新長田は横山光輝三国志と鉄人28号の街だった

神戸旅行記その3 横山光輝の街「新長田」

神戸旅行記3部作、今回でラストです。

 

その1・その2はこちら↓

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神戸に行く前にGoogle先生に「神戸の面白い場所」を

検索ワードを変えながらしつこくしつこく聞いてたら、ここを教えてくれました。

 

あるじゃんあるじゃん面白い場所ヾ(^▽^)

 

それが三国志と鉄人28号の街「新長田」です。

それでも、ここまで街をあげて三国志と鉄人28号を取り上げていることは

来てから初めて知りました。

作者の横山光輝先生が神戸出身なのだそうです。

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新長田回遊散策マップは現地のあちこちで手に入りますが

ここにも詳しく載っています↓

KOBE鉄人PROJECT(神戸鉄人プロジェクト)鉄人28号&横山光輝三国志(漫画家横山光輝氏の故郷(聖地)神戸)

 

マップを頼りにあちこち回る。鉄人28号や三国志の石像や

鉄人広場にある鉄人28号モニュメントです。

これはすごい!これはでかい!18メートルあるそうです。

お台場ガンダムも見たことがありますが、この迫力には驚きました(゜o゜)

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鉄人パンチ、ズドン!これは絶対強い。

ぜひゴジラと戦ってもらいたい。

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あっちもこっちも三国志

鉄人を見てから、マップを頼りに商店街を歩いていくと・・・

おおっ何かいた!?これは、関羽将軍じゃないですか!

こんなふうに街中のあっちこっちで三国志の有名キャラクターの石像を見ました。

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ここは三国志ガーデンです。もともとはここが主な展示場だったようなのですが

今は移転して跡地になっていました。

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ここはKOBE鉄人三国志ギャラリーです。

展示品もお土産も充実していて、横山光輝ファンにはたまらない場所でした。

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KOBE鉄人三国志ギャラリーのリンクはこちら↓

KOBE鉄人三国志ギャラリー 鉄人28号と三國志の展示館&グッズショップ

 

三国志のストーリーが溢れる

これは前出師の表です。

って、すごいところに貼ってあるな。

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「(前)出師の表」

蜀の諸葛孔明が先帝劉備の恩に報いるため

魏を打ち倒し、漢王朝を復興させる決意を表したもの。

 

 

張飛と馬超の一騎打ちです。昼夜を分かたず戦うも決着がつかなかった

後に同じ蜀の仲間になる2人。

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これは三国志将棋でしょうか。

展示物ですが、こういうのも欲しいなあ。

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まるで三国志ミュージアム

諸葛孔明の乗っていた車椅子。座って扇子を振って軍師気分で記念撮影ができます。

いやすごい!いろんなものが町中にあることあること。

まるで町全体が三国志ミュージアムです。

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横山光輝先生の自伝漫画もありました。

漫画家になるまで紆余曲折あったのが分かりました。

ここまで載せたどの写真も、建物の中じゃなくて全部町中にあるんですよ。

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全員見つけたい

商店街の裏道に劉備玄徳像を発見。

マップとにらめっこして探さないと見つからない、発見難易度の高い場所でした。

いっそスタンプラリーにして景品でも出せばいいのでは。

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アグロガーデン神戸駒ヶ林店前に、三国志最強武将と名高い呂布の像が。

猛将呂布と、平和な景色とのギャップがだいぶおかしい(*^▽^*)

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三国志巨大ジオラマ

そしてアグロガーデンの2階にあるのです。

今回の目玉、世界最大三国志巨大ジオラマが。

実際に見るまでは、こんな普通のショッピングセンターに

本当にそんなものがあるのかと疑ってましたよ。

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この迫力!凄すぎませんか、これは。

しかしこのジオラマが本当に凄いのは、単に迫力があるからだけではないのです。

というのも・・・

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横山光輝三国志名場面

三国志の名場面が満載なのです!それに気付いてすごくテンションあがりました。

いくつか見つけたものを紹介します。

 

まずは「桃園の誓い」から。

三国志に詳しくなくても、これは知ってるという人もいるのでは。

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「桃園の誓い」

劉備玄徳・関羽雲長・張飛翼徳の3人が桃園にて義兄弟の誓いの宴を開いた。

「我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日 同じ時を願わん」

 

 

続いて「甘露寺の十字紋石」です。劉備と孫権が願掛けして切ったやつです。

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「甘露寺の十字紋石」

劉備「我が覇業成らぬものならこの岩斬れじ、我が生涯の大望、成るものならばこの岩斬れよ!」

ズバッ!

劉備「き、斬れた」

孫権「なるほど。では予も試みてみよう」

ズバッ!

孫権「あっ斬れたヾ(^▽^)ヤッター」

劉備「おお、斬れましたな(*´ω`*)ヨカッタネー」

だいたいこんな話です。

 

 

そして三国志屈指の名場面「三顧の礼」です。 

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「三顧の礼」

劉備が諸葛孔明の庵を三度訪れ、軍師になるようお願いした。

目上の人が格下のもののところに三度も出向いてお願いするという意味の

故事成語にもなっています。

これにより劉備は孔明という天才軍師を得て

国を魏・呉・蜀の3つに分ける天下三分の計の実現を目指すこととなります。

 

 

これは趙雲が阿斗を守ったシーンです。

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「趙雲子龍、阿斗を守る」

孫夫人がどさくさで連れていこうとする、劉備の息子の阿斗を

趙雲がすんでのところで気が付いて守った。

 

 

劉備の皇帝即位と、右下は先ほど紹介した「出師の表」ですね。

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「劉備の皇帝即位」

正当な血筋であるものの自分が皇帝になることを拒んでいた劉備。

しかし漢王朝の復権のためにと、孔明に諭され皇帝になることを決意した。

 

 

温州みかんと増える左慈です。こんなものまであるとは!

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「温州みかんと増える左慈」

曹操のもとに届いた温州みかんを食べようとすると、中身がなく皮ばかりだった。

仙人である左慈が曹操をおちょくったのですが

曹操が怒って捕まえようとしても仙術でどんどん増え続ける左慈。

 

この巨大ジオラマには、名シーンぽいところが他にもたくさんありました。

詳しい人なら、まだいくらでも見つけられると思います。

 

これは孔明の罠!?

最後は諸葛亮孔明の石像です。

孔明「お気づきになりましたか」

やっと見つけたーと思ったら、高名な孔明殿に対してこの扱いは(^▽^;)

スーパーの警備員みたいになってました。目の前に自転車まで止められてるし。

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いろいろと歩き回ったためか、帰りは駅を見つけるのにずいぶん迷いました。

ちょっとほろ酔い気味の親切そうなおっちゃんが、駅への道を詳しく教えてくれましたが

方向が完全に反対で、ぐるぐる同じところを回ってしまいました。

これはもしや孔明の罠か!?

 

 

まさか最後に孔明の罠まで体験できるとは思いませんでした。最高ですね\(^o^)/

駒ヶ林駅の壁には空城の計が書いてありました。

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「空城の計」

味方の軍勢のいない空っぽの城で、入口を開けっぱなしにして琴を弾く孔明

圧倒的な軍勢を連れて向かった魏の司馬懿はこれを見て

「これは孔明の罠だ。伏兵がいるに違いない」と警戒して退却した。

 

新長田、すごい場所でした。そしてやっぱり三国志は面白いです。

横山光輝の三国志を読んだ人なら、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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