厳選カードゲーム紹介 第5回
成敗
ねずみは特に時代劇好きということもないのですが、
ここまで独特なテーマの作品を見せられては
「これは面白いに相違ない!」と即買いしてしまったのも致し方ないこと。
このゲームは『成敗』というタイトル通り、成敗人たちがこの世の悪を斬るゲームです。
つまり必殺仕事人ですね。
いやいや、なんやこれはー(;´∀`)
登場人物 (成敗人VS悪党)
この8人がゲームの主役である成敗人たちです。
各プレーヤーが、いずれか1人の成敗人を担当する協力型のゲームです。
夜叉丸以外の7人は固有の能力を持っています。
夜叉丸は特殊能力がない代わりに基本数値が高いのです。
そしてこれが悪党・・・
ではなく、成敗人の「裏の顔」です。
悪党を裁いた後にそれぞれの決め台詞を読みあげるまでが、成敗なのです。
悪党はこちらでした。
さすがにみんな悪そうな顔してはる(*´▽`*)
悪党側にもそれぞれの固有能力があります。
ただゲームに慣れるまでは、この固有能力を使わないでプレーする
というのも分かりやすくておすすめです。
この世の悪を裁くなり!
さて2人プレーという形で簡単にルールを書いてみます。
各キャラクターに書いてある数字は、上から
閃(スピード)・撃(攻撃力)・命(生命力)です。
そしてプレイヤー人数分の悪党を自由に選びます。
右の越後屋総兵衛は固有能力もないし、ずいぶん弱そうに見えますが
注目すべきは右上の数字です。
この数だけ、それぞれの悪党は何らかの切り札を持っています。
この黒いカードがそれぞれ手下だったり武器だったり罠だったりします。
越後屋本人は弱くても何を隠し持っているか分からないので
それが非常に恐ろしいのです。
ゲームに慣れるまでは、このカードも3枚ずつくらい減らすといいと思います。
悪の裁きかた
ルール説明のために丸腰の越後屋と戦ってみましょう。
まず、閃(スピード)を見ます。じじいより凛ちゃんのほうが速いですね。
そこで凛ちゃんが先制攻撃します。
凛ちゃんの撃(攻撃力)6は、じじいの命(生命力)3を上回っています。
よって越後屋は反撃することも出来ずに裁かれてしまいました。
最終的にこのように勝利できればいいのですが、さてどうなるか・・・
わずかな準備時間
各プレイヤーには手札が7枚配られます。
左上の数字は「時間」です。例えば2のカードを使えば2時間消費します。
準備時間は10時間しかありません。そのあいだに出来る限りの準備をしましょう。
まず一番左の「連絡」カードを試しに使ってみます。
これで悪党のカードを1枚開くことが出来ます。
見てください。
このじじい、こんなヤバいもの隠し持ってやがります。
これだけで閃(スピード)が9、撃(攻撃力)が8まで跳ね上がりました。
こんなのが7枚も隠されている恐ろしさが分かるでしょう。
こんなものは「対策」でポイします。
あぶないあぶない。
情報集めか鍛錬か
このように悪党の情報を確認したりする以外に、自身を強化するカードもあります。
調査に時間を割くか修行に時間を割くか。
10時間をどのように使うかが、このゲームの面白さです。
鍛錬!特訓!精神統一!
ちなみに、1時間消費して仲間にカードをあげることもできます。
こいつを使ってくれーQ(´▽` )
チームワークもこのゲームでは非常に非常に大事です。
10時間の準備が終わったら、誰が誰と戦うか決めてから戦闘です。
戦闘時は悪党の伏せカードを全て公開します。
用心棒やら番犬やらで強化されていますが・・・
遊興にふけって少し弱くなってますね。
悪党にも情けを
たまに、とんでもないどんでん返しがあります。
悪党だと思っていたのに「実は善人」だったのです!なんてことが。
この場合倒してしまったら負けになります。
越後屋良い人やったんやねえ。じじいとか呼んですまんかった。
以前このゲームをやった、あるプレーヤーは
「対策」カードを使って「実は善人」を取り除いてました。
「やっぱり善人じゃなかったことにして、予定通り倒そう」と。
もはやどっちが悪党なのか・・・
あとでルールを確認したら、それは出来ない方法でした。そりゃそうですな
こんなときのために「峰打ち」のカードもあります。
「お主にも家族がおるのだろう・・」
これで良い人は斬らずにすみますね。
そうして、それぞれの成敗人が勝利条件を満たすことが出来たら、
決め台詞を読むべし
最後に決め台詞を言って勝利の祝杯をあげましょう。
これを読むのが醍醐味です。
めでたしめでたし
何度やっても、あと一歩で勝てない難易度の高いゲームですが
それだけに「ぐぬー次こそ絶対勝つ!」と、非常に燃えるゲームです。
全員が総力を尽くして勝った時の嬉しさは格別ですよ。
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