厳選ボードゲーム紹介 第14回
Pyramid(呪いのミイラ)
海外のボードゲームを集め始めて間もないころは、まだモノポリーくらいしか知らずにいたので、このゲームを知ったときは衝撃的でした。
「はー。磁石を使ってこんな面白いゲームが作れるんか・・・すっごい発想だな」
と、海外のボードゲームの多様性に驚嘆したのを覚えています。
磁石の使い方がゲームテーマと素晴らしく合致していて、
追いかけてくるミイラにビビったり、見当違いなところをうろついてるミイラに笑ったり、そんな世界観を見事に生み出しています。
特に心理の読み合いが吹き出すほど面白くて、飽きることなく何度も遊んでいます。
完成度やリピート率の高さから、文句なしに「厳選」のカテゴリーに入れるにふさわしいゲームです。
そもそもボードを起こして使うというのが斬新でした。
この立ててあるボード全体に、磁石がくっつくようになっているんです。
ミイラ役は、磁石の駒で盤を挟んで、つつつーと動かします。
小学生のとき誰でも磁石でそんな遊び方をしたことがあるでしょう。
まさにあれです。
呪いのミイラの遊び方。ミイラはけっこうのろいの
赤と青は冒険者。白がミイラです。
ミイラ役のプレイヤーだけボードの反対側にいきます。
どこかにいる冒険者の居場所を、ミイラを操作して捜査します。
どこやー、どこにおるかー(/・ω・)/ツツツー
そう。冒険者からはミイラが見えますが、ミイラ役の人は冒険者がどこにいるか見えないのです。
冒険者の目的は、ミイラに捕まらずに5つのお宝を発見すること。
冒険者は手番にサイコロをまとめてジャラーっと振ります。そして出た目の中から進みたい数を選択できます。
こういうゲームにはダイスタワーが快適。
ゲームに使える、こういう便利グッズもいずれ特集します。たぶん。
恐ろしいのはミイラの目を出すとそのサイコロをミイラに没収されてしまい、その数だけミイラがスピードアップすることです。
なんか人みたいなのがミイラ。
矢印は壁に当たるまで直進できる。
お宝を見つけたら、言わないといけない
目的カードの中に白のアヌビスがあったので、さっそく4マス進んで到着!
「お宝ゲットだぜ!白のアヌビスだぜ!」
このように目的のお宝を手に入れたときだけ、どれを見つけたかミイラ側に教える必要があります。
「ほーーー。そうかあ」ミイラ役の手番。
ミイラ専用サイコロを振る。
最大で3しかでないので、ミイラはのろい。だから呪いのミイラ。
しかしさっき冒険者がミイラの目を一つだけ出してしまったので、その分が足されて、この場合4マス進めます。
もうおわかりでしょう。さっきの冒険者がいかにアホだったか。
白のアヌビスをゲットしたと宣言した以上、冒険者の場所はバレバレです。
ここから4マスミイラを動かして、赤のプレイヤーは捕まってゲームオーバー。
正式ルールでは1人3回までライフがありますが、うちの教室ではそんなぬるいルールにはしません。即退場です。
(゚∀゚)うひゃ
そのほうが緊張感が出るので。
ということで冒険者は、十分にミイラと距離をとってからお宝を手に入れるのが基本です。
心理戦が面白い。そうとう面白い。
これはミイラに位置ばれしてる場面。ここで冒険者はサイコロから2を選択。
ここから青が2マス動いて進める場所は4カ所あります。
とりあえず遠くに逃げるか、ウラをかいて近付く方向に進むか・・・
ミイラ役「そうさなあ・・・まあウラをかいて近付いただろうなあ」
対戦相手が見知った人なら、完全に読み切ってガチャ!
捕まると磁石の駒はこんなふうになります。
ミイラ側からは見えなくても、カチャっと音がするのと、冒険者プレイヤーが絶叫するので捕まえたのがすぐに分かります。
このゲームはミイラ側も冒険者側も面白いので、プレイヤー間で入れ替わりながら何回も遊びたくなるのがいいですね。
ねずみ「今絶対ここにいるだろ。読めてるぜー」
ミケ「プッ」
クロ「クスクス」
ねずみはミイラ役をやると、いつも読みが全然当たらないので笑われるのです。
まあこっちが性格を知っている相手なら、向こうも知っているわけで。
今はタイトルが「キョンシー」に変わってリメイクされています↓
昔の名作ゲームは、リメイクされて出されることも多くなってきました。
ありがたし(*´▽`*)
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