ボードゲーム異種対決のルールを考える 第11回
「バックギャモンVS囲碁」
第10回が大変だっただけに、今回も苦戦するんじゃないかという不安。
どうぶつしょうぎVSオセロ ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ
自信があったりなかったり。
この企画に限らず、気持ちが思考に与える影響は小さくないですね。
今回はこの対戦カードです。
ともかくがんばってみます(/・ω・)/
バックギャモンのホームゲーム
まずはこちらの盤で考えてみよう。仮に囲碁が先手で打つとして・・・
うむーどこに打てばいいんだ。
これはあかんな。
全くイメージがわかない
囲碁のホームゲーム
まあこっちでしょうね。9路盤です。
バックギャモン駒は外回りしか通らないから、あまり広い13路盤や19路盤はやめておきます。
過去の経験から、バックギャモン駒の数と配置はこのくらいかなと思いました。
バックギャモンの先手で。サイコロは1・3
バックギャモン駒は右上から1、左上から3進みました。
バックギャモン駒の動き方は反時計回りです。
囲碁は後手。とりあえず三々に打ってみるか。
ふむう・・・
バックギャモンはサイコロ2つだから、囲碁も2手打てないとバランス取れないな。
囲碁は手番に2手打てる。この対戦ならこれは必須でしょう。
すると、バックギャモンの進路を止めるためのサガリの連打になりました。
これはだめだ。こんなの囲碁じゃない。
囲碁は手番の2手で、2線と1線に縦に並べるのを禁止します。
2回の手番に分けるなら大丈夫です。
このルールで少しは、足の回る碁になるか。
右下に収束する問題
ん、なんかそれっぽくなってきた。良いぞ良いぞ。
囲碁は囲碁っぽいし、バックギャモンはバックギャモンっぽい。
手ごたえ出てきたぞ。悪くなさそう。
よーし。続きは明日やろう。
と、片付けるときにバックギャモン駒を碁笥の中に入れてしまいました。
うおーーーまぎらわしい( ゚Д゚)
頭の中はルールを考えるのでいっぱいだったから、これは間違えますな。
さて何日かに分けて打っていて気付いたのですが
この対戦、最後は必ずこんな形になります。
考えてみれば当たり前で、バックギャモン駒は右下のゴールに向かうわけだから
このように収束するに決まってますね。
すごく惜しいけど、このままじゃ対戦が成立しないな(´・ω・`)
ではどうするか。うーん。
バックギャモン駒の拡散
これでどうだろう。
バックギャモン駒を2種類使って、それぞれ違うゴールに向かえばいいのでは。
こういう感じですね。どちらも反時計回り。
これなら収束問題も解決するはず。
バックギャモンは2色のサイコロを交互に使って、毎回違う色の駒を動かします。
囲碁は2線に広く打つのが良さそう。
様子を見てサガリを打ったり、1子を取るのを狙ったり。
ルールがまとまってきたなり
隅っこのバックギャモン駒を、1度の手番で取るのは禁止です。
これがありだと、囲碁が有利すぎるので。
バックギャモン駒は別の色にも乗ることが出来ます。
これは味方なので当然。
ちょっと面白いのは、ここから下の茶色駒が動く場合・・・
黒駒はそのまま空中に浮かびます。天空の城。
このあと新しい駒が来たら、その上に乗ります。下の空間には入りません。
また、右の茶色駒のように、縦に並んでいるバックギャモン駒を囲碁は取れません(囲うことは出来ます)
そして、バックギャモンも縦に並んでいる碁石は踏めません。
また縦に並んでいる駒と隣り合ってる駒も取れません。
横に並んでいる駒なら取れます。
駒は縦に並べば強いのは、バックギャモン寄りのルールですね。
そして石数に関わらずバックギャモン駒を取った場合・・・
バックギャモン駒を取るために使われた碁石は全て消えます。
このルールがゲームバランスを取るのに、かなり機能しました。
取られたバックギャモン駒は、スタート側から再エンターします。
囲碁の地の数え方
バックギャモンが茶色駒を全てゴールさせる直前の場面。
バックギャモン駒は残り6マスからゴール出来ます。これはバックギャモンの基本ルール通りですね。
そして囲碁VSチェスのルールと同様、バックギャモン駒がない空間を囲碁側の地とします。
囲碁VSチェス ボードゲーム異種対決 - 遊びの教室とまとくんブログ
つまり、この赤い部分がこの時点での囲碁の地です。
28目あります。
何度か打ってみた感覚として、囲碁の勝利条件は30目くらいが良さそうです。
今回の完成ルール
バックギャモン駒の配置はこれで決定。
いずれの駒も反時計回りに進みます。
【バックギャモンの勝利条件】いずれかの駒が4個ゴールする
【囲碁の勝利条件】自分の手番で30目の地を持つ
【基本ルール】
バックギャモンはそれぞれの色を手番ごとに交互に動かす
囲碁は手番に2手打てる
縦に並んでいるバックギャモン駒およびそれに隣接している駒を、囲碁は取ることができない
縦に並んでいる碁石の場所にバックギャモン駒は止まれない
縦に並んでいない碁石の場所にバックギャモン駒が来たら、その碁石を取り除く
隅のバックギャモン駒を、囲碁は1手番で連打して取ることはできない
囲碁がバックギャモン駒を取ったら、その駒を取るために使われた碁石を全て取り除く
取られたバックギャモン駒はスタート側からエンターする
以上です
最近思うのは、ルールは作るよりも表記するほうが大変だということです。
野球のルールブックなんて分厚い本ですからね。
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