●○囲碁アート○● ねずみ宇宙流作品集

真剣勝負から生まれる芸術

立春を過ぎ、季節は新たな1年のサイクルに入りました。

宇宙は今日も規則正しく回り続けています。

 

そしてねずみは不規則な生活をしつつ、今日もネット碁を宇宙流で打ち続けています。

ブログ書いて、対局して、アニメ見て、対局して、お菓子食って、

囲碁ファンのねずみは春も夏も秋も冬も囲碁を打ちながら季節を巡るのです。

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「なんだ今日は囲碁の記事か・・・」と

興味がない人はもうページを閉じようとしているかもしれませんが

ちょっと待ってください。今回の記事を読むのに囲碁の知識は全く必要ありません。

単にアート作品を観賞するような気持ちで見ていってください。

 

ねずみ宇宙流作品集【大宇宙の大きな空間】

囲碁に興味がない人に、ごくシンプルに説明すると

囲碁を打つ人の多くが隅っこを好むのに対して、宇宙流の人は真ん中を好むのです。

すると碁盤の真ん中に空間ができて何かの絵のように見えることがあります。

 

以前にもそういった宇宙流囲碁アートの記事を書きました。

nezumileader.hatenablog.com

 

 

これ以降も面白い絵になった対局がたくさんありましたので

今回はそれらを「ねずみ宇宙流作品集」という形でまとめてみました。

(作品は全て、勝った対局での終局図です)

 

ねずみの囲碁歴は、ヒカルの碁が連載されていた頃から現在まで。

棋力は、主戦場にしている野狐囲碁で3~4段を行ったり来たりするくらいです。

nezumileader.hatenablog.com

 

 

北海道(再)

これは野狐囲碁での実際の対局画面です。

どうですか。囲碁は知らなくてもちゃんと北海道に見えるでしょう(^o^)丿

前回の記事でも北海道を載せましたが、今回のもかなり北海道感があるのでは。

下北半島がでかすぎるのが惜しいところ。

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今回載せる作品のいずれも、狙ってその形にしているわけではなく

全ては真剣勝負をした上で現れた偶然の産物です。

勝つために死力を尽くした1手1手の積み重ねから生まれたもの。

それこそが囲碁アートです。

 

宇宙に現れた生き物たち

それではさっそく行ってみましょう。まずは生き物シリーズです。

ねずみが黒番で宇宙流を打つと動物っぽい模様になることが多いのです。

 

 

リス

これは打ち終わった瞬間にリスに見えました。

小動物っぽい輪郭と、モフモフ感のあるしっぽが気に入っています。

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囲碁を打つ人なら黒が20個くらい石を取られているのが分かると思いますが

これくらい捨てる覚悟がなければ大模様は作れませぬ。

 

 

赤べこ

ちょうど丑年になったばかりのころに打ったものです。

両目の位置が柔らかい表情を醸し出しています。

黒地の中に残った白石も、良い感じで赤べこデザインの一部になりました。

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海の生き物編

サメ

どちらが頭でどちらがシッポかは、見る人によって変わりそうです。

そういう不思議さも含めた作品ということで。

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フグ

赤べこと同じく、中に残った白石がデザインに加わっています。

打ち終わったあとにフグ料理が食べたくなりました。

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ファンタジーな生き物編

ドラゴン

翼の生えた竜のイメージです。躍動感があります。

あるいは、北海道のあとにこれを載せたら九州地方に見えなくもないかと。

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クリボー

スーパーマリオに出てくるあれです。

カケツギした部分が、ちょうど両目になっています。

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ピカチュウ

左を向いたピカチュウです。真横を向いてるイメージ。

対局中は、ピッカー!ピッカー!とひらめくような手の連続でした。

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ほんわか白番。そしてトリ

ここまでは全て黒番でしたが、ここで少しだけ白番の作品も載せます。

ねずみは黒でも白でも宇宙流で打ちますが

ペースを掴みやすい黒番に比べると、白番で絵になる模様を作るのは難しいです。

 

桜まつり

白番で大模様ができたときは、花や雲のようなふわふわした形になりやすいです。

この3局はいずれもそんなホンワカ感があります。

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天元に石を打てると絵が引き締まりますが

シビアな戦いの最中に天元に1手使うのは、なかなか勇気がいります。

 

 

ふわふわな桜とは逆に幾何学的な図形になった対局です。

これほど直線のみで構成された模様になることはめったにありません。

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宇宙を飛ぶ鳥編

ラストは鳥シリーズです。トリだけに!

 

2羽ニワトリ

丸々した左のニワトリと、背中のカーブが美しい右のニワトリ。

庭には2羽ニワトリがいる、というやつです。

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ツバメ

優勝したヤクルトスワローズに敬意を表してツバメということにしました。

打っている途中から、こんな形になっていくことに驚きがありました。

ヤクルトの優勝にも驚きましたが。

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キツツキ

表情といいクチバシといい鳥っぽい足といい、これは完璧でしょう。

ねずみの最もお気に入りの宇宙流囲碁アートです。

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以上、囲碁アート「ねずみ宇宙流作品集」でした。

 

宇宙のようにスケールの大きな囲碁を打ちたいと思う気持ちそのままに

ねずみ自身もそういう人間でありたいと

新たな季節の始まりに、宇宙を見上げて思うのです\(^o^)/

 

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