こんなゲームもあるのかあ! 第23回
ロスマンフォス
ひたすらに変なゲームを紹介していこうという、このカテゴリー。
せっかくなら見た目にも面白いものを出していきたいところ。
となれば『ロスマンフォス』を紹介しないわけにはいかないでしょう。
変なロバが出てくるゲームですからね(^O^)
この箱絵からして、どういう状況なのか分からないシュールな光景ですが
ゲーム内容も「どういうことなんだこれは!?」と
ツッコミを入れたくなるような、ぶっ飛んだものです。
2006年にドイツ年間ゲーム賞にノミネートされています。
左下にマークが入っていますね。
それだけの名作ゲームですが、残念ながら現在は入手が難しくなっています。
ジャンルとしては記憶ゲームです。加えて戦略や読み合いの要素もあります。
箱絵に描かれた通り三頭のロバが入っています。
ロバが餌食ってフンをする
このロバたちの設計とデザインが最高なんです。
見てください。このアホっぽい表情を。
こうして向い合せると、いかにもアホな会話をしているよう。
このロバたちが食うんです。エサを。
フルーツや雑穀類と思われる5色のエサチップがあります。
このように口から入る構造になっています。
ロバのうんちを手に入れよう
そして尻尾を持ち上げると
食べた分が全部まとめてフンとして出てきます。
この色チップを、最も多く獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。
どういう趣旨なんでしょうか。このゲームは( ゚Д゚)
表情は同じはずなのに、どこか気持ちよさそうに見えてしまうのは
やはりデザインの良さゆえでしょう。
ロバが餌食って歩き出す
ゲームの進行はカードによって行われます。
各プレイヤーは手番に、山から1枚のカードをめくります。
カードにはロバの絵と食べさせるエサの数、そして歩数が書いてあります。
例えばこのカードの場合、茶色のロバに3個のエサを食べさせます。
食べさせるエサは、どの色の組み合わせでも自由です。
そしてカードに書いてあった数字通り、嬉しそうに3歩進めます。
食事をして元気が出たということでしょう。
食べた色を覚え、うんちタイムに備える
このゲームは記憶ゲームなので
勝つためには、どのロバが何色のエサをどれくらい食べたか
ある程度覚えておく必要があります。
しかし、けっこうガッツリ食わせるカードがあったり
ロバが歩き回ることで記憶が混ざったりするので大変です。
そこで、意図的に特定のエサを多めに食べさせるのが戦略の1つですが
他のプレイヤーにとっても覚えやすくなるのが悩ましいところ。
いずれかのプレイヤーが「うんちカード」を引いたら
その色のロバのうんちタイムです。
手持ちのディスクを使って、自分が欲しいうんちの色を指定します。
食べたエサの色をちゃんと覚えておけば
たくさんのうんちを手に入れることが出来ますね。
ただし欲しい色が誰かと被った場合、それは均等に分けることになります。
なので、あえて2番目に多いはずの色を指定するといった駆け引きが出てくるわけです。
ロバのうんこを取り合うんこ
遊ぶ人数が多ければ、狙っている色も被りやすいので選択に迷うところ。
もっともゲームが進んでくるほど
どの色を多く食べているか、そうそう覚えていられないですが。
ねずみ「えーとあいつは確か、赤と緑が多かったはず」
グレー「これかこれで迷うなあ」
ミケ「なんでワシら、こんな真剣にうんこを取り合ってるんやろな」
さりげなく特定の色を多く食べさせておいたら
違うロバと勘違いしていた、ということはありがちです。
逆に誰とも被らず狙いが当たれば大量獲得も。
ねずみ「げっ、間違えた。こいつ1個も赤食ってねー」
グレー「クロと被ったか」
クロ「あー、グレーと被ってる」
ミケ「おっしゃ黄色うんこ独占や~」
グレー「余ったやつどうするんだっけ」
ねずみ「ん?そのままもう1回食わせるよ」
クロ「うわ・・・」
ミケ「お前、最悪だな」
ねずみ「いや、そういうルールになってるから」
誰も取らなくて残ったチップは
そのまま同じロバの中に戻すルールになっています。
とんでもないですね。
ゲームとしては非常に面白いのに
「クソゲー」という不本意な呼ばれ方をされてしまうのが悲しいところ(^-^;
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