宮永岳彦(みやながたけひこ)アートの世界
美術館や博物館大好きなねずみです。
面白そうな展示や企画があれば、迷わず行きます。
先月は神奈川県秦野(はだの)市にある宮永岳彦記念美術館に行ってきました。
今年2019年は、洋画家宮永岳彦の生誕100周年です。
と、名前を聞いただけではどんな人か分からなくても
この絵を見れば、あっ!って思うでしょう。
誰もがきっと1度は目にしている「ぺんてるくれよん」のパッケージ絵。
この絵を描いた画家が宮永岳彦です。
秦野市立宮永岳彦記念美術館
美術館へは小田急小田原線の「鶴巻温泉駅」北口からアクセスします。
駅から美術館までは、歩いて3分もかかりません。
鶴巻温泉という駅名通り温泉で有名な場所ですが、今回は美術館が目的なので温泉には入っていません。
しかし、日本有数のカルシウム含有量を誇る名湯かあ・・・
すごく気になりますが、それはまたいずれ(*^▽^*)
駅北口を出て、道路を挟んだ向かいの小道に入ったところに
宮永岳彦記念美術館があります。
建物に入って左が常設展示室。観覧料は300円です。
右が市民ギャラリーで、こちらは期間によって催し物が変わります。
ねずみが行った日は常設展示と合わせて、市民ギャラリーでも宮永岳彦生誕100周年記念特別展をやっていましたので、両方の展示を見てきました。
休館日 月曜
開館時間 10時~19時
常設展示室観覧料 300円
市民ギャラリーでの特別展は6日間だけの開催でしたので終了していますが
写真撮影可でしたので、いろいろと撮ってきました(常設展示室のほうは撮影NGです)
宮永岳彦は実家のある秦野市ゆかりの画家として、秦野に多くの作品を残しました。
また新宿に居を移してからも、非常に多彩な作品を多方面に残しています。
宣伝・観光ポスター
これは宮永岳彦がデザインした銀座松坂屋のポスターです。
かわいい絵ですね(*´▽`*)
ぺんてるくれよんのパッケージと同じ、ほんわかした画風で
なるほどーって思いますが・・
なんと、これも同じく宮永デザインのポスターなんです。
同じ人が描いたというのが信じられないくらいに、がらっと画風が変わります。
そしてこんなポスターも。
宮永が、秦野のアトリエから銀座まで小田急線で通勤していた縁で
小田急線の観光ポスターを描くようになったそうです。
ポスターに描かれている、めちゃカッコいい特急ロマンスカー3000系も宮永のデザインしたカラーで、実際の車両にも使われています。
ぺんてるシリーズ
しかし最も多くの人が目にしている絵は、やはりこれでしょうね。
誰もが1度は使ったであろう、ぺんてるシリーズ。
こんな年表が貼られていました。数年ごとにモデルチェンジしてきたのですね。
実物も置いてありました。
豪華30色入りのぺんてるくれよん。
幼稚園のころ、色数の多いクレヨンや色鉛筆にときめいたことを覚えています。
この絵を見ると、懐かしい気持ちになる方も多いでしょうね。
ぺんてるふとパス。
クレパスというやつですね。
クレヨンとクレパスの違いは、原材料の配合割合によるらしいです。
こっちは男の子が青い服ですね。
そして色えんぴつ。
全部が色付きの芯だけで出来ているものです。
そういえばこんなのも使っていたなあ、と思い出しました。
鉛筆削りの削りカスがきれいで、意味もなく削った思い出。
宮永岳彦の多彩な作品世界
1974年、ブラジル日本文化協会の依頼により描かれたという
『皇太子・同妃両殿下御肖像画』です。
明治以降、日本人で宮内庁の正式な許可を得て天皇家を描いたのは
この作品だけだったと言われているそうです。
宮永がデザインした、秦野市文化会館の緞帳(どんちょう)
写真が撮れなかった常設展示室のほうにも、この妖精のようなキャラクターが描かれた作品がたくさんありました。
これも見れば見るほどかわいいですね。
美人画
宮永岳彦は「光と影の華麗なる世界」と称される美人画でも知られています。
うわーーこれ、凄すぎる・・・
昭和53年度日本芸術院賞を受賞した油彩画『鵬』
まさに、光と影の華麗なる世界。キラキラしてます。
ポストカード
ポストカードを売っていましたので、この4枚セットを買ってきました。
4枚とも、言葉に出来ないくらい大好きな絵です。
このシリーズで、ポストカードをもっと売っていたら、ありったけ買ったのに。
これらの絵は「チャイルドブック」の表紙に使われたということなので
見たことがある人もいるのでは。
常設展示室のほうは、さらに多彩な作品に溢れていましたよ。
撮影禁止でしたが、ものすごく写真に撮りたかったです。
もし近くに来られた際は絶対に行くべきと、強く強く推しておきます。
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