アレンジした遊び方を考えてみる 第20回
「フルコンプしりとり」
しりとりって子供の遊びというイメージがあると思いますが
やりかた次第で、大人が真剣に語彙力を競える優れた遊びになり得ると思うのです。
ガチしりとりは面白い!ねずみの最近のマイブームです。
ということで今回のテーマは「しりとりをアレンジする」
何か面白いアレンジを考えて、年末年始に皆さんにも遊んでもらわねば。
最初に浮かんだアイデアは、しりとりにジェスチャーを織り交ぜるというものでした。
例えば「りんご」だったら、1人がりんごのジェスチャーをして
他全員がそれを参考に同時回答します。そして間違えた人から脱落していきます。
ねずみ「せーの、マイケルジャクソン」
グレー「マトリックス」
クロ「マトリックス」
ねずみ「あーーそうか!それだ」
この「ジェスチャーしりとり」もなかなか面白いのですが
テストプレーをしてみて、ちょっとテンポが悪いかなと感じました。
よってこの案はボツです(´・ω・`)
どうせアレンジするならワードバスケットやウォッチャくらい面白くしたいところ。
この2つはいずれも、しりとりをベースにした超面白いカードゲームです。
しりとりを協力ゲームにする
今回は、どんなアレンジであれ協力ゲームにしようと考えていました。
さっきのジェスチャーしりとりも
協力してどこまで脱落せずにいけるか、というのが当初のアイデアでした。
協力ゲームということで次に思い付いたのがこんなしりとりです。
まずは50音表を用意します。用意というか自分で紙に書けばいいですな。
「を」は使わないので書かなくていいです。
そして普通にしりとりをしながら、接続文字にチェックをいれていきます。
例えば【しりとり→りんご→ごりら】という定番の進行をしたなら
「り」と「こ」と「ら」に〇を付けるわけです。
※濁点・半濁点があってもその文字で。
全部の文字をコンプリートする
これを繰り返して全部の文字をコンプリートすることを目指すゲームなので
アレンジゲーム名は『フルコンプしりとり』としました。
また、協力プレーではありますがMVPを決めると面白いんじゃないかと。
各行を完成させた人にその都度1ポイント入り、最多ポイントの人をMVPとします。
例えば『か行』のうち「き」の文字だけチェックが入っていないなんてときに
「ほうき」等の言葉で『か行』を完成させればポイント獲得です。
そして1番最後は「ん」で終わるようにします。
これでフルコンプ達成!みんなで喜びを分かち合いましょう。
やってみると分かりますが簡単じゃあないですよ。
1人でも遊べるゲームですが、ねずみは1人ではコンプする自信がありませぬ。
できれば複数人で力を合わせるほうがよろしいかと。
「3人寄れば文殊の知恵」ってやつです。
みんなで目指せフルコンプ!
協力ゲームなので誰でも自由に回答していいと思いますが
MVP勝負にこだわるなら順番を決めてください。
その場合30秒くらい答えに詰まった時点で、次の人に回答権を譲りましょう。
ねずみ「まずは定番でいい?りんご・ゴリラ・ラッパ・パンダで」
グレー「定番はラッパ・パンツだろ」
クロ「ラクダ・ダチョウじゃないの?」
ミケ「アホやな。ライオン・ンジャメナやぞ」
皆さんの定番は?
てきとうにやっても半分くらいはサクサクと埋まっていきますが
後半には使いにくい文字が増えてきて、どんどん難しくなっていきます。
ねずみ「に、に、うむー見つからない」
ミケ「もう30秒たってるぞ」
グレー「交代交代」
残りやすい文字に注意
何回かやってみると、残りやすい文字というのが分かってきます。たぶん。
そういう文字を早めに消すのがフルコンプのコツです。
グレー「忍者」
ねずみ「おおー、出なさそうな『や』行が減った」
ミケ「ヤンキース」
クロ「【す】は、もう使ってるよ」
ミケ「【ぬ】が残ったか」
グレー「超やっかいそうなやつが残ったな」
ねずみ「【わ】で始まって【ぬ】で終わる言葉かあ」
木星と土星
どうにも言葉が出なかったら、残り文字数の記録を取って
あきらめて再挑戦しましょう。
まずは5文字以下くらいまで減らせたなら好記録ですよ。
ミケ「惑星が上手く撮れぬ。でええやろ」
ねずみ「いや、文章じゃねえか!」
クロ「それってこの前のアレ?」
実は先日の木星・土星の超大接近があった日に、望遠カメラで惑星撮影を試みました。
出先だったので三脚もなくてなかなか上手く撮れず
星を撮る難易度の高さを知りましたよ。
手ブレでカシオペア座みたいになってしまった\(^o^)/
しかしセルフタイマーを使ったり、いろいろと工夫してみることで
奇跡的に1枚だけ良い写真が撮れました。
まだ2・3重にブレて見えますが、土星の環の形がはっきりと確認できます。
あきらめてはいけない!
ということで、しりとりも惑星の撮影も簡単にあきらめてはいけない。
一生懸命考えれば突破口が見つかるかもしれませんよ。
ミケ「じゃあ割り箸はいりませぬ、でどや。よくコンビニでやな」
ねずみ「もういいやそれで。ええと割り箸は」
クロ「そんなんでいいの?」
グレー「待て!『笑う犬』があるぞ。コントの」
そして最後は「ん」に繋げばコンプリートです。
これも文字によっては苦戦することも。
クロ「そしたら、ぬらりひょんで上がり」
ねずみ「おおっすげえ!」
ミケ「ぬらりひょんが役に立った稀有な例やな」
「ぬ」で始まって「ん」で終わる言葉って、これくらいしかないのでは。
今回の完成ルール
いちおう、どんな文字からでも「ん」に繋げられることは確かめました。
皆さんも全部の文字で見つけてみると面白いですよ。
フルコンプしりとり専用シートも作ってみました。
五十音表を書くの面倒だなあ、という人はプリントして自由に使ってください。
そのほうが面倒くさいか(*^▽^*)
赤ペンで〇を付けていくと見やすいと思います。
《使うもの》筆記用具
《プレー人数》1~4人
《勝敗》フルコンプ達成で全員勝利
【基本ルール】
最初の文字はしりとりの「り」とする。(あるいは自由に選択)
しりとりをしながら接続文字にチェックを入れていく。
1度チェックした文字は接続文字に使用できない。
フルコンプの最後は「ん」の文字で終わるものとする。
回答順を決めてプレーする場合、30秒ごとに回答権が次のプレイヤーに移る。
各行の完成をしたプレイヤーに都度1ポイント入り、最多ポイントプレイヤーがMVP。
【難易度選択】
初級→2文字の言葉使用可
中級→3文字以上の言葉のみ使用可
上級→4文字以上の言葉のみ使用可
今年はこの記事がラストです。今年も1年ありがとうございました。
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たくさんの良いことが皆さまに訪れる新年になりますように。
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にこにこ笑って読める楽しい記事を、これからも頑張って書いていきますよ。
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よし!来年から本気出そう(*´▽`*)
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