こんなゲームもあるのかあ! 第29回
チップチップフラー
とにかく変なゲームをひたすら紹介していくこのコーナー。
もちろんその中でも、ちゃんと面白いと思うゲームを毎回チョイスしています。
今回のゲーム『チップチップフラー』も入手困難なためこちらのカテゴリーにしましたが
そうでなければ厳選ボードゲーム紹介のほうに、とっくに入れていました。
この箱絵からして、だいぶ変で面白そうな感じでしょう(*´▽`*)
カタンの作者が作ったゲーム
作者はドイツのクラウス・トイバー
世界一のボードゲームともいえる、あの「カタンの開拓者たち」の作者です。
チップチップフラーはアクション系のゲームなのでカタンとは全く趣が異なります。
それゆえ面白さのベクトルも全く異なります。
こっちはかなりアホっぽい面白さです☆
こんなに別方向でも面白いゲームを生み出してしまうトイバーさん、まじパネェっす。
ロボットと博士
はい。このゲームの主役のロボット君たちです。
にこーっとした、ドラえもんのような表情がいいですねえ(゜◡ ゜)(・◡・ )
このゲームの目的は、他のプレイヤーよりも早くフロッピーディスクを4枚集めて
自分のロボットを脱出させることです。
ディスクはロボットの背中に差し込める構造になっています。
昭和生まれの人にとっては「フロッピーディスク」という用語自体が懐かしいでしょう。
平成生まれの人にとっては何やそれって感じでしょうか。
はい。このゲームの主役の博士さんです。
博士は、アンパンマンの顔を投げつけるバタコさんのごとく
ロボットたちにフロッピーディスクを投げ渡します。
届け!フロッピーディスク
このように投げ渡します。
その様はまるで動物の群れにエサを投げ込むかのよう。
各プレイヤーは自分の担当するカラーのロボットを
直線で1回だけ動かして、フロッピーディスクを取り合います。
この写真の例では全員にチャンスがある形なので、あとはプレー順によります。
(博士ショットをした親プレイヤーから順に手番を行います)
仮にこんな形で、みんなが拾いに来たらどうするのかというと
エナジーパワーで勝負!
このようにロボットの内部に格納されたサイコロの目で勝負をします。
そう。じつはロボットの中にはサイコロを入れているのです。
サイコロの目はロボットが移動するたびに、地面のでっぱりによって変わります。
ここでは赤と緑が最も大きい目を出したので、この2体で決定戦をします。
決定戦は「1度違う場所まで移動して戻ってくる」という方法で行います。
これによってサイコロの目が変わるので、改めてサイコロ勝負になるわけです。
博士とロボットのチームワーク
フロッピーディスクを争う相手は少ないほうがいいので、落とす場所は重要です。
そのためには発射台(博士)を叩く強さを上手に加減する必要がありますが
これがなかなか難しい。
ミケ「おおらっ!」
ねずみ「うわっ、飛びすぎだって」
グレー「大谷翔平のホームランみたいだな」
クロ「オータニサーン!」
サイコロの目を計算せよ
動かすロボットを選ぶときは、当然ロボット内のサイコロの動きを考慮します。
例えば2マス動けばサイコロは裏側の目になる理屈です。
クロ「うまく乗ったー」
ねずみ「おっ、そこ最高!2歩進んで6に出来る」
ミケ「ほー見せてもらおうやないか」
ねずみ「2だ」
グレー「まあそういうもんだよな」
ミケ「お前もロボットもポンコツやなあ」
サイコロの向きが斜めになっていて上手く転がらなかったり
そもそもちゃんと記憶出来ていなかったりで思い通りの目になっていないことも。
そういうところはアナログ的ですが
逆に、しっかりと目を記憶してサイコロの向きもきちんと整えれば
必ず狙った目になるのはデジタル的ともいえます。
アホっぽいと思ってたゲームですが、意外と緻密なのかも!?(^O^)
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