ボードゲーム異種対決のルールを考える 第15回
「オセロVSバックギャモン」
これで全ての種目が2回ずつ登場しました。
毎回抽選はしていますが、すでにやった組み合わせになったら
後から引いた方の種目を引き直しています。
そろそろ囲碁VS将棋のビッグ2対決をやりたいですが
ここまで引かないならラストのカードになるのでは、という気もしてきます。
さて今回はこの組み合わせです。難易度めちゃ高そうな予感が。
オセロのホームゲーム
おっ?なんとなく収まりがいい感じ。
まだひょいひょいと並べただけですが、意外とこれで正解なのでは。
オセロは挟めば取れる。バックギャモンは踏めば取れる。
分かりやすくて良さそうです。
問題はサイコロを2つ使うバックギャモン相手では、オセロ駒はほぼ確実に踏まれてしまうことです。
なんか惜しいですが、オセロ盤では少し狭いのかもしれません。
バックギャモンのホームゲーム
というわけで今回はこっちを使います。広いフィールドで戦いましょう。
とりあえず、バックギャモン駒はこれくらいでやってみます。
サイコロ2個相手なので、オセロは手番に2手打てる。
このルールは絶対必要だと思いますが
その2手で、バックギャモン駒を挟むのはありなんだろうか。
ありだとオセロが強すぎる。なしだとバックギャモンが強すぎるような。
バックギャモンの安全地帯
そこで閃いたのが、この方法です。
オセロに挟まれたバックギャモン駒は色が変わる(ただし黒駒は再エンター)
これはオセロっぽくていいですね。以下茶色駒と呼びます。
そして、茶色駒の上は挟まれても大丈夫な安全地帯です。
これならバックギャモン側にもメリットがあるので、オセロは手番の2手でバックギャモン駒を挟むのをありにしても良さそうです。
ただし、それが出来るのは地面にいる単独のバックギャモン駒に対してのみとします。
バックギャモンは、ぼっちだと弱い。(>_<)
これはいつものことです。
といって、縦に重なっているバックギャモン駒も無敵にはしません。
山のてっぺんを弱点にします。
つまり 縦に重なっている駒で茶色に変わるのは、その中の一番上の駒だけとします。
このルールを入れた理由はですね、オセロで空中戦をやりたかったのです。
ただし、この場合は手番の2手で挟むことは出来ません。
別の手番に分ける必要があります。
茶色駒は天空の城
茶色駒は動かせません。
なので茶色の下の黒駒が動いたら空間が出来ますが、茶色駒は空中に浮かんだままにします。
これがラピュ・・「天空の城」ルールです。
次にこの列に黒駒が来たら、下の空間に入れるか茶色の上に乗せるかを選べます。
茶色駒を頂上と解釈すれば、その下は全部安全ですし
先ほど書いたように茶色駒の1つ上も安全地帯です。
実践例で説明します。
オセロがこのように2つのバックギャモン駒を挟んだとします。
この場合、左の駒は縦に重なっている駒なので何も起きません。
右の黒駒だけが茶色駒に変わります。
もう1例。
今度はこのように地面の2個とナナメの2個を挟んだとします。
この4つの中で、頂上の駒は1つしかありません。
つまり右の頂上の駒だけが、茶色に変わります。
オセロは手番に2手打てるので、もう1手で左の頂上の駒も取ればいいですね。
このように。
そして茶色駒に変えた数を、オセロの勝利条件にすれば良さそうです。
視認しやすいですし。
バックギャモンの攻撃方法
今度はバックギャモンからの攻撃について。
空中に浮いていないオセロ駒は上から踏めます。
ただし取り除けるオセロ駒は上の1つだけです。
こうなります。しかしこのままではオセロに縦に挟まれますね。
この上にもう1つバックギャモン駒が乗ったら、重さでもう1つオセロ駒を取れます。
「押しつぶしルール」とでも名付けますか。
空中に浮いているオセロ駒は、それと同じ高さか、それ以上の高さから移動してくれば踏むことが出来ます。
この場合どちらも踏めますね。
また、踏まずにオセロ駒の下に入ることも選べます。
そしてオセロは1つでも踏まれたら、次の手番で1手しか打てません。
オセロ側も攻撃を受けたらペナルティがあるということです。
オセロ駒の枚数制限
終了近くの局面。
オセロ駒はどうしても盤にあふれてくるので、どうするか迷いました。
盤を左上・右上・左下・右下の4エリアに区切って
各エリアに置くことができるオセロ駒の枚数の上限を4枚までとします。
5枚目を置くときは、先にそのエリアのオセロ駒を2枚取り除く必要があります。
今回の完成ルール
なんかものすごく大変でした。
最終的にバックギャモン駒の初期配置はこうなりました。
【オセロの勝利条件】バックギャモン駒を7個、茶色駒(別の色の駒)に変える
【バックギャモンの勝利条件】全ての駒をゴールさせる
【基本ルール】
オセロは手番に2手打てる
オセロに挟まれたバックギャモン駒は取り除かれ、別の色の駒(以下、茶色駒と表記)がそこに置かれる
オセロは手番の2手で、地面に接している単独のバックギャモン駒を挟むことが出来る
オセロは手番をパスすることが出来る。あるいは1手だけに減らすことも出来る
縦に重なっているバックギャモン駒は、挟まれて茶色駒になるのは一番上の駒のみ
茶色駒の1つ上のバックギャモン駒は、挟まれても取り除かれず茶色駒にもならない
バックギャモン駒に踏まれたオセロ駒は取り除かれる
バックギャモン駒は、空中に浮いていないオセロ駒であれば上から1つを踏むことが出来る。その際複数のバックギャモン駒が追加で乗るたびに、その下のそれと同数のオセロ駒を取り除く
空中に浮いているオセロ駒は、それと同じかそれ以上の高さから移動してきたバックギャモン駒であれば踏むことが出来る
バックギャモン駒にオセロ駒が踏まれた場合、オセロは次の手番で1手しか打てない
各エリアに置くことが出来るオセロ駒は4個までとする。5個目を置く場合は先に任意の2つのオセロ駒を取り除く必要がある
以上です。
あと6戦です。引き続きがんばります。
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