厳選カードゲーム紹介 第25回
インサイダーゲーム
いくつかの質問に「はい」か「いいえ」か「分からない」か答えていくだけで
自分の思い浮かべた人物・キャラクターを当ててくる
『アキネイター』という、プログラムアプリがあります。
蓄積された膨大なデータベースがあるので
少しでも有名な人物なら、10個ほどの質問数であっさりと特定してくるし
かなりマニアックなキャラクターでも絞り込むようにして当ててきます。
アキネイターは本当に面白いですが
思い浮かべたものを質問で当てるというのは、それ自体がかなり面白い遊びです。
今日紹介する『インサイダーゲーム』は
マスター役になった人に、いろいろな質問をすることでお題を当てるゲームです。
ただし質問者側のうち1人は、最初からお題を知っている「インサイダー」なのです。
この要素が入ることでお題当て遊びが別次元の面白さになります。
「はい」か「いいえ」で答えられる質問
この手の遊びで基本となるのは
「はい」か「いいえ」で答えられるような質問しか出来ないことです。
そうでなければ、どんなジャンルのものかと聞いたり
頭文字は何かと聞いたりすれば簡単ですからね。
これはお題カード。
6つのお題の中から、次のカード裏に書いてある番号のものを
その回のお題として使います。
この場合は3なので「ノート」がお題になるわけです。
ノートなんて簡単なお題に思えますが
人物限定のアキネイターと違って、それが食べ物なのか動物なのか職業なのかという
ジャンルさえ質問者側は知らない状態なので
「はい」か「いいえ」で答える質問だけで、そう簡単に特定できるものではありません。
質問は何度でも出来ますが5分間という制限時間もあります。
正解に誘導するインサイダーの役割
「それは文房具ですか?」という質問に至ればノートまでたどり着けそうですが
お題カードに書かれているお題のジャンルは、かなり幅広いです。
どんな質問をすれば
「地球」とか「ピーナッツ」とか「トライアスロン」なんてお題にたどり着けるでしょう。
とてもじゃないですが5分や10分では難しいでしょう。
しかし質問者グループの中に
最初からお題を知っている「インサイダー」が、1人でもいたならばどうでしょう。
お題を特定するための質問をすることは容易です。
ただしこのゲームでは
インサイダーになった人は自分の正体を隠す必要があります。
インサイダーだとバレてしまったら1人負けだからです。
そこで、あまり露骨な質問が出来ないというジレンマが発生します。
それがこのゲームの面白さです。
インサイダーゲームで遊ぶんダー
まずは、お互いの役割が見えないように役割カードを配ります。
質問に答える「マスター」が1人
お題を知っている「インサイダー」が1人
それ以外は「庶民」です。
グレー「俺インサイダーやりたいな」
ミケ「ワシはインベーダーがやりたいが」
ねずみ「レトロゲーマーかよ!」
ここでマスターだけは役割カードを公開します。
ミケ「ワシがミスターや」
クロ「長嶋茂雄?」
ねずみ(うえっ、インサイダーか)
マスターとインサイダーはお題の確認
マスターはお題カードをシャッフルしてから1枚めくり
今回のお題を確認します。
ミケ「発表します!今回のお題は・・」
ねずみ「ちょ、発表すんな!」
次に全員が伏せて目をつぶってから
インサイダーだけが目を覚まして、こっそりとお題を見ます。
正体隠匿系のゲームでよくあるやり方です。
ねずみ(3だから・・ええと、お題はサッカーか}
「ワンナイト人狼」も、このやり方ですね。
参考にしてください。
庶民に紛れて さりげない質問を
砂時計をひっくり返して質問スタートです。
順番や質問回数の制限はないので、どんどん質問していきましょう。
5分以内にお題を回答できなければ質問者側全員の負けです。
ミケ「おっしゃスタート。質問カモン」
グレー「それは食べられますか?」
ミケ「ノー」
ねずみ「食べ物ではない、と。なるほど」
クロ「えーとえーと」
クロ「それは売っていますか?」
ミケ「迷う質問やが、イエスと言えなくもないな」
グレー「それは電気で動く?」
ねずみ(そうか・・サッカーボールじゃなくてサッカーだから難しいな)
インサイダーとしては正解に誘導する質問をしたいところですが
あまり唐突に直接的な質問をしては正体がバレます。
ねずみ「それは球技ですか?」
ミケ「イエス!(あっ、こいつか)」
クロ(あっ・・)
グレー(こいつか)
こうなるので、いきなりそんな質問をするわけにはいきません。
かと言ってずっと質問しないのも怪しまれるし、正解に向かわないので
さりげない質問で誘導したいのです。
ということで、テイク2
ねずみ「それは趣味になったりしますか?」
ミケ「イエス!キリスト」
グレー「おっ。それなんかいい質問っぽいな」
クロ「そういう方向かあ」
インサイダーは誰だ
そんなふうに要所で誘導しながら
他の人の口から正解が出るのがベストです。
クロ「分かった。サッカーだ!」
ミケ「イエス。正解」
ねずみ「そうかー。なるほどサッカーかあ(クロ、ナイスだ)」
グレー「制限時間ぎりぎりだったな」
正解が出た後は、誰がインサイダーだと思うかを投票します。
ここで最多票にならなければインサイダーの勝ちです。
ミケ「インサイダーはお前だ」
グレー「ねずみだな」
ねずみ「バカな!なぜ分かった!?」
ミケ「お前なら、もっとアホな質問してくるやろ」
クロ「変な質問がなかったからなあ」
ということで、本当に上手い人は
的外れな質問も織り交ぜることで正体を隠したりします。
「知らない人」を演じるのは難しいですよー
逆に、答えを知らないのに鋭い質問を連発しすぎて
疑われることもあるから面白いです。
インサイダーじゃないなら、自力でお題を当ててみたいですからね。
ねずみはそっちのほうが得意です(*´▽`*)
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