お年玉すご!!ろく(アレンジすごろく) 新しい遊び方

アレンジした遊び方を考えてみる 第28回

「お年玉すご!!ろく」

お正月に双六で遊ぶ風習が日本にあるのは

江戸時代に流行した絵双六が、1年の運試しに使われていたことによるそうです。

なるほどなるほど。それはさぞガチ勝負になったことでしょうね(^O^)

 

令和になった今でも新年に双六で遊ぶ人は少なくないようで

以前書いた自作すごろくの記事に、昨年末あたりから急にアクセスが増えてきました。

季節と記事のアクセス数から見えることもいろいろとあるものです。

f:id:nezumileader:20211228212842j:plain

すごろくを自作するなら「カード」をたくさん作るべし - 遊びの教室とまとくんブログ

 

すごろくをアクションゲームにする

サイコロで勝敗が決まる運ゲーだからこそ、双六が運試しに使われたのでしょうが

「運は自らの手で掴むものだぜ!」という陽キャも江戸時代にいたはずです。

 

今回はそういう実力主義な人のために

すごろくをアクションゲームにするというアレンジを考えました。

イメージとしてはカーリング。自らの力量で狙ったマスにコントロールするのです。

f:id:nezumileader:20211228212847j:plain

 

金運アップ系すごろく

自力で運を掴むのであれば、止まったマスにアゲアゲな要素を入れたいところ。

例えば「金運アップマス」とかですね。

 

そこで思い付いたのは自分の駒を硬貨にするというものです。

まずは1円玉からスタートします。

そして止まったマスの効果によって、この硬貨がどんどん高価になるのです。

(1円→5円→10円→50円→100円→500円)

f:id:nezumileader:20211230202713j:plain

青いマスは金額アップ、赤いマスは金額ダウンという感じですね。

 

正月ですし、この硬貨はいっそお年玉の金額という設定にしましょう。

もらえる額がいくらになるかは自分の腕次第というわけです。

 

アレンジゲーム名は『お年玉すご!!ろく』

これはもちろん、お年玉の金額が凄い!という驚きを表現しています。

あるいはお年玉が硬貨1枚だったという驚きを表現しています( ゚Д゚)

f:id:nezumileader:20211230202716j:plain

 

コースをこうする?

さっそくコースを画用紙に描いてテストプレーしてみました。

が、これは駄目。ちまちま動かさないといけなくて爽快感がないのです。

アクションゲームにするには狭すぎました。

となると模造紙でも使って、もっと広いコースにするか。あるいは・・・

f:id:nezumileader:20211230202718j:plain

 

テーブル双六

思い切ってテーブル全体をコースにしてしまおう。

もちろん双六なので、ちゃんとサイコロを振ってゲームを進行します。

出た目の回数だけショットできるという形式です。

f:id:nezumileader:20211230202722j:plain

テーブル中央にダイストレーを置いたらコースの1部にもなってピッタリでした。

新年早々、ねずみの発想は冴えわたっております(*'▽')☆

 

マスはマスキングテープで

テーブルにマジックで色を塗るわけにもいかないので

各マスはマスキングテープを使うことにしマス。

安く買えるし簡単に貼り直したり剥がしたりできる神アイテムです。

f:id:nezumileader:20211230202725j:plain

ラインに硬貨が少しでも触れたら効果発動ということでいいと思います。

青テープは金額アップ赤テープは金額ダウンです。

 

コース設定が楽しい

コースを作成する段階から楽しいこのゲーム。

空き箱や本など、家にあるものを自由に使って好きなように作りましょう。

テーブルの大きさや形によっても変化が生まれますね。

 

デンジャラスゾーン

テーブルサイドに長い赤テープ。

強く打って超えたいところですが、強すぎると落下してしまうという

思い切りの良さと繊細さが試されるゾーンです。

テーブルからの落下は、硬貨2ランクダウンで落下位置から続けるということにします。

f:id:nezumileader:20211230202809j:plain

 

 

ボーナスゾーン

厳しいゲームだなと思わせたところで、一気に金額アップのチャンス。

ツンデレみたいなコースですね。

ただし逆走は禁止とするので、うかつに通り過ぎないように。

f:id:nezumileader:20211230202813j:plain

 

 

虎穴に入らずんば虎子を得ずゾーン

サイドから素通りすることも出来ますが

金額を上げるチャンスを逃したくないなら、リスクを負うしかないのです。

こういう場所は特例として金額2段階アップにしてもいいかも。

f:id:nezumileader:20211230202816j:plain

 

大逆転チャンス!

他のプレイヤーの硬貨を落としたら、その硬貨と入れ替わることにします。

「君の名は。システム」と名付けましょう。

こういうルールを入れておくと、最後まで勝負を諦めないモチベーションになるのです。

f:id:nezumileader:20220102213932j:plain

1円玉で500円玉を落とせばまさに大逆転。

試しに撃ってみたら1円玉がどこかに飛んでいきました。

 

 

最後は最も高い硬貨でゴールした人の勝ちです。最大500円。

もし複数のプレイヤーが同額だった場合は、より早くゴールした人の勝ちとします。

いちおう双六ですからね。

f:id:nezumileader:20211230202819j:plain

 

今回の完成ルール

といった感じで今回はこれで完成。

コースの工夫で、どこまででも面白いゲームにできそうです。

それにしてもこのキャッシュレス時代では

人数分の硬貨を用意するのが1番大変だったりして。

f:id:nezumileader:20211230202823j:plain

《使うもの》硬貨 サイコロ コース用雑貨 マスキングテープ

《プレー人数》2~4人

《勝敗》最も高い硬貨でゴールした人の勝ち。(同額ならゴールした順)

 

【基本ルール】

1円玉からスタートする。

手番にはサイコロを振って、出た目の回数だけ自分の硬貨を指で弾く

硬貨が青テープに触れたら金額が1段階アップ。赤はその逆。

すでに触れたテープに再度触れても金額は変わらない。

コースを逆走する向きでのショットは禁止。

硬貨がテーブルから落ちた場合、金額2段階ダウンで落ちた地点から再開。

他のプレイヤーの硬貨を自分の硬貨で弾き落としたら、両者の硬貨が入れ替わる。

 

以上です。

 

ちなみにねずみは運を天に丸投げする性格です\(^o^)/

今年は金運上がりますように。

 

新しいゲームを考えてみる第二部 カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ