厳選ボードゲーム紹介 第45回
私が夢みるとき
皆さん今年はどんな初夢を見ましたか。
ねずみは初夢らしい夢をちゃんと見たことがないので、見た人がうらやましいのです。
それにしても夢というのは不思議ですね。
自分の記憶にないような場所や人が脈絡もなく出てきたり
普段の発想では絶対に思い浮かばないようなものが浮かんできたり。
夢ってやはり異世界に繋がっているのかも?
ということで今日紹介するのは
いくつもの夢を見て思い出すゲーム『私が夢見るとき』です。
これで遊んでいるときの感覚は、まさに夢見るときの不思議感そのもの。
起きた瞬間にぱっと忘れてしまう、あのもどかしさも全く同じです。
夢のような面白さ!
ゲームのジャンルは《連想クイズ+正体隠匿+メモリー》
それぞれの良さが融合して、このゲーム独自の面白さを生み出しています。
プレー人数は4〜10人と多めですが
4人以上で遊ぶ機会があるなら、これはかなり推しておきたいところ。
楽しいし盛り上がるし笑えるし良い感じに頭を使うのもあって
非常にウケのいいパーティーゲームです。
夢カード
これは夢カードです。1枚につき2つのお題(キーワード)が上下に書いてあります。
「そうそう、夢ってこんな感じだよなあ」という絵がいっぱい。
夢カードはベッドにまとめてセットして片方のお題だけ隠します。
見えているほうをお題として使うというわけです。
夢みる人と教える人
プレイヤーの1人は「夢みる人」としてアイマスクを付けます。
これは、お題を見せないようにするためです。
夢みる人は、他のプレイヤーが次々にくれるヒントからお題を当てるのです。
砂時計が落ちるまでの2分間に正解した枚数が得点になります。
(慣れるまでは時間を倍にするのがおすすめ)
夢の精霊の役割
他のプレイヤーには「夢の精霊カード」によって役割が与えられます。
【妖精】夢みる人が正解した枚数だけ得点がもらえる
【ブギーマン】夢みる人が正解できなかった枚数だけ得点がもらえる
【睡魔】正解と不正解が同じ枚数に近いほど得点がもらえる
ということで、妖精は正解に導くようなヒントを出すし
ブギーマンは不正解に誘導するようなヒントを出すわけです。
睡魔は状況に応じてバランスを取ります。
そうしてお題に繋がるヒントも、怪しげなヒントもバンバン受けながら
夢みる人は好きなタイミングで回答していきます。
正解したカードはボードの右側に、不正解のカードは左側に置かれていきます。
夢の精霊たちの思惑が交差する
それぞれの役割が決まったら準備完了です。
すでに見えている一番上の夢カードは、アイマスクを付けた後に取り替えます。
クロ「もうアイマスクつけていい?」
ミケ「おう。熟睡しててええぞ」
ねずみ「いや、本当に寝ないでくれよ」
砂時計をひっくり返したら速やかにヒントスタート。
出すヒントを5秒以上迷ったら次の人に移るのがルールです。
お題【卵】
ねずみ「お題確認おっけ?スタート!ニワトリ」
グレー「産みたて」
ミケ「スイーツやな」
ヒントは順番にどんどん言っていきます。
これは夢みる人が回答するまで、何周でもします。
ねずみ「黄身」
グレー「白身」
ミケ「カラメルソースやぞ」
クロ「ええと、プリン?」
正解の「卵」に導こうとする妖精と睡魔。
不正解に誘導するブギーマン。
正誤に関わらず夢みる人が回答したら
カードを引き抜いて、どんどん次のお題に移っていきます。
お題【ヘリコプター】
ねずみ「プロペラ」
グレー「ホバリング」
ミケ「航空写真やぞ」
クロ「あっドローンかな」
ねずみ「くっ、絶妙にずらしやがる」
ブギーマンは1人でも強いですが、こうなると睡魔が完全に妖精側につくので
結果的にはトントンになっていくものです。
夢を思い出す
最後は夢みる人が目を覚まし、見ていた夢を1つ1つ思い出します。
もし正解したお題を全部言えれば追加で2点獲得できます。
クロ「ええと・・・空で甘いものを食べたような気がする」
グレー「1つも出てこないな」
ねずみ「まさに夢でも見たような感じだな」
実際に遊ぶと本当にみんなこんな感じになるから面白いです。
回答するほうに意識が集中していたため、自分が言ったはずの答えを忘れてしまうという。
思い出せそうで思い出せず悶える姿を見て夢の精霊たちが笑うのです。
こういうゲームで笑って遊んだあとは面白い夢を見られるかも(^O^)
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