BLUFF(ブラフ) ボードゲーム

厳選ボードゲーム紹介 第47回

ブラフ

日頃からブラフで生きてるねずみです(^o^)丿

 

いちおうは「先生」と呼ばれる仕事をしている事情もあり

ときには実力以上に自分を装わねばならないこともあるわけでして・・・

 

ブラフ! 虚勢! はったり!

上手に世渡りするためには、そういうスキルも必要なのです。

あるいは他人のそれを見破る洞察力も。

 

ということで今日紹介するのは

ブラフをかけたりブラフを見破ったりするボードゲーム『ブラフ』です。

ゲーム名はブラフでも、ドイツ年間ゲーム大賞のマークはブラフじゃあないんだぜ!

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パイレーツ・オブ・カリビアンにも登場

ブラフの元になったゲーム「ライアーズ・ダイス」は

映画パイレーツ・オブ・カリビアン〈デッドマンズ・チェスト〉の作中で登場していて

ボードゲーマーの間ではちょっとした話題になりました。

 

平然と命がけのブラフをかけられる海賊のような豪胆さがなければ

この世界の荒波の中では生き残れねーのです。

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ダイスをシャカシャカ

各プレイヤーは5つのダイスとダイスカップを持ちます。

このダイスには1〜5の目と☆の目があります。

☆はオールマイティなので、どの数字としても扱えるのです。

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シャカシャカしたら地面に伏せます。

半か丁か!ではないですよ。

このカップの中にはそれぞれ5個ずつダイスが入っているわけですが

それら全てを合わせて「〇の目は△個以上ある!」というようなビットをします。

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皆さんも次の写真を見る前に、いずれかの目の数を予想してみてください。

例えば「3の目」は全部で何個以上あると思いますか?

 

 

そんなの分かるわけねーじゃんと思うでしょうが

まずルールとして自分の振ったカップだけは中を見ることができます。

 

また、どの目も6分の1の確率で出るわけですから(☆も含めれば6分の2)

おおまかな予想はできるのです。

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ここでは3の目が4つ、☆の目が2つ出ていますね。

つまり合計して「3の目は6個出た」という扱いになります。

 

特定のダイスの目の数を予想

そういった確率と情報とを合わせて予想したら

このボード上のマスに赤ダイスを置くという形でビットします。

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例えば「2の目は5個以上ある」と予想したならば

赤ダイスの2の目を上にして、ボード上の5のマスに置きます。

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チャレンジするか、ビットを上げるか

次のプレイヤーは「そんなにはないだろう」と思ったならチャレンジをします。

全員のダイスカップを開けて実際の個数を確認するのです。

このチャレンジで負けたほうは

実際の個数とビットした数との差の分だけダイスを失います。

(手持ちのダイスがなくなったら負け)

 

もしチャレンジをせずに受け入れるのなら、ビットを上げなくてはなりません。

ビット上げには以下の3通りの方法があります。

 

個数を上げる

個数を上げる方法です。

「2の目は5個じゃなく6個以上あると思うぜ!」

ということで、ボードの6のマスに赤ダイスを進めました。

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目の大きさを上げる

目の大きさを上げる方法です。

「2の目じゃなくて3の目が5個以上だぜ!」

ということで、赤ダイスの目を2から3に変えました。

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☆の数の予想をする

☆の数を予想する方法です。

「ところで、☆の目は3個以上あると思うぜ!」

ということで、☆の数を予想する赤いマスに赤ダイスを進めました。

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といった具合に、いくつかのビット上げ方法があるわけですが

あまり極端に上げてしまったら次のプレイヤーにチャレンジされて

自分のダイスを全部失うようなことになりかねないのです。

 

ブラフは勇気、チャレンジも勇気

ボード中央には使われていないダイスを並べておきます。

ゲーム中に失ったダイスもここに置かれるので

空きマス数を見れば、現在のカップ内の総ダイス数が分かるようになっています。

 

ミケ「はい。全部乗っていますよー」

クロ「すごー。マジシャンみたい」

ねずみ「そういうのいいから、さっさとシャカシャカしろよ!」

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シャカシャカしたら他の人に見られないようにカップの中を確認します。

☆が多く出れば戦いやすい面もありますが

そうならなかったときには、それこそブラフをかましていけばよいのです。

 

ねずみ「うむーなんかいまいちだなあ」

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人としての器が出るゲーム

ブラフをかましても見破られそうだなと思うなら

少なくとも自分の出したダイスの数を超えないようなビットをしておけば安全です。

しかしあまりにも守りに入るのはカッコよくない。

 

ねずみ「ええと、1が2個」

クロ「それはちょっとショボすぎない?」

グレー「チキンだな。相変わらず」

ミケ「人としての器がダイスカップなみやな」

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自分の出した目に極端な偏りがあったり、☆が多く出たりしたときは

思い切ったビットをすることもあります。

もちろんブラフとしてそのように装うこともあります。

 

ミケ「5が8個や」

ねずみ「ええーさすがにそんなに出ないでしょ」

グレー「いや、星を足せばあり得なくはないぞ」

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確率で考えてはいけない

チャレンジをするかどうかを確率で考えるのではなく

相手の態度や言動から見極めてこそ、このゲームの醍醐味というものです。

 

クロ「上げるよ。5が9個」

ミケ「おおっまだ行くか。やるやないか」

ねずみ「それはさすがにチャレンジ!・・いやでもなんか自信にあふれてるなあ」

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ねずみ「ええと・・・じゃあ5が10個で」

グレー「チャレンジ!」

ミケ「おいおいアホやな。5なんて全然出てないぞ」

クロ「こんなのブラフに決まってるのにー」

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堂々としていればこそブラフとは見破られない。

逆もまた然り、ということなのです。

 

じつはねずみは凄いブロガーなんだぜ!と、日頃から堂々と言っていれば

本当にそう思ってもらえるかもしれない。

ということなのです\(^o^)/

 

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