くじ引きチェス（アレンジチェス） 新しい遊び方

アレンジした遊び方を考えてみる　第２１回

「くじ引きチェス」

《運だけで決まるゲームには戦略的な要素を加える》

《実力だけで決まるゲームには運の要素を加える》

ねずみの考えるアレンジは、だいたいこのパターンが多いです。

今回はチェスをアレンジしてみるわけですが

やはり上記の理由で、運の要素を入れたいと思ってしまうのです。

絶対勝てないと分かってる相手と喜んで戦うほど、どMではないし。

勝てるかもしれないと思えばやる気も出るし。

ようするにチェスを運ゲーにして、自分より強い人に勝てるようにしたいのです。

将棋のアレンジゲームを考えたときもそんな感じでしたが。

運と言えばくじ引きだよね

よーし、動かせる駒をくじ引きで決めることにしよう(^○^)

チェス駒の名前を書いたカードを箱に入れて、その中から引けばいいよな。

箱はエルモアのＰＩＫＯティッシュで。

アレンジゲーム名はシンプルに『くじ引きチェス』で。

オムライスはシンプルにケチャップで。

そんな感じでいってみよう。

カード内訳はクイーン１枚、ルーク・ナイト・ビショップ各２枚。

（ポーンとキングは書きません）

クイーンはレアカードっぽく装飾するのもいいでしょう。

くじ引きはポーンを動かしてから

ポーンとキングについては、くじ引きせずに動かせることにします。

そうしないとポーンのカードを引くまで他の駒が出られないですからね。

キングはくじ引きで引いてもあまり意味がないし。

ということで、最初の数手は普通のチェスのようにポーンを動かしてから

任意のタイミングでくじ引きをするという戦い方になるでしょう。 

「クイーン出ろ！」と念じながらくじを引くべし。

普通のチェスならクイーンは軽率に動かさないほうが良いとされていますが

このアレンジゲームではどんどん使っていきたいところ。

カピバラさんティッシュカバーで、抽選箱を豪華にしました(*´ω｀*)

動ける回数も運次第

さらに運で勝てる要素を増やすため、駒を何回か続けて動かせることにします。

動かせる回数は「サイコロ」か「トランプ」のいずれかを選択し決定します。 

サイコロを選択した場合

【出た目が１２３⇒１回　出た目が４５６⇒２回】 

トランプを選択した場合

【３⇒３回　Ａ⇒１回　Ｋ⇒０回（ハズレ）】

トランプは３・エース・キングの３種類のカード各４枚を混ぜて

裏向きの山にして上から引くという形です。

３回動ける可能性もあるけれどハズレを引けば動けませんので、まさに運要素です。

☆プレーの例☆

くじ引きで引いたカードはナイトでした。

動かす回数はサイコロ・トランプのいずれかから選べるので

ここではサイコロを選び、５を出しました。

４５６の目が出たときは２回動かせるので、ナイトを２回動かしました。 

なお、２つのナイトを１回ずつ動かすというのもありにします。

公開情報

くじ引きは箱が空になった時点で全てのカードを箱に戻します。

トランプは３が４枚出た時点で全てのトランプをシャッフルし直します。

くじ引きもトランプも引いたものは確認可能な情報とするので

「あと何が残ってるっけ？」と、すでに出ているものをいつでも見られます。

くじ運を活かして戦うべし

運が良ければあっという間に勝てるゲームですが

何も考えずに突っ走って勝てるほど甘くもないです。

少なくとも、くじ引き前にどのポーンを進めておくかはよく考える必要があります。

ねずみ「３引いた！ルーク３回動かせるのはでかいぞ」

ミケ「まあな。ルークが動かせるならな」

ねずみ「ホワット？」 

端っこを開けておかないとルークは出られません。

くじ引きでどのカードを引いても動かせるようにするためには

少なくとも２カ所ポーンを進めておく必要があります。

狙ったカードを引く自信があるなら、その限りではないですが。

サイコロかトランプか

確実に１・２回動くためにサイコロを振るか、３回動ける可能性に賭けてトランプを引くか。

この選択もゲーム中、常に重要になってきます。

ねずみ「なんだよ手堅いな。トランプ引けよー」

ミケ「ここはサイコロを選ぶ局面やぞ。まあねずみには分からんか」

ミケ「はいワシの勝ちー」

ねずみ「うおっ！？ビショップ速っ！」

２回動けば勝てる局面なら、２分の１の確率で出るサイコロを選ぶべきでしょう。

今回の完成ルール

といったところで今回はこれで完成。

サイコロとトランプの期待値を計算すると、サイコロがやや有利ですが

トランプは１枚引くごとに残り枚数が変わっていきますし

３を引くだけで勝てることは多いので、選択肢として釣り合っているはずです。

《使うもの》チェス　サイコロ　トランプ　くじ引き（紙と箱）

《プレー人数》２人

《勝敗》キングを取れば勝ち

【基本ルール】

ポーンとキングは通常のチェスのルールと同様に動かせる。

ポーンとキング以外の駒はくじ引きでのみ動かせる。

くじ引きで引いた駒を動かす回数は、サイコロまたはトランプによって決定する。

サイコロ（１２３⇒１回　４５６⇒２回）

トランプ（３⇒３回　Ａ⇒１回　Ｋ⇒０回）

同一種類の駒があれば行動回数を振り分けられる。

くじ引きは箱が空になった時点でリセット、トランプは３が４枚出た時点でリセットする。

その他、基本的なルールはチェスの公式ルールに準ずる。

以上です。

テストプレーをしてみたら、１ゲームが３分くらいで終わるので爽快でした。 

考えるゲームは苦手だからなあ、という人でも

くじ引きで出た駒を動かすだけなので、きっと楽しめますよ。

くじ運で強い人に勝ってくださいませ(*^◯^*)

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