多人数で出来る運動遊びの紹介 第13回
短なわ引っ越しゲーム
今回は縄跳びを使った運動遊びです。
使い勝手のいいアイテムなので生徒の人数分あると重宝します。
どんなタイプの縄跳びでもいいですが
あまりグニャグニャねじれないもののほうが、今回の遊びには使いやすいです。
ねずみ「ストップー。お茶飲んでから縄跳びだしてー」
生徒A「はーい」
生徒B「えー。ボールがいい」
ねずみ「ボールは前回やったでしょうが」
用意と練習をさせながら片付ける
縄跳びが便利なのは、先生たちが器具を片付けているあいだに
取りにいかせたり練習させたり出来るからです。
ボールと違って、あちこちに投げられてカオス状態になることもありません。
生徒K「先生つぎ何するのー」
ねずみ「縄跳びだって言ったでしょうが。マットに乗るでない」
今回の運動遊びはスペースが広いほどいいので
使わない器具は端っこにどけて、出来るだけ広い場所を確保しましょう。
ねずみ「前跳び10回やったら家を作ります。なるべく広がってー」
縄跳びで家を作る
まずは縄跳びを地面に置いて、個別に円形の家を作ります。
最初はどうしても家どうしが近付きすぎるので、広がるように指示を出します。
ねずみ「えーと、もっとあちこちに広がって。住宅街にしないで」
生徒F「やだって言ったら?」
ねずみ「やだって言うなよ!」
こんなふうに広がったらゲームの準備完了です。
ねじれやすい縄跳びだと形が崩れるので、そうじゃないもののほうがいいのです。
ねずみ「では合図したら違う家に引っ越します。縄は持っていかないからね」
違う家に引っ越しをする
スタートの合図で自由に空いている家に移動します。
これが『短なわ引っ越しゲーム』です。
最初はルールを理解するためにシンプルに移動するだけです。
というのも、ルールが分からず縄を持ったまま移動してしまう子がいたりするので。
ねずみ「Rちゃん、Sちゃん。家は持っていかないってば」
生徒R「にゃ?」
生徒S「そっかあ」
人数分の家があるので必ずどこかに入れるわけですが
最後の1人か2人になると、空いているところを探し回ることに。
ねずみ「Oくん、ネコ先生のところが空いてる」
生徒O「ご丁寧にありがとうございます」
ねずみ「え?いえいえ」
ネコ「こっちにゃー」
時間内に引っ越しを済ませる
ここからが本番です。移動時間を限定して
その時間を経過したら鬼が追いかけてくるというものです。
ねずみ「次は5秒で引っ越します。5秒したらネコ先生が追いかけてくるので捕まらないよう」
5秒のカウントは、少し早口でカウントダウンすると緊迫感が増します。
のんびりと移動するのを防ぐ効果があります。
ねずみ「なるべく遠くの家に引っ越してねー。ではスタート! 5、4、3」
生徒「うわあああぁーー」
逃げながら空いてる家を探す
5秒たっても、まだ何人かは家を探してうろうろしているでしょうから
鬼はそこを狙いにいきます。
そうなると生徒は逃げながら空き家を探すことに。
ネコ「にゃっはーー!」
生徒D「あわわ」
生徒N「やばーー」
ネコ「おらぁ!」
ねずみ「Nくんアウトー」
生徒N「うむむ。無念なり」
もし捕まったとしても
次のゲームから脱落するということはしなくていいと思います。
そうしなくても十分面白いですからね。
大きい家アレンジ
何回か遊ぶなら、複数の縄で大きい家を作るのも面白いです。
その場合は縄の本数と同じ人数まで入れることにします。
ネコ「にゃはははー!」
ねずみ「がんばれー、まだ大きい家あるよー」
縄の代わりにフラフープでも出来る遊びですが
蹴って動いてしまうことがない分、縄の方が使いやすいです。
縄跳びを使う遊びは他にもいろいろとあるので
またいずれ紹介していきます(^o^)
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