厳選ボードゲーム紹介 第21回
K2
世界で1番高い山はエベレストです。では2番目に高い山は何でしょう?
言うまでもなく、それはパキスタンにある『K 2』です。常識なので当然知っていますよね。
もちろん、ねずみは知らなかったです\(^o^)/
K 2に登ることは世界の登山家たちの憧れで、登山難易度の高さから世界最難関の山と言われているそうです。
標高はなんと8611メートルもあります。
それがどれほどのものかを知るために、ねずみも先日K 2登山を試みてみました。
ボードゲームで(* ̄∇ ̄)ノ
ということで、このボードゲームは
K 2登山がテーマのゲームです。
ねずみは基本インドアで、暑いのも寒いのも苦手なのに
そんな過酷な雪山に登ろうなどと思うわけがないのです。
が、ボードゲームでなら別です。
そういえば先日は、ヒマラヤに登頂したワンちゃんがニュースになっていましたね。
すごいなあ・・・
ねずみなんかコタツをしまうことさえ出来ないのに。
K2高い ボードでかい ゲーム楽しい こだわりすごい
このボードのでかさ!
標高の高さを感じさせます。
ゲームとは言え、頂上まで登ってやるー!
という闘争心が自然と湧いてきます。
そしてなんと、このボードには裏面もあるのです。
表は入門用の夏山。裏は上級者用の冬山です。
ゲーム難易度で季節差を表現するという、このこだわりはすごい。
移動・順応・天気予報
これは各プレイヤーに配られるカード。
これらを手札から使うことで、ゲームが進行していきます。
移動と順応の2種類があります。
移動はその数だけ登山家駒を進め、順応はその数だけ環境に順応します。
そして特に本格的だなと思ったのは、天気予報があることです。
天気も「夏天気」「冬天気」があります。
数日先の天気をチェックしながら、思いきって進んだり無理せず待機したり。
しかも天気は標高によって違うという、こだわりよう。
そのため単純に登るばかりではなく、場合によっては一時的に山を下る必要もあります。
高所に順応するという大変さ
登山に詳しくないと「順応」という概念もよく分からないのですが
リアルのK2登山では、ベースキャンプで体を慣らすことも大変な困難をともなうそうなのです。
というのも、スタートのベースキャンプでさえ標高5000メートルにあるからです。
つまり富士山(3776m)より、はるかに高い場所にあるベースキャンプで高所順応して
ようやくスタート地点に立てるという凄まじいハードルの高さ。
ゲームでも標高5000メートル・順応ポイント1からスタートして、青数字のマスや順応カードによって徐々に体を慣らしていきます。
しかし標高が上がってくるほど、慣らすどころか逆に赤数字で順応ポイントが下がっていきます。
もちろん順応がゼロになるとアウツ。ちにます(´Д`)
黄色い数字は移動に必要な数です。
この数字が高いほど移動が困難になります。
頂上付近までくると悪天候も重なり、もはや身動きすら取れなくなることも。
テントを設置することで、わずかに順応ポイントの減少を軽減できますが
それでも機を見て下山することを考えないと、ポイントが持ちません。
ゲームとはいえ、難易度の高さはハンパないです。
K2対戦記
ぷらずまさん、五位鷺さん、ねずみの3人対戦記です。最高難易度「冬山・冬天気」での挑戦。
ぷらずまさん・五位鷺さんの2人は昨今の登山ブームにのって、リアルで登山を趣味にしています。
一方ねずみは近所の坂でさえ電動自転車に頼るくらいのヘタレっぷりですが
はたしてどうなるか・・
ほどほどの順応でヒャッハーと登っていくねずみ。
移動と順応のバランスを取るぷらずまさん。
まずはじっくりと順応ポイントを貯める五位鷺さん。
性格の違いがさっそく出てきます。
2つの登山家駒
このゲームでは1人のプレイヤーが2つの登山家駒を動かします。
そして、それぞれの駒が到達した高さの合計で勝敗が決まります。
ぷらずまさんは2つの駒をバランスよく進め
五位鷺さんとねずみは、1つの駒に移動力を集中して先行させていきました。
そうすると当然、先行している登山家駒の順応ポイントだけが下がっていきます。
ヒャッハーしたねずみ駒は、あっという間にヤバイ状態に。
進むべきか戻るべきか
頂上のだいぶ手前で、テントにしがみついて耐えるだけのねずみ駒。
やっぱり順応してから登らないと無理やねえ(´・ω・`)
頂上付近に来て、まだ余力を残す五位鷺さん。
しかし頂上まで行って生き残れるかどうかは紙一重の状態。
進むべきか戻るべきか、はたして・・・
勝負に出る五位鷺さん。ついに頂上に到達!
おおお(゜o゜) 行った行った!すげえ。
その間隙を縫って後に続くぷらずまさん!
ねずみ、ただ突っ立っているだけ!
しかし引いたカードが、わずかに順応1だけ足りず力尽きる五位鷺さん。
足りていれば完勝だっただけに惜しいチャレンジでした。
結果はバランスよく進めたぷらずまさんの勝利となりました。
ねずみは特に見せ場なし。
「マラソン大会で最初だけ突っ走る人」みたいになってしまいました(´∀`∩
生と死のギリギリの緊張感をこれほど味わえるゲームは、そうはないでしょう。
登山が趣味の2人はドハマりしてるゲームですが、ねずみもこの緊張感が好きで頻繁に遊んでいます。
いまだに1回も頂上まで行けてないですがね\(^o^)/
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