適度なマットがあれば試してみてください。
腕支持の力をつけることや、走る速さを合わせることなどを目的としていますが
運動が楽しいというのが、まずは1番大事なところです。
人生の壁を打ち破るにも元気パワーがあったほうがいいですからね(*^◯^*)
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