対局のしかたやマナーを覚えよう
さあいよいよ対局編です。
実はねずみはネット碁が主戦場なので、盤を使っての対局数はあまり多くはないのです。
それでも対局するのに差し支えない程度には、対局手順やマナー等は分かるので
今回はそういったところを含めて書いていきたいと思います。
ある程度ルールを覚えたなら、どんどん対局するのが一番ですからね。そのための手助けになれればと思います。
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囲碁のルールをこれ以上ないくらい分かりやすく解説してみる。 の検索結果 - 遊びの教室とまとくんブログ
ネコでも出来る囲碁の対局
ねずみ「それでは対局してみよう。ニギリで先行後攻を決めるよ」
クロ「にぎり?おにぎり?」
ミケ「いや、寿司のことやろな」
ねずみ「手の中に石を何個か握って、それを奇数か偶数か当てるんだよ」
ニギリで先攻後攻を決める
ニギリは級位が同じくらいの人が対局する場合に行います。
目上の人が白石を何個か手の中に握って
その石数が奇数だと思ったら黒石を1つ、偶数だと思ったら2つ盤上に置きます。
クロ「握ったよー」
ミケ「うーん、偶数やな。自信ある」
ねずみ「おっけ。数えてみよう」
ネコなので両手を使っていますが、あなたが人なら片手で握ってください(・∀・)
クロ「123・・7個かな?」
ミケ「奇数か。まあ、そうだと思ったんやが」
ねずみ「当たらなかったからクロが黒石を持って先番ね」
このように、当てたら先手番の黒石をもらえて
外れたら後手番の白石になります。
そして先手の人に黒石が渡るように石を交換したら、いよいよ対局開始です。
ミケ「最初から、じゃんけんで決めればよくね?」
ねずみ「そういう身も蓋もないこと言わないの」
クロ「ん?蓋ならここにあるよ」
マナーを守って対局しよう
クロ「よろしくお願いします」
ミケ「よろしくお願いしまーす」
ねずみ「おおっ、マナーが素晴らしい」
挨拶は大事なマナーですね。ネコだって挨拶します。
黒石を持ったクロの先手で対局が始まりました。
守備的な性格のクロは「小目(こもく)」に初手を打ちました。
広く打ちたいミケは「星」に2手目を打ちました。
小目と星
これが小目と星です。
星は盤上に9つある点のことです(これは13路盤なので5つですが)
小目はその1つ内側です。
小目のほうが壁に近い分、少し守備的です。
細かいマナーとして、黒が初手に小目を打つときは
右上スミの、この位置に打つのが良いとされています。
これは相手が右利きである場合に、打ちやすい右側を空けておくという気遣いによるものです。
ねずみ「クロは小目に2つ。ミケは星に2つか」
クロ「次、どこに打とうかなあ」
シマリとカカリ
クロ「このへんにしよう。前回習った気がする」
ねずみ「おっ、スミを守ったね。やるじゃん」
クロは右下スミを2手かけて、固く守りました。
こういう手を「シマリ」と言います。この形なら「小ゲイマジマリ」なんて言い方をします。
ミケ「ワシは攻めるぞ」
ねずみ「おっ、小目にかかっていったか」
クロ「うわー、なんかやだなあ」
ミケは自陣を守らず、相手の石を攻めました。
こういう手を「カカリ」と言います。
相手の石から1目だけ間をあけてカカるのを「一間ガカリ」と言います。
ツケヒキ定石
ミケ「ここを抑えるか」
ねずみ「おおっ!なんとツケヒキ定石になってるじゃないか」
クロ「なにそれー」
これは、相手の石にツケて引くので「ツケヒキ定石」と呼ばれる打ち方です。
ここでは黒石が白石にツケて引きました。
赤数字は打たれた順番ですが、黒の2・4がツケてヒイた手です。
囲碁にはこういった定石がいろいろあります。
定石は必ずしも覚える必要はないですが
上達の手助けになるのは間違いないです。
土地を意識しよう
今回は少し専門的な用語を出していますが
大事なのは前回までに書いたように、土地を意識することです。
次の写真で、黒の土地になりそうな場所、白の土地になりそうな場所がイメージ出来ますでしょうか。
ここまでクロは隅を意識して、ミケは中央を広く意識して打っています。
ねずみ「ちゃんと意識してるよね?」
クロ「ん、何を?」
ミケ「何や恋バナか?」
棋風の違い
クロ「ここに打ってもいいのかな?」
ねずみ「おおお、すげえ。ここで三々に入るとは!」
クロ「先生、勝手に盛り上がってるなあ」
星は広く打てる手ですが、相手に内側に入られやすいのが弱点でもあります。
クロはひたすら隅と辺を大切に、固く打っています。
一方ミケは中央に広々とスケールの大きな碁を打っています。
こうした棋風の違いも囲碁の面白さです。
ねずみ「クロは手堅いなあ」
ミケ「三々だとー。そんな手があるとは」
ミケ「ワシも真似してやる。ここだ!」
クロ「ああっ、部屋の中に打ってきた」
ねずみ「おおっ、そんなところにツケていくとは!」
いかにも黒地になりそうだった場所に打ち込んだミケの1手。
果たしてどうなるか!?この続きは次回!
ちょっとヒカルの碁みたいになってきたぞ!
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平成から令和へ
この記事が、このブログでの平成最後の記事です。
次回は令和になった5月1日に令和最初の記事を何か上げる予定です。
ありがとう平成。
ありがとう、いつも記事を読みに来てくださった皆様。
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