Chip-Chip Hurra(チップチップフラー) ボードゲーム

こんなゲームもあるのかあ! 第29回

チップチップフラー

とにかく変なゲームをひたすら紹介していくこのコーナー。

もちろんその中でも、ちゃんと面白いと思うゲームを毎回チョイスしています。

 

今回のゲーム『チップチップフラー』も入手困難なためこちらのカテゴリーにしましたが

そうでなければ厳選ボードゲーム紹介のほうに、とっくに入れていました。

この箱絵からして、だいぶ変で面白そうな感じでしょう(*´▽`*)

f:id:nezumileader:20210509213132j:plain

 

カタンの作者が作ったゲーム

作者はドイツのクラウス・トイバー

世界一のボードゲームともいえる、あの「カタンの開拓者たち」の作者です。

nezumileader.hatenablog.com

 

チップチップフラーはアクション系のゲームなのでカタンとは全く趣が異なります。

それゆえ面白さのベクトルも全く異なります。

こっちはかなりアホっぽい面白さです☆

こんなに別方向でも面白いゲームを生み出してしまうトイバーさん、まじパネェっす。

f:id:nezumileader:20210515193039j:plain

 

ロボットと博士

はい。このゲームの主役のロボット君たちです。

にこーっとした、ドラえもんのような表情がいいですねえ(゜◡ ゜)(・◡・ )

f:id:nezumileader:20210515193042j:plain

 

 

このゲームの目的は、他のプレイヤーよりも早くフロッピーディスクを4枚集めて

自分のロボットを脱出させることです。

ディスクはロボットの背中に差し込める構造になっています。 

f:id:nezumileader:20210515193047j:plain

昭和生まれの人にとっては「フロッピーディスク」という用語自体が懐かしいでしょう。

平成生まれの人にとっては何やそれって感じでしょうか。

 

 

はい。このゲームの主役の博士さんです。

博士は、アンパンマンの顔を投げつけるバタコさんのごとく

ロボットたちにフロッピーディスクを投げ渡します。

f:id:nezumileader:20210515193051j:plain

 

届け!フロッピーディスク

このように投げ渡します。

その様はまるで動物の群れにエサを投げ込むかのよう。

f:id:nezumileader:20210515193127j:plain

 

 

各プレイヤーは自分の担当するカラーのロボットを

直線で1回だけ動かして、フロッピーディスクを取り合います。

この写真の例では全員にチャンスがある形なので、あとはプレー順によります。

(博士ショットをした親プレイヤーから順に手番を行います)

f:id:nezumileader:20210515193130j:plain

 

 

仮にこんな形で、みんなが拾いに来たらどうするのかというと

f:id:nezumileader:20210515193133j:plain

 

エナジーパワーで勝負!

このようにロボットの内部に格納されたサイコロの目で勝負をします。

そう。じつはロボットの中にはサイコロを入れているのです。

サイコロの目はロボットが移動するたびに、地面のでっぱりによって変わります。

f:id:nezumileader:20210515193137j:plain

ここでは赤と緑が最も大きい目を出したので、この2体で決定戦をします。

 

 

決定戦は「1度違う場所まで移動して戻ってくる」という方法で行います。

これによってサイコロの目が変わるので、改めてサイコロ勝負になるわけです。

f:id:nezumileader:20210515193200j:plain

 

博士とロボットのチームワーク

フロッピーディスクを争う相手は少ないほうがいいので、落とす場所は重要です。

そのためには発射台(博士)を叩く強さを上手に加減する必要がありますが

これがなかなか難しい。

 

ミケ「おおらっ!」

ねずみ「うわっ、飛びすぎだって」

グレー「大谷翔平のホームランみたいだな」

クロ「オータニサーン!」

f:id:nezumileader:20210516202056j:plain

 

サイコロの目を計算せよ

動かすロボットを選ぶときは、当然ロボット内のサイコロの動きを考慮します。

例えば2マス動けばサイコロは裏側の目になる理屈です。

 

クロ「うまく乗ったー」

ねずみ「おっ、そこ最高!2歩進んで6に出来る」

ミケ「ほー見せてもらおうやないか」

f:id:nezumileader:20210516202059j:plain

 

 

ねずみ「2だ」

グレー「まあそういうもんだよな」

ミケ「お前もロボットもポンコツやなあ」

f:id:nezumileader:20210516202102j:plain

 

サイコロの向きが斜めになっていて上手く転がらなかったり

そもそもちゃんと記憶出来ていなかったりで思い通りの目になっていないことも。

 

そういうところはアナログ的ですが

逆に、しっかりと目を記憶してサイコロの向きもきちんと整えれば

必ず狙った目になるのはデジタル的ともいえます。

 

アホっぽいと思ってたゲームですが、意外と緻密なのかも!?(^O^)

 

こんなゲームもあるのかあ カテゴリーの記事一覧 - 遊びの教室とまとくんブログ