厳選ボードゲーム紹介 第11回
DiXit(ディクシット)
コミュニケーションゲームの隆盛は、ここから始まりました。
2010年ドイツ年間ゲーム大賞を始めヨーロッパ各国での数々の受賞歴。
コミュニケーション・パーティーゲームのレジェンド!
それが『ディクシット』です。
ねずみがボードゲームを集め始めたころに買ってから、
「感性を表現する」というのが楽しくて、ずっと変わらず超お気に入りのゲームです。
ゲームを通して相手の感性を知る楽しさというのは、人の楽しさそのものです。
どうしたって飽きるわけがないですね。
デザインが最高なのー
箱を開けるとそのまま得点ボードになっています。
ボードもカードもウサギ駒も、全部ほんわかしてかわいいのです(*´ω`*)
ウサギ駒は得点表示に使います。
じゃっかん不安定で、よくこけます。そこがまた萌える。
全てのカードが芸術作品
ディクシットの凄さは、なんといってもカードの美しさです。
山のようにあるカード全てに
そのまま美術館に展示できるくらいの綺麗な絵が描かれています。
撮影用に何枚か広げてみましたが
このように、どのカードも美しくユニークなものばかりです。
カードのイメージを表現しよう
まずは全員に手札として6枚ずつカードを配ります。
色々な人と遊びましたがカードを配っただけでみんな表情がゆるむのです。
なぜかって、こんな賑やかなものが配られてきたら
(*´▽`*)←こういう顔になってしまうのに説明はいらないでしょう。
さて、語り部(手番プレーヤー)は手札からカードを1枚選んで
その絵についてのイメージを表現をします。
実際にやってみましょうか。
ねずみはこのカードのイメージをこう表現しました(他プレーヤーにはカードを見せない)
ねずみ「アナと雪の女王ごっこ」
それを聞いた他のプレーヤーも自分の手札から
「アナと雪の女王ごっこ」というイメージのカードを選んで、裏向きで提出します。
それらを全て混ぜてから並べると・・・
それっぽいカードも、ちょうど良いのがなくて仕方なく出したカードも出てきました。
並べた瞬間みんながどっと笑うのが最高です。
ねずみ「さあ、私が出したアナと雪の女王ごっこは何番でしょう?」
「えっどれだ。5は絶対違うだろうが・・」
「これかこれだよなあ。いやこっちも可能性あるか」
そうして全員がチップで回答します。
結果は・・・
正解者と不正解者がいれば成功
3人のプレーヤーが正解。1人だけが外しました。
もし全員が正解してしまったら語り部には点が入りません。
それは「表現が分かりやすすぎた」からです。
逆に誰も正解しなくても、やはり語り部には点が入りません。
それは「表現が分かりにくすぎた」からです。
正解した人・不正解の人、両方がいた場合のみ語り部に得点が入るのです。
つまりディクシットの語り部に問われるのは
分かりやすすぎず分かりにくすぎずという表現です。
語り部のねずみはそれに成功したので3点ゲット。
正解した3人のプレーヤーも3点ゲット。
さらに自分のカードに投票してもらえたプレーヤーは票数分の点数をゲット。
全員が順番に語り部をして、勝利点を競います。
練習問題1
この記事を書いているとき、たまたま電話をしてきたマッキーさんに
通話で協力してもらいました。
マッキーは遊戯王カードを一緒に研究した決闘者(デュエリスト)です。
以前、同じ学童保育の先生をしてましたが
そこで生徒との関わり上どうしても遊戯王を知っておく必要があったのです。
というのがこの話 (^O^)
マッキーに写メで数枚のディクシットカードを見せたところ
マッキー「これ、顔に見える」
ねずみ「あっ!確かに。面白い発想するなあ」
なるほどーと感心したカードが、この中にあります。
さあどれでしょう?それ以外の4枚はてきとうに選びました。
練習問題2
ねずみ「アイスランドなう」
さて何番?
「このカードなら、もっと違う表現をするだろう」というのを減らしていけば
消去法でいけると思います。たぶん。
正解は後日コメント欄にて。
語り部の練習もしたい人は、それぞれのカードをどんな表現にするか考えてみてください。
このゲームは、お互いの性格を知っていれば楽しさも格別ですが
逆に初対面でもその人の独自の感性が分かって、それもまた非常に面白いのです。
ディクシットは拡張カードもたくさん出ています。
人気の高さが分かりますね。
普段は拡張セットのようなものは、あまり買わない主義なのですが
ディクシットは好きすぎて買わずにいられませんでした。
拡張では絵の雰囲気ががらっと変わって、また新鮮な気持ちで遊べるのです。
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